蟻んこを踏むガキ
ど~も、こんばんわ。
高橋宙無です。
“海の日”が過ぎ、海開きの後は何を開けば夏になるのかというところまで押し迫ってきた今日この頃、いかがおすごしでしょうか。
先週、
小沢役のバッコンをお手伝いしたんですが、完全に不完全燃焼です。
どんな内容かと申しますと、小沢は主人公ひとみの彼氏。
つまり、恋に堕ちてフォーリンラブしなければいけない。
ひとみと小沢はどちらもミュージシャン。しかもプロにはなれなかった。
小沢はバンド時代に挫折をした。
つまり、昔のバンドメンバーが成功して、挫折した小沢の前に登場、彼をケチョンケチョンにしたところを、同じ境遇を共感できるひとみに助けられ、二人は理解し合い、小沢はひとみに対して特別な感情が生まれるのではなかろうか。
アーメン。
ということで、
俺は成功した昔のバンドメンバー。
とにかく小沢をケチョンケチョンにしなければ。
しかし!うまくいかない。
嫌味が効力を発揮してない。台詞でもそうなんだが、嫌味を言おうとすればするほど嫌味じゃなくなってくる。
そして、小沢が今の自分をしっかり受け入れてる(ように見える)
未練とかネェー(ように見える)
てかスゲー素直でいいヤツ、普通の男ならウザくて反抗してきてもいいだろうに、ホント小沢役の越智くんがいいヤツだからスゲーやりづれえ(自分の責任なんだけど)
しかし!まさにここがバッコンの難しいところ。
いくら小沢の即興だからといって、やっているのは越智という人間。
役になりきって即興というのは、考えるよりもかなりハイレベルなことであり、この反応が役なのか自分自身なのかなんて、かなり判断が難しい。
とどのつまり、越智君自身をケチョンケチョンにしなくてはならない。
さぁ、あたしはかなり焦って来ちゃいましたよ。
人間を挫折や屈辱と同等にどん底に突き落とすには、手っ取り早く相手の人間性や根本のナイーブなところを踏み潰してやればいい。
彼の容姿、性格、考え方、全てを否定していく。
声に出す瞬間に震えそうになる。
それは、少なからず俺自身が彼を見て考え出した言葉だから。
『これ、嘘でもきついだろうな』
と思ってしまったら、ダメになってしまう。必死に心を鬼にする。
彼自身を否定され始めてから、確実に彼の表情が変わったのが見て分かった。
弱い部分に手を突っ込めたのが感じた。
『行ける!、今だ、潰せ!畳み掛けて潰しちまえ!』
俺の頭でランドした。
しかし、握りつぶすことが出来なかった。
気づかぬうちに、摑みかけたものが手から消えていた。
焦った。焦って取り戻そうとしても、もう何処に行ったかさえわからない。
言葉が空を切っていく。
俺はバッコンで彼の得たいものをパーフェクト与えることが出来ず終了。
最悪な気分ですね。
『いい人は悪役を出来ない』
とよく言うが、俺は絶対そうは思わない。
『弱いやつは悪役が出来ない』んだ。
俺はとにかく強くなりたい。
最高に悪いやつを演じたいから。
また再来週。
クラシック
宮下 純です。
さて、今回の私の役はピアニスト。
だけど、ジャンルの指定はなかったので、なんとなく、ジャズとかでもアリかな、と思っていました。
だけど、自分がクラシックが元々好きなこともあって、やっぱりクラシックかな、と。
と、いうことで、結構聴いています。
でも、意外とピアニストを限定しても見つからないんですね~(--;
今年の初めの頃、ひたすらクラシックが流れる映画ばかりを観ていましたが、やっぱりクラシックはいいですねぇ。
心の奥底を揺さぶられる感覚がします。
全ての感覚を表現できるような、言葉以上のものを感じます。
と、考えると、やっぱり芸術家は感情豊かなんですね。
ただ、自分の顔や言葉で示すのは苦手で、全てを音楽に託してしまう。
いろんな気持ちを持っているのに、表現するとキツくなってしまう。
うん、そんな「郁代」が作りたいなぁ。
じゃあ、何処で、実は繊細なのだ、という所を表現するか。
理想は指で表現できたらいいのだけれど。
でも、まずは「郁代」の像をしっかりと掴まなくてはね![]()


