今日はレッスン3回目の生徒さんが来てくれました。
3回目は1㎜のワイヤーで大きな渦巻きハートを作って、その周りに小さな石を巻き付けていくのですが、初めての方はこの1㎜のワイヤーを硬いと感じる方もいます。
渦巻きを作る時に均等の間隔で作っていくのに途中で引っ張ったり押してみたりとちょっとした修正が必要な場合があります。
なめらかに曲線を作る方法や形が崩れてしまった時の修正方法などを説明します。
こちらの生徒さんはゆっくり慎重作られて、綺麗な曲線でフレームが完成してしました。
今作っているのは出来上がるとこんな作品が出来上がります。
こちらはサンプル画像になります。今フレームが完成して周りに小さな石を巻き付けている様子です。
ものすごく集中されています♪
引用元:レッスンの様子
昨日まで知り合いの作家さんの個展のお手伝いでお店を休みしておりましたが、本日から通常営業でした。
作品もすべて戻ってきたので、お店の中に再展示しなおして飾っております。
さて、今日は初めてレッスンを受ける方がいらっしゃいました。
この方は先週体験教室に来てくださった方なのですが、今日から生徒さんとしてベーシックコースを受けられます。
胸には体験教室で作ったペンダントトップに石に色を合わせたガラスビーズと2重のチェーンで素敵なネックレスにして身に着けられていました。
もともとテグスなどのビーズを作っていらっしゃった方なので、ペンチなどの基本的な使い方は慣れていらっしゃるのですが、ワイヤーが少し苦手だということでした。
ワイヤーとテグスでは少し扱い方が違う部分があるので、特性の違いとちょっとした扱い方の方法を覚えてしまえは、そんなに難しくないですね。
もともと工具の扱いには慣れていらっしゃるので、すぐにワイヤーのコツをつかみサクサク作り上げ、1時間ちょっとで作り上げましたよ。今年は3月あたりからずっと展示会用の作品ばかり作っていて、ぜんぜんアクセサリーを作れなかったので、現在アクセサリー作りたい症候群に見舞われております。
やっと時間ができたので年末に向けてゆっくりと身に着けられるものを作ろうかなと思っています。
引用元:今日から始めた生徒さん
アートの秋音四人展が無事に終了しました。
今回は、山形から参加されている佐藤純子さんが初日に来ることが出来まして、初めて4人が同時に集まることができました。
なかなかすれ違いで展示会で顔を合わせることができなかった方に数年ぶりにお会いしたり、ずっとコロナで会えなかった友達が見に来てくれたりと、嬉しい再開があった展示会でした。
作品を見に来てくださった中には、とても熱心に作品の説明を聞いてくださったお客様も依頼して、大変うれしかったです。
来てくださいました方、ありがとうございました。
お客様が入る前の展示風景を動画で撮影しました。
今年に入ってからずっと展示会用の作品ばかり作っていたため、販売用のジュエリーなど作ってる暇がなかったのですが、ようやく少し時間が取れるようになったので、しばらくピアスとかネックレスとか作ろうかなと思っています。
久しぶりの実用的なものの制作なので、こんなの作ってみたいな~というふわっとした案があるので、形にしていこうと思います。
引用元:アートの秋音四人展が終わりました
昨日からアートの秋音四人展が始まりました。
今回はアトリエデュクールさんのご協力で会場にベルガモットを基調としたさわやかな香りを演出していただきました。
来ていただいた方はリラックスして気分が良くなると思います。
今回の私の作品のメインは最後に完成しました黒打掛になるのですが、この打掛は前作の狐面と同様狐の嫁入りに使われる花嫁衣裳として作りました。
着物本体は銅で作り、最初は赤い着物にしようかと思っていたのですが、狐の嫁入りは人間に築かれないように夜に行われたことから、闇夜に紛れやすいよう黒い着物にしました。
内布は赤く見えるように銅そのもの色を残しています。
背中の柄も内側の様子も見れるように展示していますので、どうぞ回り込んで内側からのようすもご覧いただけたらなと思っております。
こちらの画像はターンテーブルの上に乗せて撮影したものです。
柄は高貴でおめでたい雰囲気で打掛などによく使われる御所車。
周りにお花をたくさんつけた花車などもいいなと思いまして、御所車の周りにお花を多くしてみました。
そして幸福と富貴な象徴して使われる牡丹をあしらいました。
緋銅を使って、赤い花びらを作ることができましたので、赤いボタンが出来上がりました。
