ルカ23:34
そのとき、イエスは言われた、「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」。人々はイエスの着物をくじ引きで分け合った。
「信頼を取り戻す」2021年10月、ゲレット・W・ゴング、十二使徒定員会
J・ルーベン・クラーク・ジュニア管長は,こう語っています。「天の御父は子供たちを全員救いたいと思っておられるでしょう。わたしはそう信じています。……御自分の正義と憐れみをもって,わたしたちの行いには最大限の報いを,与えられるすべてを与えてくださり,その反対に,御自分が課すことのできる罰は最小限にして負わせられる,と信じています。」(J. Reuben Clark Jr., in Conference Report, Oct. 1953, 84.)
救い主が,十字架上で,御父に嘆願された憐れみ深い祈りでさえ,「父よ,彼らをおゆるしください」と無条件に求めるのではなく,「父よ,彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか,わからずにいるのです」(ルカ23:34。マタイ6:12も参照)というものでした。選択の自由にも意義があります。なぜなら,わたしたちは神と自らの前に,現在の自分の姿と,自らの知識と行動について報告する責任があるからです。ありがたいことに,わたしたちは,神が完全な正義と完全な憐れみをもって,わたしたちの思いと行いを裁いてくださることに信頼を置くことができます。
……
わたしたちの人生の旅は個人的なものではありますが,神とお互いと自分自身に対する信頼を通して,父なる神とその愛する御子のもとに,再び帰ることができます。(教義と聖約84:20)イエスは,こう招いておられます。「恐れることはない。ただ信じなさい。」(マルコ5:36。ルカ8:50も参照)預言者ジョセフがそうであったように,わたしたちも恐れず(「麗しき朝よ」『賛美歌』18番参照)天の御父の助けに頼ることができますように。愛する兄弟姉妹,そして友人の皆さん,どうかもう一度,信仰と信頼を,主があなたに今日約束しておられる奇跡に,目を向けてください。イエス・キリストの聖なる御名により,アーメン
