吸い殻 | 知ろまいかパリ

フランスでは2008年1月1日よりカフェ、バー、レストラン、カジノなどを禁煙とする法律が施行され、公共の場、施設は完全禁煙となった。企業、会社の入口には灰皿を置くことが義務づけられ、社員が自社の建物の入口に集まりタバコを吸っているという、あまり美しいとは思えない光景が毎日見られるようになった。しかし街の中には灰皿が設置されておらず、日本人喫煙家のようにミニ灰皿を常時携帯するというモラルは到底なく、捨てられた吸い殻はご覧の写真のごとく、風に吹かれて集まるところに集まるという事になってしまった。花の都パリとしては街中がタバコの吸い殻で汚染されることを放っておくわけにはいかず、かといって市民の良心に訴えても事態が好転する事は考えられず、結局、10000~15000個のéteignoirs(円錐状の灰皿)を今年中に、30000個を2014年までに市内各所に取り付けることを決定し、それでもまだ吸い殻を路上に捨てる不届き者には35ユーロの罰金を課す事を決定した。やっぱし罰金ですね、何かしら人を従わせようと思ったら、、、でも去年ブルカ禁止法(イスラム教徒の女性が全身を覆う衣装で公共の場に出ることを禁止、違反者には罰金)が施行されたときも、最初はテレビで華々しく取り扱われていたが、その後逮捕者が出たとか、罰金を払わされたというようなニュースを聞くことは無く、一旦決められたことが時が経つと有名無実のようになっている、という事がしばしば見受けられるお国柄ですから本当にそうなるかはその時になってみないと判らない。



ガレット・デ・ロワ、
フランスの新年はこのパイ菓子を食べることから始まる、中にフェーヴと呼ばれる小さな陶製の人形が入っており、自分のとったパイの一片にそれが入っていると、その人はパイを買うときに必ず付いてくる紙製の王冠を被ることができる、王冠を被ることによりその人は一年間幸福になれる、、、らしい。

             フェーヴのいろいろ                                                         
 

我が家に王冠がたくさんあった、何年分あるのやら。
何でもとっておく貧乏性のせいでしょうか、、、

せっかくだから紙袋から出して記念撮影してみるか、という事でパチリ。

これを機に全部ゴミ箱に行ってもらおうかな。






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