背広散歩 | Centotrenta 代表 加藤いさおのBLOG                        

お久しぶりでございます

お元気ですか?

僕はめちゃくちゃ元気にやっております

いよいよ春ですね

季節の変わり目は

装いが最も楽しくなる季節

皆様、楽しんでおられますか?

 

先日

お誘いを受けて

「背広散歩」というタイトルだけで

「絶対オモロイ」企画に

参加させていただきました。

 

第一回は浅草で開催され

第二回は大阪ということで

 

イベントの内容は

「お気に入りのスーツを着て

ただ

歩くだけ

ただ

喋るだけ

ただ

褒め合うだけ」

そんなシンプルだからこそ

我々アパレル人は

忘れていたナニカに気づくことが

できる素敵なイベントでした

 









圧巻ですな


ドレスクロージングの軽装化もあり

どんどんスーツ需要が減ってきています

ビヨンビヨンに伸びる素材の

人気がまだまだ高く

気高いウール生地達は

少し影が薄くなってきています

だけど

普遍とは

最高に美しいものなのです。

スーツ好きが増えてくると

「.やっぱりウール最高」と

なるものだと確信しています。

 

 

弊社のスローガン

「これ着てどこ行こ?」を

お客様に体現してもらうのが

現場人の仕事だと思うのです

 

背広散歩はまさにそれ

「これ着てあそこ行こう」

なのです。

 

 

ヨーロッパでお見かけはするが

直接お話しした事がなかった

運営の方々と初めて話すと

言葉は悪いが「みんな良いやつ」なんです

この表現がしっくりくる

方達なのです。

 

何故か?と考えると

背広散歩の運営者の方々は

「装いこそ人を元気にできる」と

同じ方向に向いている方々ばかりなので

いわば 運営者の方々は

皆フラットに同志なのだなと

客観的に思っていました。

 

大手さんだから

ベテランだから

有名だから

 

そんな忖度だらけのものを払拭して

集まられた方々で形成されているんだなと

勝手に感じていました

 

僕は

本当にアパレルの知り合いや友人が

極端に少なかったのには

理由があって

 

群れると他社の悪口を言い合ったり

なんかわからんけど

マウントの取り合いになる食事会などに

若い頃うんざりしていたからです。

 

それなら海外の友人達と

フラットにバカな話をしている方が

数億倍楽しかったからです。

 

以前から綴っていますが

 

海外の同業者 写真家 ジャーナリストの

方々は

本当にフラットに人を見てくれます

僕もその一人で

温かくその輪の中にナチュラルに

迎え入れてくれました

 

しかしこの歳になって

運営の方々と話していると

「あの感じに似てるな」と

驚きました。

 

テーラー屋さんの

お父様が誂えてくれたスーツを着た

まだ幼き息子さん





不思議なもので

スーツを着ると

こんなに小さな子供まで

背筋を伸ばして

凛とした姿になる

そんな彼を見て

「やっぱりスーツはこれだぜ!」と

めちゃくちゃ嬉しく思いました

彼が大人になる頃

「嗚呼、父はなんて良き経験をさせてくれていたんだ」と

必ず思います

思い入れが入った服は

無敵で

トレンドに左右されなく

ずっと着たい宝物へと変化してゆきます

 



着なくなったとしても

ずっとクローゼットにしまって

処分できないのが

そういう服達なのです

 

「このスーツ生地はどこのですか?」

 

「格好良いですね」

 

当たり前のような

日常会話

大勢の方々から

「スーツ」というワードが入っているのを

久しぶりに聞いて

私も胸が踊りました。

 

懇親会で沢山の方々の

お話が聞けて

本当に楽しかった

 

このイベントを

「コスプレ ちんどん屋」と揶揄する

方々もいらっしゃるでしょう

大いに結構だと思う

そして

こう思う

「うるせえよ」と 笑

そんな批判的な言葉より

参加者の方々にとって

最高の思い出となり

またスーツが好きになり

そう

服で福を得た方々ばかりなのだから

胸を張って

ビッキビキに粋ったら良いと

私は思うのです。

 

スーツ最高!

 

運営の皆様

素晴らしいイベント企画

ありがとうございました。

 PS 道中

ビール飲んでごめん野菜(なさい)



 当日の模様も

弊社

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