近所の桜が咲き始めた頃、風邪をひいてしまい、外出ができないまま散ってしまいました。
去年は、家族がインフルでもコロナでも私は1度もかからなかったのに。。
そんなわけで、桜を追いかけがてらの登山。
日程−2024年4月16日
登山ルート−箱根湯本駅→湯坂山→城山→大平台駅
距離−7.2㎞
標高−547m(湯坂山)670m(城山)
タイム−4h(撮影・休憩含む)
ソメイヨシノと山桜は、城山頂上付近でまだ見頃の数本がありました。
大平台のしだれ桜は、いつも都内の桜より1週間程後に満開になり、今年も見事でした。
繊細な花弁を重ねた八重の枝垂れ桜。
しなやかな枝に淡い桜を乗せて風に流れていました。
魅入ってしまい時間も遅くなり、大平台駅から登山鉄道で戻りました。
ソロ登山の良さは、自分のペースでいられる所。
人に合わせて無理する事なく、人を頼る事も一切できません。
「けっこう来たな〜」「よし」「はー疲れた」
独り言の多くなる自分に気がつきました。
気兼ねなく自然とこぼれる言葉に、心の凝りもとれてゆくように感じます。*゚+
登山中、私は不思議な感覚になります。
山の環境は、現実離れしています。。
疲れの中で見る美しい光や鳥の囀りは、恐いくらいに優しく感じ。。
偵察機のように虫が次々やって来たり、でたらめに曲がりくねった木々の根は、突然動きを止めた地球外の何かみたいに思えます。。
普段見ている庭や店先の花と違い、野生の花は何か訳知り顔。。
桜の絨毯はどこまでも続いて、どこかへ誘われているようでした。
山頂では、麓とまるで違う大量の冷たい風が吹いていました。