着物を吊るす衣桁ですが、こちらも狐の嫁入り道具としてわかるように土台に貝で狐火を描き、螺鈿のように埋め込んでします。
引用元:狐の嫁入り黒打掛
打掛を立てて展示するための衣桁を作っていました。
ようやくそれも完成です。
まずは足となる土台を角材から作りました。それぞれのパーツをサイズに合わせて切っていきます。 それぞれのパーツをボンドで固定して立体にして作ったほうが簡単なんですが、収納できないとギャラリーに半こんだりする時にかさばるので、組み立て式にしようと思いまして、穴をあけてそこにダボがはまるようにしました。 本物の衣桁は漆塗りだと思うのですが、こちらは漆風の塗料で仕上げました。
一番上に来るバーの部分は塗料ではなく、真鍮の粉をかけて金色にしています。
本当の衣桁は柱部分が土台の中央に来るのですが、今回は吊り下げる着物がメタルのため吊るしたときに一番素敵に見えるように中央よりも後ろ側に柱が来るようにしています。今回の黒打掛は狐の嫁入りのお嫁さんの着る花嫁衣装として作りましたので、この衣桁も狐の嫁入りシーズとしてわかるように土台に貝で狐火を入れました。
螺鈿のように七色に光る光が怪しく美しく灯ります。
引用元:衣桁ができました
ついに黒打掛が完成しました。
銅板で作った着物は表を黒くして、内側は銅そのもの色の銅褐色を残したままにして、内布が赤い着物になるようにしました。
着物柄にシルバーと真鍮で唐草模様とお花を作り、牡丹の花の内側には緋銅で花びらをあしらいました。
黒地にシルバーと真鍮が輝き、牡丹の花の赤が華やかに見せています。
柄の中心にはおめでたい御所車を配置しました。
メタルで柔らかい布の感じとシルバーや真鍮の輝きが雅な雰囲気を演出できたらと思って作り始めましたが、大体イメージ通りできたかなと思っております。
展示会ではこの着物を立てて展示することになりますので、現在この着物を立てられるような木製の衣桁を作っています。
衣桁が出来たらぐるりと回りを回って作品を見られるようになります。
そちらの作成の様子もご紹介していきますね。
引用元:黒打掛完成
着物の柄を作成していました。
以前作った御所車を中心に周りに蔦柄を真鍮とシルバーで、お花を真鍮で作って配置していきます。今回の作品は額に飾るような作品ではなく立体作品でいろんな角度から見ていただけるように作っています。
袖も表も裏もありますので、柄もそれぞれ違っているものを作っています。
なかなか豪華なものが出来上がりましたが、まだこれで完成ではありません。
大きなお花は牡丹をイメージして作ったもので、この中に花びらを1つづつ作って、埋めていきます。
最初ここには貝シートを切って貼ろうと思っていたのですが、実際貝シートを切っておいてみたら、イメージとだいぶ違うので止めました。
やっぱり赤い色のほうがいいなと思いまして、緋銅を作ってそれを入れることにしました。
非銅とは銅を高温に熱して赤く色を付けたもののことです。
着色ではなく、銅そのものが変化したので、周りにガラスコーティングのような幕が出来上がるので、緋銅はロウ付けができません。
なので、花びらは接着剤で貼り付けます。
銅は元々赤っぽいですが、どのくらい違うのか見てみましょう。
なましてある銅なので黒っぽいですが、これを熱すると赤くなります。このパーツをお花の花びらの枠の中に入れていきました。
小さいパーツで作るのに苦労しました。
一番小さいもので1×2㎜位のもあります。
緋銅は熱する温度と時間によって色が変化するのですが、パーツが小さすぎてあっという間に真っ赤になってしまうので、その温度と時間を調整するのが難しく毎回違う色になってしまいます。
でも、今回は花びらなので濃淡があるほうが面白いものができました。それぞれの牡丹のお花に花びらを入れていきます。 そして、着物柄パーツがすべて完成です♪
やっぱり赤が入ると雰囲気違いますね。
次は着物の本体と合体させて完成となります。
引用元:着物柄完成
先週1週間お休みをしておりまして、今週は通常営業に戻っております。
遠く離れた義両親が健康にいろいろと不安を抱えるようになりまして、病院に付き添ったりお部屋の中を過ごしやすいようお掃除したり、サポートするために行っておりました。
高齢なのでこれからサポートすることも増えてくるため、時々お店をお休みすることもあるかもしれません。
11月14-19日に4人展を控えておりまして、そのお知らせです。
今回は御成門駅のギャラリー bian⇄美庵にてシャドーアート、エアリーパーチメント、切り絵作家さんとともに4人展をいたします。
