最近、アニメを見ている。

といっても深夜物ではなく、日曜朝の「スーパーヒーロータイム」だ。


海賊戦隊ゴーカイジャー、つまり戦隊もの。

仮面ライダーフォーゼ。

それから女児向けアニメ、スイートプリキュア(スイーツだっけか)


7:30~9:00、某石油会社が音楽番組を流し始めるまで、延々と愛と正義と勇気の番組が続く。




私の娘は殊のほかこの1時間半が好きで、私はいい夢をたたき起こされ、仏頂面でテレビ朝日を見ている。

正直眠いを通り越して半分意識が飛んでいるのだが、娘はそれでも父を揺り起こし、

無理やり膝に座ってリモコンを渡すのである。


ちなみに私は、ほぼ同時にやってる裏番組の、地方の旅行番組が好きだ。



と、正直最初は興味がなかった。

しかし、何事も経験してみるものである。


結構面白いのだ。



まず、『海賊戦隊ゴーカイジャー』。娘はイエローがお気に入り。

モチーフは海賊ということだが、古典的なパイレーツ以外に、どうも『海賊版』をイメージしているらしく

昔の戦隊やメンバーをほぼ毎回ゲストに迎え、いわば総集編的な番組だった。


私はちょうど、『超新星フラッシュマン』のころに物心つき、『鳥人戦隊ジェットマン』のころに

ああいう戦隊ものを離れたと記憶している。

世代がばれてしまうが、要は1980年代後半ということだ。


その直撃世代である『ジェットマン(1991年放映)』と『ライブマン(1988年放映)』が

往時に変わらない形で登場したときは、不覚にも少し涙が出てしまった。

幼稚園の自分がもし見たら狂喜乱舞しただろう、と狂喜乱舞する娘を見て思う。

娘のヒーローと父親のヒーローが競演するのを見れるのは、ちょっとした幸福かもしれない。



次に『仮面ライダーフォーゼ』だが、仮面ライダーへの思い入れは、実はあまりない。


というのも、私の子供時分には、『仮面ライダーブラック』しかやっていなかったからだ。


主演の倉田てつを氏がハンサムで格好良かったこと、ストーリーが難解だったこと、

仮面ライダーが終了した年、昼の連続テレビ小説に倉田氏が出演しており、服装も似ていたため

幼い私は「仮面ライダーの続編だ!」と喜び、結局最終回まで彼の変身を待ち続けたこと


そのくらいしか覚えがない。

娘は格闘シーンがあまり好きではないようで、気が乗らないときはチャンネルを変えたりもする。

おかげで、あまりストーリーが把握できないのが難点だ。



そして『スイートプリキュア』だが、このアニメほど事前の予測と実際に見た印象が違うものもない。


少女マンガということで、てっきり愛とか恋とか(最近の子供はマセているそうなので)

バトンを振ってマジカルなんたらとか、その手のものだと思っていた。

しかし実際に見てみると、確かに少女マンガではあるのだが、やけに違和感がある。


どこだろうと思ってみたら、戦うシーンがほとんどドラゴンボールだった。

話では、同じスタッフが作られているとか。

道理で、肘が腹の奥まで突き刺されたり、顔面で地面を削ったりするわけだ。


正直、幼児向けということを差し引いても、ポケモンやらイナズマイレブンとかの

少年向けアニメや、大きいお友達向けの萌えアニメよりよっぽど男らしい。

なんかおかしくないかな、男女向けアニメの構成。


それはともかく、プリキュアシリーズのそうしたドラゴンボールらしさはどうやら伝統らしく、

ネットで見てみても大体同じ感想だった。


娘がこれにはまって、友人に飛び膝蹴りをかまさないように祈るとする。



ともあれ、この年で幼児向けアニメを見て、感動したり笑ったりあきれたり、といろいろやっているのが

今の私だったりするのだ。