Mr.Nobody | 映画解釈 (感想でも評論でも批判でもなく)

映画解釈 (感想でも評論でも批判でもなく)

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2009年のフランス・ドイツ・カナダ・ベルギー合作映画。第66回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門出品作品。撮影期間は2007年6月4日から同年12月17日。主人公の名前「ニモ」はラテン語で「誰でもない者」という意味である。

 

 以上 Wikipediaさんより

 

 

さて…一本の映画ですが 四枚の告知デザインがあります

 

あなたはどれを選びますか?

 

映画を観ていない段階では決めることは出来ませんよね

 

いえ 決めることは出来ます 自分の好みでね

 

でもね

 

映画の途中だったらどのデザインが良いと思うかは変わってきます

 

映画が終わったら… あれ?こっちのほうが映画にあっているかもしれないけど…こっちのほうが好きだな ってね

 

ところで この四枚が同じ映画の告知だと信じられますか?

映画を観た後だと、どれもこの映画の告知デザインとしては優れていると思います

 

って そんな映画なんです

 

難しいことを考える必要はない

ストーリーを追う必要もない

だって矛盾することがあたりまえなんだから

時空も乱れております

それが心地よい そう 夢を見ているように

なにが現実かわからない だって夢を見ている最中だから

 

映画ってそもそも夢なんです

 

でね ストーリーとしても優れているんです

どれとどれを繋げたとしても成立するんですよ

というのは 例えば父親を選ぶという選択をした後で母親のもとに走ることも可能なんです

まして想像することなんて可能なんです

 

最後の最後 彼の死に際の一言が 実は… っていうのが良いんです

 

フランス映画特有の 小難しいことがカッコイイ っていうのが苦手な方でも大丈夫です

 

小難しそうに見えて 思いっきり娯楽的です

でもって 変な表現をしますが

二時間半ほどの映画なのですが4時間くらいに感じます

それが心地よい4時間なんです

 

あの老人がベッドの上で虚ろに思い出しているように永遠に続いても仕方がないという感じ

 

苦しいに思いを繰り返し見続ける中に 一筋の光がある

それが生きることなのかもしれない…

 

っていう映画だったと思うのです