ローマ1:16
わたしは福音を恥としない。それは、ユダヤ人をはじめ、ギリシヤ人にも、すべて信じる者に、救を得させる神の力である。
「強く,また雄々しくあれ」2014年4月、トーマス・S・モンソン大管長
わたしたちは皆,恐れを感じ,あざけられ,反対に遭うことがあるでしょう。わたしたち皆が世間に迎合しない勇気,原則を守る勇気を持ちましょう。妥協せずに勇気を示す人に,神はほほえんでくださいます。勇気とは,雄々しく命を差し出すことだけではなく,確固として高潔に生きることでもあると理解されるとき,勇気は力強い,魅力ある徳となるのです。わたしたちが正しい生活を送るために努力して前進するとき,あるべき姿で生きる努力をするなら,間違いなく主からの助けを受け,主の言葉に慰めを見いだすでしょう。わたしは,ヨシュア記に記されている主の約束が大好きです。
「わたしはあなたを見放すことも,見捨てることもしない。……
……強く,また雄々しくあれ。あなたがどこへ行くにも,あなたの神,主が共におられるゆえ,恐れてはならない。おののいてはならない。」(ヨシュア1:5,9)
愛する兄弟の皆さん,確固とした勇気をもって,使徒パウロと共に宣言しましょう。「わたしは〔キリストの〕福音を恥としない。」(ローマ1:16)そして,その同じ勇気をもって,パウロの勧告に従いましょう。「言葉にも,行状にも,愛にも,信仰にも,純潔にも,信者の模範になりなさい。」(1テモテ4:12)
激しい紛争は起きてはまたやみますが,人の魂を勝ち取る戦いには終わりはないのです。主の御言葉はラッパの響きのように,皆さんに,わたしに,そして至る所にいる神権者に響きわたります。「それゆえ,今や人は皆,自分の義務を学び,任命されている職務をまったく勤勉に遂行するようにしなさい。」(教義と聖約107:99)そうすれば,わたしたちは,使徒ペテロが述べたように,まさに「王国の神権者」(1ペテロ2:9参照)となり,目的において一つに結ばれ,高いところから力を授けられるのです。(教義と聖約 105:11参照)
今晩一人一人が決意をしてこの部会を後にし,いにしえのヨブと共に,勇気を持って次のように言うことができますように。「わたしの息がわたしのうちにあ〔る〕…間,……わたしは……潔白を主張してやめない。」(ヨブ27:3,5)そのとおりになりますようにへりくだって祈ります。イエス・キリストの御名により,アーメン
