1コリント2:9
しかし、聖書に書いてあるとおり、「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心に思い浮びもしなかったことを、神は、ご自分を愛する者たちのために備えられた」のである。
「わたしの愛のうちにいなさい」2016年10月、D・トッド・クリストファーソン、十二使徒定員会
ヘレン・ケラーの生涯についての映画では,アン・サリヴァンの働きに満足しているヘレンの両親の姿が描かれています。野蛮な娘ヘレンが教え込まれ,行儀よく夕食のテーブルにつき,普通の人のように食事をし,食事が終わるとナプキンをたたむまでになったのです。しかしアンは,ヘレンにはもっともっと多くの能力があり,大きな働きができると知っていました。(ウィリアム・ギブソン,The Miracle Worker(motion picture,1962年)参照)わたしたちも,これまでに自分が成し遂げてきたことと,今あるがままの自分に十分満足しているかもしれません。しかし救い主は,人には「鏡に映して見るようにおぼろげに」しか理解できない輝かしい可能性を理解しておられるのです。(1コリント13:12)わたしたちもそれぞれ,神から授かった可能性を開花させるときに,大きな喜びを味わうことができます。それは,言葉に命が吹き込まれ,魂に光が注がれ解放されたときにヘレン・ケラーが感じた喜びに似ています。わたしたちはそれぞれ,神を愛し,神に仕え,同胞に祝福をもたらす力を得ることができます。「聖書に書いてあるとおり,『目がまだ見ず,耳がまだ聞かず,人の心に思い浮びもしなかったことを,神は,ご自分を愛する者たちのために備えられた』ので〔す〕。」(1コリント2:9)
