2週間超の好都合な東京研修を終え、18時すぎホテルを出る。
新幹線のぞみに揺られること約5時間、午前0時前に小倉に着いた。
宿がとれない。
聞くと明日あさって、市政最大の祭りがあるとのことだ。
初小倉、いきなり彷徨う俺。
野営の準備を進めていたが、ある方に呼ばれRoyaumeビル5Fに向かうことになった。
Royaumeビル・・・噂では小倉一の不夜城らしい。
全体がスナックやラウンジで成り立っている。
午前0時すぎ熱帯夜、大荷物を引きずりながらエレベーターの中へ入る。
たまたま乗り合わせた着物美女が話しかけてきた。
「すごい荷物ですね」
「はい」
「お仕事でこられたんですか」
「はい、そんなところです」
若干のたわいもない会話が続いた。
表情は明るく、こちらに興味を示してくれているようである。
旅の疲れが癒される。
この女性(ひと)が向う先の5Fのホステスさんだったら・・・。
淡い期待を寄せたが、2Fのボタンを押し笑顔で挨拶して出てった。
ちょっとショック。が、それは九州の玄関口北九、その小倉の街と女への幻想を抱かせてくれるには充分なもてなしだった。

2013.8.3(土)@A級小倉 ハナ~1回目ラス、野球拳迄

朝の光を浴びて魚マックで食事。
ちなみに魚マックとはメインストリーム「魚町銀天街」に在るフツーのマクドナルドである。
書を捨て街へ出る。
『阿Q正伝』ならぬ『AQ小倉』を求め、俺はすでに魯迅となっていた。
モーホー映画館「名画座2」の角を曲がるとスト小屋発見。
なんと午後1時までの入場3,000円。
いきなりの3,000客とは安い!
中国の貧しい農村庶民阿Qでなくても入りたくなる価格帯だ。
入店。
2Fに上がって行く。
雰囲気がなにげに晃生ぽいか。
若林美保さんのストDVDで観ていた通り、丸盆が花道で串刺しになっている。
その花道の突端正面に陣取ったのだが、実は丸盆周りが最善、ツウの席だった。
本ステに置かれたTVもどかされ(古いV(畳部屋でのSM)が放映されていた)、ショーが始まる。
通常午後1時頃の開演が、今日は暑くて祭りもあるため12時40すぎからスタートに。
外での祭りに対抗し、この8頭週「踊り子浴衣祭り」と銘打っていた。

1景 南かずさ
昨年3結蕨以来。
このときのレポにもあるよう若いのにタッチショーをしているのが目を引いた。当時、ちゃっかり自分もタッチしていることがわかる。
さてこの度は浴衣で登場。北九州音頭を踊った。

2景 橘真帆
ステージでお逢いするのは7頭道後ぶり。なお客席では7中ミカド“咲ラストステージ”で拝見した。
豚陶器の蚊取り線香を盆に設置。
浴衣姿で寝転びながらウチワで仰ぎ、ご当地雑誌「九州Warker」を見る。
そして、それ参照に行き先ひらめき出かける演目。

ポラ。
小倉はオールポラ千だった。
そして小倉客は容易にポラを買わない。
盆上トークによりポラタイムを長引かせる橘嬢。
「目が合ったからといって買ってとは言わないから安心して」
「正面を向いてもぼんやり目をそらされるのはなお悲しい」
その刹那、場内パッと暗転し、青いライトで照らされる。
シリアスな空間に。
「そういうのはやめて~!」
いきおい苦笑する真帆さんに、場内笑い。
投光さんのナイスな演出が光った。

3景 華月漣

 

6結まさご以来。意図してる訳ではないが今年よく会っている。
毎回3コ演し以上と、なかなか観せてくれる姐さんだ。
今回も当然のように未見の作。
浴衣を脱ぎ、ベッドでの見せ場は選曲もいい。
なかなかのものだった。

ここで一息。
A級小倉の特色だが、ベッド時本ステ背面の幕が開き、壁一面の鏡が現れる。
これによりベッド時における場内一帯の様子が見てとれるのだ。
息を飲み踊り子に見入る客たち。
スト本能の光景は圧巻絵巻物を遥かに凌駕する。
濃密な空間であるその刻は、まさに一大スペクタルである。

