1コリント14:16
そうでないと、もしあなたが霊で祝福の言葉を唱えても、初心者の席にいる者は、あなたの感謝に対して、どうしてアァメンと言えようか。あなたが何を言っているのか、彼には通じない。
「主の祈りから得られる教訓」2009年4月、ラッセル・M・ネルソン、十二使徒定員会
主は祈りの最後に,神の偉大な力と栄光を認め,「アーメン」と締めくくっておられます。わたしたちの祈りも,最後に「アーメン」と言います。様々な言語によって発音は異なりますが,意味は同じです。「心から」とか「ほんとうに」という意味です。(ヘブライ語とギリシャ語では,アーメンは,「心から」「確かに」「ほんとうに」「そのとおり」という意味である。)「アーメン」を付け加えることで,説教や祈りを厳粛に明言するのです。(黙示22:20-21参照。アーメンという言葉は,相手の言葉への合意をはっきりと認めるためにも使われた(列王上1:36参照))同意する人は,ほかの人に聞こえるように「アーメン」と言い添えます。(1コリント14:16参照)そうすることで,「わたしもそのことを厳粛に宣言します」と表明するのです。(詩篇106:48;黙示5:13-14;19:4;教義と聖約88:135参照)
主は祈られる前に,まず「無益に繰り返す」(マタイ6:7;3 ニーファイ13:7)ことを避けるように,そして「このような方法で」(マタイ6:9;3 ニーファイ13:9参照)祈るようにと弟子たちに言われました。ですから,主の祈りは従うべき規範ですが,暗記し,繰り返し暗唱する祈りではありません。主がただ望んでおられることは,わたしたちが絶えず悪に抵抗し,義にかなった生活を送るよう努めながら,神の助けを祈り求めることです。
