猛暑な週末は膝のプチ故障もあってノーランで過ごしました。
たまにはそんな週末があってもいいよね
馬蹄形レポは三分割し②は新潟ー群馬県境の開放感ある稜線歩きの区間です。
茂倉岳から先は笹平まで一気に標高差400mほど下りが続きます。
但し快適に走れる平坦な区間は少なく熊笹が生い茂り足下に石が突き出したりしているのでトレッキングポールで確認しながら慎重に下りました。
40分程下った所から茂倉岳を振り返る。
反時計回りだとここの登りが後半の試練の場となります。
1594mの笹平から1759mの武能岳への上り返しが暑い
登る途中、縦走装備のシニアパーティーをパス
何とか這い上がるように
10:54 武能岳 時々雲の影に入り新潟県側から吹く風でクールダウンできました。
縦長な武能岳山頂を
高山植物を撮りながらゆっくりと進む
武能岳の下りから中央に見える黒い山小屋が蓬ヒュッテ
左の尖った山は大源太山、右は通過予定の七ッ小屋山
反時計回りのトレイルランナー数名とスライドしました。
この時間帯なら余裕で馬蹄形コンプリートでしょう。
11:30 蓬峠に建つ蓬ヒュッテに到着
西黒尾根登山口から6時間半もかかってしまいました。
※昨年の梅雨明け同月の所要時間が5時間43分
その時は蓬峠から土樽駅へ下山したので装備は半分ほどの低負荷だったので単純に比較できませんが…
補給水の残りは半分以上の2.5Lと食料も残っていたのでヒュッテ前のベンチに座って持参のチーズバーガーとピーナッツパンを二個補食
※貴重な水場が蓬ヒュッテから土樽側に10分ほど下った所にありますが
※昨年下山途中で利用した水場
蓬ヒュッテから往復25分はかかります。
補給水を2L程に減らして登ってここまで往復して補充しても所要時間は変わらなかったかもですね。
水場の水を当てにして来て水が枯れていた時の肉体的精神的ショックは計り知れませんが…
ボディバッテリーは半分以下ですが時間も午前中だし翌日が日曜日なので土樽or土合へエスケープする選択肢はなくて
11:37蓬ヒュッテを背にして後半戦突入です。
1544m分岐で左折するとシシゴヤノ頭経由で大源太山登山口へ下山できます。
笹原の道は続き七ツ小屋山へは上り
朝日岳から白毛門までの稜線は結構ギザギサしていますね。
この3時間半後に朝日岳を通過します。
左を向くと越後湯沢の街並みと岩原スキー場が見えます。
清水峠に下る前に七ッ小屋山を越えなければなりません。
「上越のマッターホルン」大源太山が間近に迫っています。
12:23 七ッ小屋山通過
バックの谷川岳からここまで4時間7分
送電線の鉄塔が見える辺りまで下ると清水峠です。
笹薮は深いところでも腰丈以下だし足下の登山道は見えているので迷いません。
レインスパッツを装着して入山しましたが茂倉岳の下りで既にドライだったので蓬ヒュッテで外して収納しました。
飲み水が切れたら最悪ここの雪渓の雪をマイボトルに詰めて持って行くか?
大源太山の東壁、切れ落ちています
いつかこのルートで岩原まで下ってみたいです。
清水峠が見えて朝日岳にかかっていた雲が消えました。
13:02清水峠 三角屋根のJR監視小屋の裏側の日影で15分休みました。
その先の白崩避難小屋は狭そうなので中を覗いた事はありません
さて馬蹄形時計回りで後半の正念場、朝日岳まで標高差400mの上りに入ります。
一ノ倉岳から続いた開放的な笹原はここまで池ノ窪の池塘を過ぎると見通しの悪い低木帯に入ったので熊鈴を鳴らす。
清水峠から50分でまだ標高1700m
来た道を眺めながら給水休憩
歩き始めてから9時間半が経過して疲れて休憩間隔も狭くなっていく
朝日岳まで残り半分、標高差200m
ジャンクションピーク目前の木陰の岩場に遂に腰を降ろて大休止
巻機山へ続く稜線を見ながらラストのパン食休憩
15:08 ジャンクションピーク
清水峠からの1時間50分(休憩2回込み)もかかってしまいました。
※馬蹄形ハーフの時の上りタイム1時間15分より35分超過
清水峠からはソロの縦走者数名とスライド
ジャンクションピークから朝日岳までは木道で
15:26 朝日岳 静かな山頂を独占
土合橋から朝日岳をピストンした時は白毛門まで90分で到達していたので
17時白毛門を目標にして早々下山にかかります。
※飲料残が1Lになってしまったので白毛門まで500mlと取水制限を始めました。
<③へ続く>