ブログをはじめるにあたり、最初の文章に悩んだ挙句、昔適当に書き溜めた文書をそのままアップした。


実にこっ恥ずかしいものだ。

やけに気取っているし、コピー&ペーストのせいで行間はなくなり、文字も大きく、読み難いったらない。


そんなでも、あえて訪ねて下さった方々には限りない感謝を。

駄文を見せてごめんなさい。

(といっても、もう読んではくださらんだろうが)



気を取り直して、どうせメモ書き代わり、適当に書こうと思う。



最近、やる夫関係のまとめブログをよく読んでいる。


やる夫というのは、2chで有名なAAで、このキャラクターを使っていろいろな作者が書いている

物語、これが結構面白い。



もともと2chは結構前にやっており、ラウンジクラシック(ランクラ)が盛況だったころはそこの住人だった。

その後、株板、ライトノベル板、カップル板などに移ったので、AAといえば山崎渉くらいしか知らないが


やる夫の話はオリジナルからゲームのあらすじ、歴史もの、学術など幅広く、AAの発展や

2chにいる鬼才の多さに、毎回楽しみながら読んでいる。


ちなみに、やる夫で学ぶ喫煙、というのもある。かなりわかりやすいので面白い。







その中のひとつに、私が何度も読んでしまうものがある。



http://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-276.html


(「それにつけても金のほしさよ」殿より)



『大学者プリニウスとローマ人の誇り』





やる夫系といいながら当のやる夫は一こましか出ないのだが、それより内容が面白い。


作者殿はお坊様らしく、そっちの本業の話も面白いのだが、こっちは短編で簡潔にまとまっている。



古代史に燦然と輝き、今の欧米を作り上げた柱の一つ、古代ローマ帝国。

カエサルが構想し、アウグストゥスが作り上げた帝国が、5人のユリウスとクラウディウス、「4皇帝」、

そして1人のフラヴィウスに統治された後、時代はユダヤ王女との悲恋で有名なティトゥス帝の時代。



ミセイヌの艦隊司令を勤める、『博物誌』を著した学者プリニウス・セクンドゥスが

その生涯最後に挑んだ敵との、戦いの物語である。





博物学とファンタジィの両分野に計り知れない遺産を残した大学者、プリニウス。

彼は学者であると同時に政治家であり、勇敢な騎兵指揮官であり、軍人だった。


そんな彼は、神話を髣髴とさせる大災害に対し、果敢に人々の救助を決断する。


目の前に広がる、地獄のような光景におびえる部下たちに、彼は堂々と語りかける。



物語のクライマックスでもあるため、詳細を書くのは控えるが、一文のみ引用するのを

許していただきたい。





「諸君、幼いころ、彼ら英雄の活躍に胸をときめかせた日々を思い出してほしい-今が彼らになる時なのだ。」




目の前には古今未曾有の大災害。市民を助けるどころか、自分たちも生きて帰れるか分からない。

死にたくない、逃げ出したい、誰もが、たとえ訓練を積んだ精鋭でもそう思う。



しかし、過去の歴史や物語の中にいる人々は、そんな絶望的な状況でも果敢に挑んでいった。

プリニウスの演説は、恐怖を持つ人間に、現実に挑む一片の勇気を与えてくれる。





この話が書かれて何年も経って、日本や外国は再び未曾有の震災に巻き込まれた。

私を含め、家族や親戚、友人を亡くした方も多いだろう。


そんな中、必死で救助活動に当たってくれた自衛隊・米軍ほか、多くの人々。

生徒や部下を命を懸けて逃がした教師や上司。

最期まで人々を守ろうと、津波の正面に立ち向かっていった警察官や消防団の人々。

自身の蓄えの中から幾ばくでもと、物心両面の支援に動いてくれた人々。



彼らの中には、言葉こそ違え、荒れ狂うナポリ湾で艦隊を率いたプリニウスと、

同じ気持ちがあったと思う。





いずれ東海大地震が起きるという。今回は助かったが、私とていつ天災という非日常に巻き込まれるか分からない。



無論死にたくはない。



しかしせめて、もし死地に立つことがあったら、この物語のプリニウスと同じ心で

災害に挑みたいと思っている。




なかなか取り留めのない文章になってしまって申し訳ない。

しかも紹介になってないような気がする・・・