小3 初めてローマ字を習うときの覚え方 | 「育児書にない!」~ASD母子の育児&お勉強&歴史の授業~

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ASD(自閉症スペクトラム)当事者で、娘もASDである、元社会科塾講師のセザール=れくす、が描く、「ASDのお子さん向けの受験勉強についてのブログです。
育児についての話や不登校の娘への対応の話、自分自身の生き方についても語ります。

みなさま、毎日ありがとうございます。ニコニコ

学校がついに再開し、
学校に通い始めるとなると、
娘には1つ困ったことがあります。ガーン


今までは学校が出した宿題をやらせるので
精一杯だった(無理させないギリギリラインの学習到達のさじ加減が大変だった)ので、
国語算数理科社会
メインに教えていました。ニコニコ


3月休校当時は
もう小2で習った部分の復習だけだったので
宿題はホイホイ終わらせて、
先取り学習で、
小3で始まる英語英会話)の
勉強を始めていたんです。


英会話なので、話すのを真似する、
つづりはあとまわし、でも良いのですが、

幼稚園のとき、
通わせていた英語教室が
そのような授業形式だったのですが

それで娘は英語嫌い、英語コンプレックスに
陥ったので、

その形式では無理だなぁ、と。

娘は、視覚優位で聴覚過敏、
動作IQが100を切っていているので、

「みんなで先生の言葉を真似して言おう!」
「楽しく元気にイェーーーイ!」


みたいなのは、苦痛だし
みんなのようにできない。


どうしても止まってしまう。アセアセ



でも娘は、視覚優位で、
さらに言語関係のIQは130近くあるので

しゃべるのを先にしないで
目でアルファベットを見て
一人で発音していく、
発音のやり方は私が1から
手取り足取り教える、
しかもローテンションで
いかにも勉強する雰囲気にして、
という、昔ながらの英語の教え方から
始めて、最終的に英会話に、
と思いました。

みんなは、英会話→英文法、英文読解

という順番だけど、

娘は、英文法、英文読解→英会話

の順番でいっかー!と。

発達障害の子供が、
定型発達の子供と同じことやっても
効果ないことあるから。


「フツーは!」
と怒られるのに慣れるのが
発達障害の子供を育てる保護者には
悲しいけれど必要なのかもしれない
ですね。えーん


それで必要になるのが、
まず、アルファベットを書けるようにする、
そのつぎが、ローマ字表記(ヘボン式)
です。


そのとき、娘が、
全部書いて覚えよう!
でもあまりに多いから
途中で挫折、というのを
繰り返してたので、

途中で
「あ!そういえば、
法則見つけて、
最低限のことだけ覚えて
その場で類推して、
組み立てて答える
みたいなやり方を教えてないや!
と気がついて教えました。てへぺろ

勉強って、この類推力があると、
知識をたくさん入れられるので
かなり楽になります。

丸暗記と暗記は別だから。

毎回、そのつど、
頭のなかで組み立てて
答えりゃいいので。


そのときに娘に教えたお話を
大人向け(子供に教える、自分で自習する用)
にまとめてみました。









ここからは、もう少し

なぜローマ字表記は存在するのか?
ローマ字と「ローマ」という地名が
入ってるのか?

ラテン語とはヨーロッパにおいて
どういうことなのか?
について、
ルターの宗教改革やルネサンスのお話も
交えてお話ししました。
(娘には、歴史用語を入れずに、説明しています。)




私は大学のとき、
第二外国語をどの言語にするか悩みました。

そのときは、まだ、フランス近代美術史に
出会う前だったので、フランス語という
選択も考えず。
国文科だったので、漢文を学ぶときに
中国語を知っておいた方が良いかな?
とは思ったのですが、
この講義では、中国語の歌を歌ったり
会話メインだよー、
みたいな内容だったから、
歌うのが苦手&会話がメインなのは
怖いな、と。


会話がとにかく怖い、苦手。
大学での英語会話もかなり辛くて
もうそれだけで精一杯でした。

大学はテスト合格しないと
卒業できないからね。

なので、会話がない外国語講義!と探したら
ひとつだけありました!


それがラテン語!

現在は、ラテン語を公用語にしている国は
ほぼないので。(バチカン市国のみ。ただ、
ラテン語で日常会話をしているわけでは
ありません。)

ラテン語は古代ローマ帝国で話されていた
公用語でした。
古代ローマ帝国(西ローマ帝国の方)が
滅んだあとは、ラテン語を話す人々は
次第に消えていきましたが、

文書としてのラテン語は
残りました。

古代ローマ帝国で途中から国教となった
キリスト教。
そのキリスト教関係の重要事項文書は
ラテン語のままでした。

また学問や文学も、
ラテン語表記が最上級レベルという
感覚でした。


それが、自国で話している言語で
書いても、ちゃんと宗教のことを理解できるし、文学芸術としても何の問題もない、
となったのが、宗教改革やルネサンスの一面でもあります。

そのラテン語は今でも学問では残っていて
日本でも勉強可能です。


ただ、まあ、死ぬほど難しかったです。

会話したくないから、という理由で
ラテン語を第二外国語として学びましたが

辞書をひくのさえ、一苦労。

辞書をひけるのって、
ある程度、その言語を理解してないと
ひけないんだ!と実感した経験で

私は辞書をひくには最低限の知識が
ないとできないから、
幼年期に辞書をひくことを最優先する
教育には難色をしめしているのです。
(以前の記事で書いたお話)


ラテン語では、アルファベットの小文字が
誕生する前の新約聖書を読む、という内容で、
死ぬほど見づらかった。

大文字ばっか、って、
マジで読みづらいですよ。

小文字神様です!



またラテン語は文法も難しい。



これに比べて、
英語はわかりやすい言語では
あるとは思います。
ただ、大学で習った、英語構文の講義は
激むず!で、英語専門の親に聞いて
教えてもらっても、ちんぷんかんぷんで
泣きそうになりましたので、
どの言語も突き詰めれば難しいですよね。



話がかなりそれましたが、

ラテン語、いまではほとんど使いこなせない
ですが、英語を教えるとき、
娘のつまづく内容は、ラテン語知ってると
解決できることはあるので、
ラテン語習っておいてよかったなぁ、とは
思います。


娘のローマ字暗記ですが、今までは
一週間かかったのに何も覚えられなかったのに、覚え方を教えたら
30分くらいで全部覚えちゃいました。


九九のときも同じでしたが、

発達障害の子供って、
とにかく何でもいいから何度もやって
覚える、という定型発達の子には有効な
やり方が全く効かないことあるので、

教育の腕はなるから教える視点としては
めっちゃ面白いですが

親という視点では、心配にはなりますが…。

ただ、私は

勉強を教えたかったので
娘に勉強教えるのは楽しくてしょうがないので、ま、いっか!です。

夫は心配でしょうがないみたいですが。