万引きという大罪 | Centotrenta 代表 加藤いさおのBLOG                        

最近

ブログを毎日更新しております

何故に?

一人で店頭に立つようになると

昔を思い出し

しょうもない事でも文にする大切さが

またまた芽生えてきたんですよ

かしこいですか?

おいどんかしこいですか?笑

永らく読んでくださっている皆様

本当にありがとうございます

初心に戻り

自分らしいブログを綴ってゆくので

よろしくお願いしますぜ

 

さてさて

今回は「万引き」について

小売業を営んでいる方々は

一度は被害を受けたことあるのではないでしょうか?

では逆に万引きされた方はいらっしゃいますか?

若気の至りなどで片付けられる事ではなく

万引きとは

人様からものを盗む大罪です

「じゃあおめえはどうなんだ?」と

あるんですよ

過去一回だけ

6歳くらいやったかな?

ビックリマンチョコってありますよね

あのチョコのもう一個前のシリーズで

「まじゃりんこシール」という

ものがあったのですよ


※Google

確か一個30円だった記憶が

あれがどうしても欲しかった

小遣いを使い果たし

お金がない

でもシールが欲しい

僕は近所のスーパーマーケットのお菓子売り場で

キョロキョロした

誰も僕を見ていない気がした

5個くらい手に取り

服のお腹の中に隠した

ドキドキしながら

スーパーを出た

今だに覚えている

バレなかったという安堵感と

多少のスリル

僕は何事もなく家に帰って

子供部屋に居た

夜、電話が鳴った

何故だかいつもは気にならない電話だったが

妙に気になった

母親が部屋に来た

「あんた、何も言うことないんか?」

気が気じゃない僕は

「え?別にないけど」と、とぼけた

「今、森さんのおばちゃんから電話があって

あんたが万引きするところ見てしまって

教えてくれたんや」

森さんはそのスーパーでパートをする

同じ団地のおばちゃんだ

こうなった時の母親は怖い

「正直に言わな承知せえへんで

嘘ついてる事くらいわかってるねんからな」

 

もうだめだ

僕は白状した

「チョコを盗ってしまった」

有無を言わさず

手が飛んできた

 

「泥棒や、お前がやった事は泥棒やねんで

すごい悪い事や」

母は泣きながら

またビタ〜〜〜〜〜ンと僕に

ビンタした

 

「ごめんなさい ごめんなさい」と

僕は泣きながら謝った

「謝るのはスーパーにやろ

明日一緒に行くで」

 

「はい」

 

寝ている僕を誰かが揺さぶった

父だ

 

「こっちに来い」

寝ぼけながら居間に連れて行かれて

今度はゲンコツが飛んできた

ゴッチ〜〜〜〜〜ん

 

また僕は泣いた

「明日謝りに行け

そして2度と人様の物を盗るんじゃない

わかったか?」

「はい」

「殴った方はもっと痛いんやぞ

誰もお前のこと殴りたくないわ」

そう言いながら

父は僕を抱きしめた

 

そして母も僕を抱きしめた

二人が温かすぎて

僕は

嗚咽しながら泣いた

 

「なんて事をしてしまったんだ」

 

そして朝になった

「行くで」と手を引っ張られながら

そのスーパーに行った

 

店長が出てきた

僕は何度も何度も謝った

「警察連れて行こうか?」と店長に言われた

「もう2度としません

ごめんなさい」と言うと

店長は僕の頭を撫でた

「お母さんも悲しむやろ

絶対やったらあかんで」

 

今思うと

皆が結束して

「盗む事の大罪」を

教えてくれていたのだ

 

母が事前に店長に話し

「警察行くって言うてください」と

頼んでいたらしい

昭和ならではの教育だったと思うが

あれが本当に

自分にとっては良かった

 

そして今度は

盗られる側になったのだ

それは

明日書こう。

 

盗むのは

・・・・・・ハートだけにしましょう

ごめん

ビンタしてください。