今回私が作っているのは、前回の狐面のシリーズで、花嫁衣裳の打掛を作っています。
狐の嫁入りのお嫁さんのお面が出来上がりましたので、次は花嫁衣裳かな思いまして、メタルで着物を作っているところです。
メタルで布の柔らかさをどのように表現するか、着物の柄を少し立体的にはっきり見えるように作ってみようかなと試行錯誤しています。
まだ完成していないので、出来がるのはいつものごとくぎりぎりになるかな~。
是非お近くの方は見に来てくださいませ。
お待ちしております。
在廊日などまだ細かいことが決まっていませんので、決まり次第ご連絡します。日時:2022年11月14日~19日 11時~18時 (最終日は16時まで)
場所:bian⇄美庵
〒105-0004 東京都港区新橋25-22-6 ル・グラシエル2号館1F
TEL:070-4400-1521
Mail:LDQ03330@nifty.com
行き方:都営三田線 御成門駅A4/A5出口から徒歩5分
JR新橋駅 烏森口 徒歩9分
。
引用元:11月の4人展「アートの秋音」のお知らせ
裾が銅板を切りっぱなしのまま綺麗にそろっていないので、ここを裁縫でいうところのパイピング処理をしました。
細い銅板でくるっと包んで切りっぱなしの所を隠します。
着物もこういうパイピングみたいなデザインのものもありますよね。そして前回までの全体の形は、マトリックスの黒いコートのようにかっちりと硬い印象だった後ろ見ごろは、裾を外側にふわっと広げたようにしましたので、四角い線が入った両脇を裾に行くにしたがって広げ、少しずつ外側に反るようにしてみました。
全体的に前回より柔らかい雰囲気になったのではないでしょうか。次に、袖です。
袖はロウ付けした箇所を隠すように模様を真鍮で作りました。
1枚の板の裏に出したい模様の分だけ折り曲げます。
それを袖の下からかぶせてロウ付けします。こちらが完成画像です。 表から見た様子ですが、前回と比べると裾に行くにしたがって、より広がるようにしました。 裏 表
こうして比べるとやっぱり前回まではトレンチコートって感じですよね。
着物っぽくなってきたかな。
全体的な着物の色をどうしようか、10円玉みたいな色にしたいんだけど、一気にあの色にするにはどうしたらいいんだろう。
思い切って黒にしてしまうとか・・・暗いかな・・・
迷い中。前回の様子 今回の様子
引用元:裾と袖模様完成
11月の展示会の新作として着物を作っています。
メタルで着物を作ってみようと思いまして、銅で着物本体を作ることにしました。
銅板を切って着物の形にしたところで、立体的に見えるように襟をつけていきます。前身ごろの胸のあたりまでを襟とロウ付けでくっつけます。
銅板のロウ付けは全然流れなくて、うっかり残っちゃうと銀ロウが目立っちゃうので、今回は銅ロウを使いました。
銅ロウはいつものロウ付けとやり方が少し違うのでうまくできるか心配でしたが、何とか出来ました。
まだ片側しかつけていないので、身ごろと離れている様子がわかりますね。裏から見ると襟が立ち上がっているように見えるでしょうか。 両襟ついて、長さをそろえたら襟付け完了です。
次に、後身ごろと前身ごろをつけるために後ろ見ごろを5㎜程前に起こします。襟と後身ごろの間に前身ごろパーツを作って押し込んでロウ付けしたのですが、この前身ごろパーツを作るのがなかなか大変でした。
どんな形で作るといいか平面に描いてみても、どうもよくわからないので、実際に紙でパーツを作ってみました。
紙パーツを切り取って、実際にはめ込んで何度か形を変えてパーツの形を決めました。
次に紙で作ったのと同じ大きさで銅板を切って作ってみたのですが、これがなぜかちょっと小さい。
原因は紙と銅板を曲げた時の厚みや曲がり具合が違うことで銅板だと紙より余計に面積が必要ということがわかりました。
最終的には紙パーツより1周り大きく作り、実際に押し込んでみて大きすぎるところを切りながら微調整して作りました。両脇に前身ごろがついて、完成です。
ここのパートが一番立体的に表現できるところで、さらに難しいなと思っていたところなので、何とか形にすることができてほっとしています。メタルで作っていますが、布で作ったような皺とかそういうものができて、柔らかく見えるようにできたらいいな思っていますが、襟と前身ごろが裏返るところは自然な皺がよって自然な柔らかさが出てくれたかなと思います。 ここから次は裾部分と袖部分を作っていきます。
裾に行くにしたがって、より滑らかに広がるようにしようかと思っています。
引用元:メタルで着物を作ってます