流れる時 | Centotrenta 代表 加藤いさおのBLOG                        
10年程前のPITTIは
写真のように
人も少なく


今のPITTIからは想像できないくらい
ガラッガラでした

さらに時が数年経っても
いつも人で溢れかえっている
あのお馴染みの場所も

ほら

スコーンとぬけてますな

ミラノにWHITEというメッセがあって
ピッティ終わりのバイヤーは
ミラノで必ずチェックするのですが
そりゃあ
もう
ピッティよりWHITEのほうが
ええんちゃうか?と思うくらい
お宝の宝庫だったんですよね・・・

あの一世風靡した
ニットダッフルブランド
BARKも
WHITEで初めて見た記憶があります

すぐに
アポイントを取ってショウルームに
行ったなあ・・・

しかし
今回のWHITEは、もろストリート寄りで
WHITE前でguji クルーに会って
田野社長に
「いさお、ホワイト行ったらビックリするぞ」
「え?良くなってたんすか?」
「いや、逆やな
とにかく見に行ってみ」と言ふ
入ってみると
「なるほど」と
私も3分くらいで出ましたもん 笑
フィレンツェからミラノに入った
バイヤーさんは
皆、豹変っぷりに驚いてました

昔は
ミラノを終えて
ベルリンに入り
そのままパリが


私のコースだったんですけど

ベルリンで
「なあ、写真撮らせてーや」と

フォトグラファーが喋りかけてくれて

「え?おれ??」と戸惑った記憶が
鮮明に蘇ります



なんか、ベルリンから
どんどん
その感じが増えていって

ピッティで
ストリートの写真を撮る
フォトグラファー達が増えていったような
気がするんですよね

この間
PLAZAUOMOという雑誌の
パーテーで喋りかけてくれた
フォトグラファーが
「俺、君をベルリンで撮りまくったよ」と言う
「うそん?ほんま?」
「あの時、僕もファッションウィークの
写真を撮るのデビューしたてで
ベルリンで君のような
格好してる奴居なかったから
目立ってたんで見つけるとすぐに
声かけてたよ」と

たしかに記憶を辿ると
彼がよく話しかけてくれたような気がします
それが、今や
ビッグアカウントのフォトグラファー


「君の事よくサイトに載せてるから
チェックしてよ」と
教えてくれて
見たら
ほんまやー


互いに
さまざまな経験をして
数年経って
パーテーで会って
懐かしい話をする
なんだか
感慨深いですな

こうやって記憶を辿ると
私の中で
頭打ちがはじまった
イタリアだけでなく
また違う国に行って
新たなオタカラを探す時期ちゃうかな?
とも思うのです。

体力持つかな 笑