1コリント15:19
もしわたしたちが、この世の生活でキリストにあって単なる望みをいだいているだけだとすれば、わたしたちは、すべての人の中で最もあわれむべき存在となる。
「傷を負った人」2018年10月、ニール・L・アンダーセン、十二使徒定員会
心を尽くして祈ってください。イエス・キリストを信じる信仰と,主の実在や主の恵みに対する信仰を強めてください。主の言葉から力を得るのです。「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる。」(2コリント12:9)
悔い改めが霊的な特効薬であることを忘れないでください。(See Neil L. Andersen, “The Joy of Becoming Clean,” Ensign, Apr. 1995, 50–53)戒めを守り,慰め主にふさわしくあり,救い主の約束を心に留めるのです。「わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない。あなたがたのところに帰って来る。」(ヨハネ14:18)
神殿で感じる平安は,傷ついた心の痛みを和らげてくれる香油です。傷ついた心と,自分の先祖の名前を携えて,できるだけ頻繁に主の宮に参入してください。神殿では,現世での短い時間を永遠という広大なスクリーンに映し出してくれます。(1コリント15:19)
過去を振り返り,前世で自分のふさわしさを証明したことを覚えていてください。皆さんは神の勇敢な子供であり,主の助けを受け,この堕落した世での戦いに勝利することができます。かつてのように,もう一度戦いに打ち勝つことができるのです。
今度は未来を見てください。問題や悲しみは確かに実在しますが,永遠に続くのではありません。(1ニーファイ1:1、1ニーファイ18:16)なぜなら,御子が「〔御自分の〕翼に癒しを携えて」(3ニーファイ25:2)よみがえられたからです。
……
兄弟姉妹の皆さん,主イエス・キリストを信じる信仰を増し加えるならば,より大きな力と希望がもたらされることを約束します。義にかなった皆さんのために,わたしたちの心の癒し主は,主の時に,主の方法で,皆さんの傷をすべて癒してくださるでしょう。(ラッセル・M・ネルソン「イエス・キリスト—偉大な癒し主」2005年10月)いかなる不義も,迫害も,試練も,悲しみも,心痛も,苦難も,傷も,それがどれほど深く,大きく,つらいものであっても,みもとに戻るわたしたちを,両腕を広げ傷ついた御手をもって迎えてくださる御方の慰めや平安,永続する希望から,わたしたちを引き離すことはないのです。その日には,使徒ヨハネが証したように,「大きな患難をとおってきた」(黙示7:14)義人は「白い衣を身にまとって……神の御座の前に」立つでしょう。小羊は「〔わたしたち〕の牧者となって……〔わたしたち〕の目から涙をことごとくぬぐいとって下さる」ことでしょう。(黙示7:13,15,17参照)その日は必ずやって来ます。イエス・キリストの御名により証します,アーメン