Holy Week マタイ27:27-30 いばらの冠, 栄えの冠 | 「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

末日聖徒イエス・キリスト教会が提供する「わたしに従ってきなさい」の聖句を学ぶために、ここではその聖句を引用している現代の預言者のお話を中心に、主に総大会からご紹介します。

復活祭の一週間

 

 

マタイ27:27-30
それから総督の兵士たちは、イエスを官邸に連れて行って、全部隊をイエスのまわりに集めた。 そしてその上着をぬがせて、赤い外套を着せ、 また、いばらで冠を編んでその頭にかぶらせ、右の手には葦の棒を持たせ、それからその前にひざまずき、嘲弄して、「ユダヤ人の王、ばんざい」と言った。 また、イエスにつばきをかけ、葦の棒を取りあげてその頭をたたいた。


「いばらの冠, 栄えの冠」(英文)1991年4月、ジェームズ・E・ファウスト、十二使徒定員会
大工だったイエスはとげのある木についてよく知っておられたことでしょう。子供のころから, 木の扱い方を間違わなければ, とげで苦しむようなことはめったにないということも知っておられたと思います。また, とげは小さくても刺されば痛く, それによって大事なことに気持ちが向けられなくなるということも知っていました。イエスが受けられた苦しみにもとげが幾分か関係しています。

「総督の兵士たちは, イエスを官邸に連れて行って, 全部隊をイエスのまわりに集めた。

そしてその上着をぬがせて, 赤い外套を着せ, また, いばらで冠を編んでその頭にかぶらせ, 右の手には葦の棒を持たせ, それからその前にひざまずき, 嘲弄して, 『ユダヤ人の王, ばんざい』と言った。

また, イエスにつばきをかけ, 葦の棒を取りあげてその頭をたたいた。」(マタイ27:27-30)

おそらくこの残酷な行為は, 皇帝が月桂冠をかぶるのをまねた悪意に満ちたからかいだと思われます。こうしてキリストの頭にいばらの冠がかぶせられました。キリストはこの苦しみを,自分に約束された偉大な賜のひとつとして受け入れました。いばらが, アダムのために地がのろわれたときの神の怒りを象徴していることを考えると,言うに言えない感情を覚えます。しかしその冠を頂くことによって, イエスはいばらを栄光の象徴に変えられました。エミリー・ディキンソンはこれを次のように表現しています。

「その貴き人はだれも求めぬ冠を求め, いばらの冠を栄光の冠に変えた。」(トーマス・H・ジョンソン編「エミリー・ディキンソン全詩集」pp.703-704) キリストは人に与えることのみを考えておられました。したがって世の称賛もあざけりもその働きを変えることはできませんでした。

救い主は肉体を持つ者として, 私たちが味わう苦しみのすべてをご存じでした。キリストは人間のすべての弱さを知っておられました。みずから苦しみを受けられることにより, 私たちを悩ます, すべてのとげ, あざみを理解されたのです。