モルモン書序文
『モルモン書』は『聖書』と肩を並べる聖典である。この聖典は、アメリカ大陸の昔の住民に対する神の導きの記録であり、この書物には完全な永遠の福音が記されている。… 聖なる御霊を通じて神からのこの証を得る人々は、その同じ力によって、イエス・キリストが世の救い主であられ、ジョセフ・スミスがこの終わりの時代の主の啓示者であり、主の預言者であることを、そして末日聖徒イエス・キリスト教会が、メシヤの再臨に先立って地上に再び設立された主の王国であることを知るであろう。
「回復と再臨の備え―わたしの手はあなたのうえにある」2005年10月、ロバート・D・ヘイルズ、十二使徒定員会
ジョセフは若いころ宗教に関して「心の中で深く考えさせられ」(ジョセフ・スミス歴史;1:8) ました。宗教の自由な地で生まれたので,あらゆる教会のうちどれが正しいのかを問うことができたのです。そして聖書が英語に翻訳されていたので,神の御言葉に答えを探し求めることができました。彼はヤコブの手紙を読んでいました。「あなたがたのうち,知恵に不足している者があれば,その人は……神に,願い求めるがよい。」(ヤコブ書 1:5)そしてそのとおりにしました。ジョセフの祈りにこたえて父なる神と御子イエス・キリストがジョセフに御姿を現されました。(ジョセフ・スミス歴史 1:11–20)この貧しい農家の少年が,この末日に古代のイエス・キリストの教会と神権を回復するよう神に選ばれた預言者だったのです。この回復は,時満ちる最後の神権時代に起こらなければならず,人が地上で得られるすべての神権の祝福を回復するものでした。神から責任を受けたジョセフの業は,地上の既存の宗教を改革したり,異議を唱えたりすることではありませんでした。かつて地上に存在し,そして失われたものを回復することだったのです。
1820年の最初の示現から始まった回復は,モルモン書――イエス・キリストについてのもう一つの証の出現へと続きます。1823年9月21日,天使モロナイがジョセフ・スミスを訪れ,「メシヤの再臨に先立って」「完全な永遠の福音」(モルモン書序文) が収められた古代の記録について教えました。金版に刻まれた記録であるモルモン書には,西半球におけるキリストの務めが記されています。ちょうど聖書が聖地におけるキリストの生涯と務めを記しているのと同様です。ジョセフは4年後に金版を受け取り,1827年12月にモルモン書の翻訳を始めました。(ジョセフ・スミス歴史 1:27–62)
