マタイ4:18-20
さて、イエスがガリラヤの海べを歩いておられると、ふたりの兄弟、すなわち、ペテロと呼ばれたシモンとその兄弟アンデレとが、海に網を打っているのをごらんになった。彼らは漁師であった。 イエスは彼らに言われた、「わたしについてきなさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう」。 すると、彼らはすぐに網を捨てて、イエスに従った。
「クリスチャンとして,キリストのような特質を高める」2012年10月、ロバート・D・ヘイルズ、十二使徒定員会
キリストの二人の弟子の経験について考えてみましょう。
「イエスがガリラヤの海べを歩いておられると,ふたりの兄弟,すなわち,ペテロと呼ばれたシモンとその兄弟アンデレとが,海に網を打っているのをごらんになった。彼らは漁師であった。
イエスは彼らに言われた,『わたしについてきなさい。あなたがたを,人間をとる漁師にしてあげよう。』
すると,彼らはすぐに網を捨てて,イエスに従った。」(マタイ4:18-20)
現代のクリスチャンとしてわたしたちには,ペテロとアンデレのように,たじろぐことなく即座に,しかも果敢に行動する機会があります。「彼らはすぐに網を捨てて,イエスに従った」のです(マルコ1:18)。わたしたちも自分の網,すなわち世俗的な習慣や慣習,因習を捨てるように求められています。また,自分の罪を捨て去るように求められています。「〔イエスは〕群衆を……呼び寄せて,彼らに言われた,『だれでもわたしについてきたいと思うなら,自分を捨て,自分の十字架を負うて,わたしに従ってきなさい。』」(マルコ8:34) 罪深い行動を自制することは悔い改めの第一歩です。悔い改めは心の中に大きな変化をもたらします。それは「悪を行う性癖をもう二度と持つこと〔が〕なく」なるような変化です(モーサヤ5:2)。
改心と呼ばれるこの心の変化は,救い主を通してのみ可能です。イエスはこう約束されました。「もし人がわたしのもとに来るならば,わたしは彼らに各々の弱さを示そう。……わたしの前にへりくだるすべての者に対して,わたしの恵みは十分である。もし彼らがわたしの前にへりくだり,わたしを信じるならば,そのとき,わたしは彼らの弱さを強さに変えよう。」(エテル12:27) わたしたちがキリストにあって心を新たにするとき,わたしたちの本質が変わり,もはやこれまでの習慣へ戻りたいとは思わなくなります。
