発達障害の娘が幼児教育系のテキストが苦手だった理由 | 「育児書にない!」~ASD母子の育児&お勉強&歴史の授業~

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ASD(自閉症スペクトラム)当事者で、娘もASDである、元社会科塾講師のセザール=れくす、が描く、「ASDのお子さん向けの受験勉強についてのブログです。
育児についての話や不登校の娘への対応の話、自分自身の生き方についても語ります。

来週から本格的に学校が再開されるため
新型コロナ感染が心配ではあるのですが
とにかく前に進まないことには進まないので
がんばります。

先日の授業記録です。

この記録を持って
自宅学習が最後になれば
それにこしたことはないのですが。

新型コロナ、第2波がこないことを
祈っています。



学校から出された宿題のプリントの最後は
娘の大好きな粘土だったので、
とくに問題なく終わりました。

私も粘土は嫌いではないし
やっている間は楽しいんですが
娘ほど熱中できないので

同じ創作好きでも
違いがあるなー、と
感じてます。

私は基本的に2次元(絵)が好きなんですが
娘は工作や粘土、料理などの3次元のほうが
好きみたいです。

昔、マイキャラの
しゅるつるのケーキを作ったこと
あるのですが、そのときの写真。



音楽教室のドリルでもそうですが、
幼稚園のころにやるドリルでも
似た感じで娘は苦手みたいでした。


文字を覚えるなら文字だけ
問題を解くなら解くだけ

にしたいのに、
迷路やクイズ形式になってて
かえって散漫になるんですよね。


小学校に上がる前は
他の同年代の子は
ひらがな、カタカナの読み書きは
ほとんどできていたのですが、
娘はどれだけがんばってもできず。
本人がやりたい、と言うので
市販の未就学児向けの問題集を買って
やらせても、結局頭に入らなくて
癇癪おこして終わりでした。

しかし、小学校に入って、
いかにも学習って感じの
教科書、書写ドリル、漢字ドリル
になってからは、
読み書き、すんなりできたんです。

幼稚園のころのあれはなんだったんだ?
というくらい。


今から思うと、
幼稚園時代に使っていたテキストは

アニメキャラがしゃべったり
遊びながら覚えよう!
みたいな雰囲気でパニクったんでしょうね。

アニメならこのキャラは
こんなこと言わなさそうなのになんで?
アニメにいないキャラがいる?!
なんでなんで?
が先立つんです。

また、「楽しんで覚えないといけない雰囲気」が気持ち悪かったんでしょう。

「楽しむ」というのは
娘にとっては当時は「アニメ」「おえかき」。
しかし、「問題を解く」のは「アニメ」や「おえかき」じゃない。
なのに、アニメのキャラがいる。
でもそのアニメのキャラは自分の知っている
アニメのキャラなのにアニメとは違うキャラに見えてしまう。
そういう感情のオーバーヒートが娘に
パニックをおこさせたのでしょうね。


幼稚園卒業直前に
娘がASDでIQ高めだとわかったので、

それからはそれにそった勉強方法にシフトした
のもよかったのでしょうね。
視覚重視&論理やカテゴライズ中心の理解重視の勉強方法に。
娘には歌って踊って、とか、ゲーム感覚で覚えよう、は無理みたいです。
ゴロあわせで覚えるのは苦手みたいですし。








…ということで、音楽教室のドリルで
点在している情報をまとめて、
ノートにかいて、娘に話ながら
説明しました。


学校も、ですが、音楽教室も再開すると
思うので、またがんばろうっと。