4景 雪見ほのか
今香盤やはり見モノはここだろうか。
手に赤い小手を充て茶摘み娘の格好で舞をみせる。
頭巾にモンペ姿で盆を持ち、冷たい飲茶(ヤムチャ)を入れる。北九名産だそうだ。
その飲茶、本ステ角手首に大数珠をつけてる兄ちゃんにふるまい乾杯するほの。
兄さん、飲んでいいものか慄きながらも、口につける仕草までは行う。
ベッドでは季節外れだが安定感ある雪見ベッドを見せてくれた。

ほのポラ。
ポラ売りに苦戦する今日、ほの客の善戦により比較的よく売れた。
雪見だいふくのポラ曲が流れる中、夏風邪をひいてガラガラ声のほの。
「1回目の終わり、アトラクションコーナーは野球拳。踊り子さんを脱がしてあれれーなことも」
「そこでのほのは、セクシーでダイナマイトなボディを露わに・・・・略してSDH、
 セクシー・ダイナマイト・ホノー!!
ほのたんが回転しながら本ステ中央ポーズを決めると、刹那暗転。先の青い照明が。
独自の姿が照らし出され、客爆笑。
「おもしろかったー?!皆わらってるーーー」
これには自分も笑ってしまった。
ポラを終え、冷飲茶を盆に移すほの。
「おいしかったー?」
・・・頷く兄さん。

「全然飲んでないでしょ!!」

下から突き上げるような目つきでその兄さんを見るホノに客爆笑。
いやはや、声を出して笑ってしまった。
さすがSNA高校筆頭生徒だ。

トリ 小宮山せりな
SNA高校次峰、せりなさんがトリだった。
キュートでセクシーなチャイナ風忍者“レッド”である。
激しいダンスだ。
助走をつけJUMP、自分の前の花道突端まで迫る。
メイクも以前よりかっこよくなっており、トリの勢いを感じさせる。
いやー、、、これほどのものとなっていたとは・・・。
一皮、いや二皮剥けていた。
いい意味期待を裏切られるとはこのことだ。
幕引き最後本ステ中央でのポーズ、汗がかるく煌き美しい。
ロックの意地を見せつけたMVPステージングアクトだった。

サファリーパークコーナー
合ポラ。
華月漣さんの
「お祭りでイカ焼き千円で買うより、ポラ千円買うほうがいいんだよー!!」
の声に促され数人が合ポラ購入。
パチフィナもあった。

アトラクションコーナー
さぁ、A級小倉名物“野球拳”だ。
勝てば無料招待券が手に入る。負けても2,000円割引券が。
先ず踊り子さんの数だけジャンケン大会にて挑戦客が選抜される。
予選である。
野球拳に出場できるのはこれを突破した猛者のみ。
その先は客がどうなろうと建前上ガチだ。
花道一線上、そこは戦場の滑走路の如し。
対戦する踊り子さんはオール浴衣。

 【♪MUSIC スタート♪】
 や~きゅう~ぅ、す~るなら~そういう具合にしやしゃんせ~
 アウトッ!セーフ!よよいのよいっ!
 よよいっのよいっ!!


満州関東軍の振付を披露する俺。

「キゃぁ~~~~!」
「わぁ~~~~」
「勝ったーー!」
「踊り子ツエぇーーーーー!」

様々な歓声、奇声、雄叫びが上がる。
勝って「ベェ~」と小舌を出す小宮山さん。特にかわいい。
互いに負けられない総力戦。
この日のための勝負パンツならぬ勝負ふんどしを締め直す。
俺は真夏の戦士、ガ島第二師団と化していた。

↓ 小倉駅、おりてすぐ。こんな場所においそれとこんな基地が・・・
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↓ 『南十字星~神々たちの償い~』左の画は間違えても載せられない!
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↓ 1919=イクイクAQ小倉。渋谷の109とは大違いの場へ
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↓ 女性ならぬ精女、いや性女。先のビジホ青葉は初心者向けのハッテン場か?!

 

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↓  ついに見えたAQ!今や絶滅危惧種。九州に1件だけのスト劇場
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↓ スーパーアイドルHIKARUちゃん。去年までのスペシャルショートカットだ

 

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↓ AQ名物野球鳥ならぬ野球拳。トリ後のアトラクションコーナーは大盛り上がりだった
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↓ ソプ街を知るため迂回したが、実は駅からすぐ。小倉といえばAQだろ!
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