エノス1:3 聖徒たちの喜び | 「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

末日聖徒イエス・キリスト教会が提供する「わたしに従ってきなさい」の聖句を学ぶために、ここではその聖句を引用している現代の預言者のお話を中心に、主に総大会からご紹介します。

今週の「わたしに従ってきなさい」

 

 

エノス1:3

見よ、わたしは森で獣を狩ろうとして出かけた。かつてわたしは、父が永遠の命と聖徒たちの喜びについて語るのを度々聞いていたのだが、その父の言葉が、そのときになってわたしの心に深くしみ込んできた。

 

 

「聖徒たちの喜び」2019年10月、D・トッド・クリストファーソン、十二使徒定員会

リーハイの孫,モルモン書の預言者エノスは,若いころに経験した目覚ましい出来事について記しています。一人,森で狩りをしていたとき,エノスは自分の父ヤコブの教えについて深く考え始めました。こう述べています。「かつてわたしは,父が永遠の命と聖徒たちの喜びについて語るのを度々聞いていたのだが,その父の言葉が,そのときになってわたしの心に深くしみ込んできた。」エノス1:3霊的な飢えを感じたエノスは,ひざまずいて祈りますが,それは昼から夜まで続く驚くべき祈りで,きわめて重要な啓示と確信,約束をもたらしました。

 

エノスの経験から学ぶべきことはたくさんありますが,今日わたしの心の中で際立つのは,父親から度々「聖徒たちの喜び」について聞いたというエノスの記憶です。

 

3年前の総大会で,ラッセル・M・ネルソン大管長は喜びについて話しました。(ラッセル・M・ネルソン「喜び—霊的に生き抜く道」 2016年10月)特に,こう述べています。

 

「わたしたちが感じる幸せは,生活の状況ではなく,生活の中で何に目を向けるかにかかっているのです。

 

……生活の中心を神の救いの計画とイエス・キリスト,主の福音に向けるなら,人生で何が起こっても,起こらなかったとしても,喜びを感じることができます。喜びは主から始まり,主からもたらされるものです。……末日聖徒にとって,イエス・キリストは喜びです。」

 

聖徒とは,バプテスマを通して福音の聖約に入り,主の弟子としてキリストに従うために努力している人々のことです。(『聖句ガイド』「聖徒」の項参照)したがって,「聖徒たちの喜び」とは,キリストのようになる喜びを意味します。

 

 

 

 

聖句とそれを引用した預言者たちの言葉2024年版(BOX)