1コリント8:13 傷ついた兄弟 | 「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

末日聖徒イエス・キリスト教会が提供する「わたしに従ってきなさい」の聖句を学ぶために、ここではその聖句を引用している現代の預言者のお話を中心に、主に総大会からご紹介します。

今週の「わたしに従ってきなさい」

 

 

1コリント8:13
だから、もし食物がわたしの兄弟をつまずかせるなら、兄弟をつまずかせないために、わたしは永久に、断じて肉を食べることはしない。


「傷ついた兄弟」(英文)1982年4月、二一ル・A・マックスウェル、十二使徒定員会
同様に、ある人々は,私たちが王国において互いに接し,経験を通して学んでいくということを忘れています。主は,過ちを犯す私たちではありますが,互いに訓練し合うように求めておられるのです。熟練した外科医ではなく,インターンが治療するのですから,それがどのようなことになるか,よくおわかりだと思います。はからずも,相手を傷つけてしまうことがあるのです。

また,王国にはいろいろな指導法があることも,よく忘れられています。パウロは,弱い兄弟たちをつまずかせないために肉を食べないように配慮しました。それに対してバプテスマのヨハネは,イナゴとハチミツの食事をしましたが,それは一般の人々には,特にエルサレムの上流階級の人々には受け入れられないものだったでしょう。(1コリント8:13参照)

私たちはいつも「思い違い」をすることのないように気をつけなければなりません。(モルモン書ヤコブ4:14参照) どこに焦点を合わせるかは,私たち自身の責任です。強調すべきことは,ペテロがしばらくの間水の上を歩いたことでしょうか,それともすぐに溺れかけたことでしょうか。たとえ短時間であっても,ペテロのほかに水の上を歩いた人がいたでしょうか。

不完全な人々が,完全な主によって主のみ業を助ける責任に召されています。ジョセフ・スミスと行動を共にしていた人々は,彼の不完全なところを目にしましたが, 主はすでにそのことを承知していると言われました。そして,予言者ジョセフを通して啓示した事柄が真実であると証されたのです。(教義と聖約67:5,9参照)

したがって,私たちが互いの弱点に気づいたとしても,それは驚くに足らないことです。しかし,弱点を見つけて喜んでいてはいけません。欠点を喜ぶのではなく,私たちの小さな歩みに感謝しようではありませんか。間違いを犯した時は,それによって自分の成長を妨げるのでなく,そこから何かを学ぶようにしようではありませんか。