ローマ8:6
肉の思いは死であるが、霊の思いは、いのちと平安とである。
「主の御霊がとどまる家庭」2019年4月、ヘンリー・B・アイリング、大管長会
彼らは聖霊を感じ,自分たちが聖なる場所にいると感じたのです。皆が一致して一つとなっていると確かに感じたことでしょう。
その奇跡のような気持ちこそ,わたしたちが家庭に求めているものであり,パウロが述べた「霊の思い」から来るものです。(ローマ8:6)
今日のわたしの目的は,家庭においてその気持ちをもっと頻繁に,より長い時間感じられるように御霊を招く方法について,わたしが知っていることをお話しすることです。皆さんもそれが容易ではないことは経験から御存じでしょう。争いや高慢,罪を避ける必要があります。家族一人一人が心にキリストの純粋な愛を受ける必要があります。
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例えば,高慢を悔い改めるよう子供に呼びかけても,成果は限られています。子供たちに,自分の物をもっと寛大に分かち合うよう説得できるかもしれません。家族のだれかよりも優れていると思うのをやめるように言うこともできます。しかしそのとき「イエス・キリストへの信仰が弱まり始める」という症状が現れてくるのです。
ここに,家族と自分自身を望ましい霊的な状態に引き上げるよう,家族を導くための鍵があります。イエス・キリストが愛深い救い主であられるという信仰を増すことができるように家族を助けるとき,彼らは悔い改めたいと感じます。そうすると,謙遜が高慢に取って代わります。主が与えてくださったものに気づき始めると,もっと寛大に分かち合いたいと思うようになります。注目や脚光を浴びるために競争する気持ちがなくなっていきます。愛によって,憎しみが消え去ります。そして最終的に,ベニヤミン王によって改心した民に起こったように,善を行おうとする望みが,罪の誘惑に対するとりでになるのです。ベニヤミン王の民は,悪を行う性癖をもう二度と持つことはなかったと証しています。(モーサヤ5:2)
ですから,イエス・キリストへの信仰を築くことは,あなたの家族と家庭における霊性の低下を逆転させる第一歩なのです。霊性の低下がもたらす症状について説教するよりも,信仰を育む方が悔い改めにつながるのです。
子供たちの学びと成長を育む