ヤコブ1:22
そして、御言を行う人になりなさい。おのれを欺いて、ただ聞くだけの者となってはいけない。
「奉仕する意志とふさわしさ」2012年4月、トーマス・S・モンソン大管長
兄弟の皆さん,世の人々はわたしたちの助けを必要としています。わたしたちはすべきことをすべて行っているでしょうか。ジョン・テーラー大管長の次の言葉を覚えているでしょうか。「召しを尊んで大いなるものとしないならば,神は,皆さんが義務を果たしていたら救えたはずの人々への責任を皆さんに帰せられます。」(『歴代大管長の教え――ジョン・テーラー』164)足を踏み外さないよう助けてあげられる人がいます。手を握り,励まし,鼓舞し,救うべき人がいます。永遠の祝福が皆さんを待っています。神権の奉仕という舞台の観客ではなく出演者となるのは皆さんの特権です。ヤコブの手紙に書かれた,心を揺り動かす勧告に耳を傾けましょう。「御言を行う人になりなさい。おのれを欺いて,ただ聞くだけの者となってはいけない。」(ヤコブの手紙1:22)
わたしたちの義務を学び,深く考えましょう。奉仕する意志とふさわしさを身に付けましょう。義務を果たすときに,主の模範に従いましょう。皆さんもわたしもイエスの歩まれた道を歩むとき,主が,ベツレヘムで生まれた子,大工の息子,かつて生を受けた最も偉大な教師以上の御方であられることが分かるでしょう。主は神の御子であり,わたしたちの救い主,贖い主であられることが分かるようになるでしょう。主は義務の召しを受けたとき,このようにお答えになりました。「父よ,あなたの御心が行われ,栄光はとこしえにあなたのものでありますように。」(モーセ4:2)わたしたち一人一人がそのように行えますように,主イエス・キリストの聖なる御名により祈ります,アーメン
