もうすぐ咲きます
最初ケ峰(標高=285m)
実施日・・・・令和6年3月28日(木)
目的地・・・・和歌山県紀の川市
メンバー・・・W..S.T.C 28名
(男性=14名 女性=14名)
移動手段・・公共交通機関 (JR、コミュニティバス)
コースタイム
窪バス停 9:20~~百合山登山口 スタート 9:45~~~
11:05 展望広場(昼食) 11:35~~~
11:45 最初ケ峰山頂 12:00~~庄前峠 12:20
今日の山行は、今年のはじめ、年間計画で決まっていた。
3月28日 桜満開の日。 その心算であったが、和歌山の桜は何処も花を開いていない。
最初ケ峰は、百合山の頂上にあって、山道にはミニ版の四国八十八箇所の祠が並んでおり、、百合山の中腹には桜の木が公園をつくり、山道からは紀の川の蛇行、そして名産の桃の園・あらかわの桃源郷が眼下に広がる。
私たちはこの日、勿論、桜が主であるが、この頃の天候不順から桜の開花が遅い。
紀三井寺のソメイヨシノ・標本木の開花宣言も4月に入ってからになるようだ。
今日、会員のみなさんも桜をみたかったでしょうが、我慢して集まってくれた。
会員28名がみんなリュックを背に4ヶ月ぶりの笑顔があった。
最初ケ峰山行が始まった。
スタートからしばらく緩やかな車道を上ると、八十八箇所霊場への小径が現れる。
ここで参拝すると本場の四国と同じご利益が頂けるとのこと、私は
14年前、本場で満願しているが お参りは何度でも嬉しい。
会員の皆さんも祠に向かって真剣に手を合わせる。
登山口では御大師様に迎えられて・・・
コース説明
第28番 大日寺
白モクレンが満開でした
ビューポイント
世間遺産の奥の院・篠山寺
世間遺産をネット検索・・「大切なもの」「未来に残したいもの」
この合流点で八十八巡礼の逆打ちをされているグループと出会う
逆打ち・・第88番から反時計回りに巡拝すること
4年に一度のうるう年に「逆打ち」して功徳を積む
霊場を上りきると辺りは一気に明るくなる。 広場だ。
広場の周りには桜の木が並んでいる。 参加者は当たり前のように桜の木を眺めている。 まだまだ満開は先の先のようだ。
この日はやっぱり広場に来る人達は少ない。満開であれば家族連れ、職場の皆さんで一杯、楽しい宴が見られたのに・・・
この憩いの広場から、紀の川の蛇行が見える。川の両側には田畑や民家があって自然の中でいきる姿が見下せる。
ここはさすがに和歌山「朝日・夕陽100選」の場、絶景だ。
「きれいね」 と言う声がアチコチから聞こえる。
山道にはとっくに春が来ている。
森は一層緑色を濃くしている。時々ウグイスのさえずりも聞こえる。
「和歌山朝日・夕陽100選」のモニュメント
広場で早めの昼食タイム
頂上には「最初ケ峰」の標識がひっそり立っている。
確かに桜はきれいだが、それよりも山頂でみんなと会えてお話ができる。
これ! 最高ね! これが一番よ!
そんな心がみんなの顔からうかがえる。
山頂では10分の滞在で下山態勢に入った。
お疲れさまでした。
三等三角点(点名・竹房)
お疲れさまでした
歩 数・・・・・7979歩
行動時間・・・・・3時間
私の四国歩き遍路満願成就への覚え書き
四国八十八箇所巡礼の証
日 程 平成21年(2009)2月23日~平成22年(2010)12月20日
(巡礼+高野山)
回 数 21回 (巡礼+高野山)
日 数 63日(巡礼+高野山)
距 離 1142km(巡礼通し打ち)+25km(高野山) 交通費 約240,000円
(和歌山市発で
前回終わった地点まで公共交通機関で移動)
宿泊費 41泊 約217,000円
(基本的に遍路宿利用・・バス車中泊、船中泊含む))
その他費用 納経関係費用が必要
覚 書 * 区切り順打ち(1番札所から順にj巡拝
最後は高野山にお礼参り
* メンバー・・中谷さん、前田さん、(故)谷口さん、私
* 教本・・「四国遍路ひとり歩き同行二人 地図編」
著者で、へんろみち保存協力会の創始者でもある
・宮崎建樹氏のこの本を頼りに全行程を迷うことなく
遍路道を歩かせていただきました。
巻末には、宿泊施設一覧表やお寺へのアクセス、
札所から札所までの距離なども掲載され、計画を立
てるには大変優れた教本でした。
2010年私たちの最後の巡礼時、宿の女将さんから
本著者の宮崎建樹氏が、遍路道の調査活動中に
遭難され亡くなられた。という訃報に接し四人で悲し
んだ思い出があります。
宮崎さん、同行ありがとうございました。
* 接待の文化
四国に上陸すると、何となく心穏やかな気持ちになり
清々しく巡拝できました。
四国の人々は老若男女問わず、私たち遍路を
温かく迎えてくれました。
見知らぬ方から果物や飲み物、手づくりティッシュペ
、 ーパーケース、無料休憩所、和田老人会の方から
お茶とお菓子の接待など行く先々で身に余るおもて
なしをいただきました。
お接待を頂いたときは、お礼として納札をお渡しする
のが、伝統になっているようです。
私も初めての体験でした。
最後に 四国歩き遍路の経験は私の宝ものになりました。
巡礼から14年経った今も元気に日々を過ごし、感謝
の気持ちでいっぱいです。 合掌