ヨハネ5:39
あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
「聖文―救いを得させる神の力」2006年10月、ロバート・D・ヘイルズ、十二使徒定員会
「地から叫ぶ者の声」とともに,主の預言者は今日,地上のわたしたちに,聖文を研究するようにと呼びかけています。聖文にすがり,聖文によって歩み,聖文によって生き,聖文を喜びとし,聖文を味わってください。ほんの少しだけかじるのではだめです。聖文は,救い主イエス・キリストのみもとへ導き,「救いを得させる神の力」(教義と聖約68:4) なのです。
もし今日,救い主がわたしたちの間におられたら,かつて地上におられたときと同じように聖文から教えてくださるでしょう。ナザレの会堂で,「預言者イザヤの書が手渡されたので,……イエスは,『この聖句は,あなたがたが耳にしたこの日に成就した』と説きはじめられた。」(ルカ4:17,21) 後に,パリサイ人とサドカイ人が難しい質問をしたとき,「イエスは答えて言われ〔まし〕た,『あなたがたは聖書も神の力も知らないから,思い違いをしている。』」(マタイ22:29) また,主が復活された後,エマオへ行く途中,「〔弟子たち〕は互たがいに言った,『道々お話しになったとき,また聖書を説き明あかしてくださったとき,お互の心が内に燃えたではないか』」と。(ルカ24:32) 当時も今もなお,主の弟子たちの耳には主の御言葉がはっきりと聞こえます。「聖文を調べなさい。この聖書は,わたしについてあかしをするものである。」(欽定訳ヨハネ5:39から和訳) これは聖霊による証です。なぜなら,「聖霊の力によって,あなたがたはすべてのことの真理を知る」(モロナイ10:5) からです。
