アパレルビジネスの良心 | Centotrenta 代表 加藤いさおのBLOG                        
Instagramを通して
海外から沢山のメッセージが
くるようになった

私のアカウントのフォロワーさんは
日本人少ない ・・・笑
ほぼ外国のファッション関係の方 
だからコメントも英語ばかり
ホワイなぜに・・・


そんな中
一通の、メッセージに興味を示した
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色々メッセージを交換していると
イタリアの
プーリア(タリアトーレとかの工場がある
重衣料の製造が盛んな地域)
60年商いをしている
スーツ工場を持っている
ブランドの社長で

「これは、一度会って話を聞いてみたい」と
なんだか直感が働いた

会うと

「君のInstagramのスタイルが
僕らがずっと作ってきたモノと
相通じるものがある
是非なにかコラボレーションがしたい」と言う

「だいたいどれくらいの
スーツをやっているの?と値段を聞く」

「たっかーーーっ!」と率直に言う

「いや、値段じゃない
僕らは本当に君達とやりたいんだ
会ってみてそれが確信に変わった」と言う

・・・・
「すわ ここぞ」吉川三国志でよく使われてる言い回し 笑(ここやターニングポイント)と思い


値切り倒す・・・笑

「良いよそれで!大切なことは
ずっとビジネスを続け
最高のパートナーになる事」

「僕もそう思う、ファーストシーズンで
終わるのではなく共に絆を築きあげたい」
これは心の底からそう思う事

日本のアパレルビジネスにありがちな事
代理店がつき
大手商社が実権を握り
成績が悪くなると
すぐ切られてゆくブランドを
数多く見てきた

残酷なようだが
それはビジネスなので仕方ないのは
わかる

だが

それで良いのか?と
ずっと思い続けているのも本心で

新しいブランドを発掘するのは
とても大切な事
そしてとても難しい事

だが
もっと大切なことは
共に絆を深め成長してゆく事

名前を出して申し訳ないが
PT01 やTAGLIATOREの代理店
トレメッツォさんは
長年のお付き合いしてきて
本当にそういう会社だと思う
当時
10年前
誰がこのPTがここまで
怪物化すると思っていただろうか?
それは
ブランドと
共に成長してゆき
オカネだけでは決して
繋ぎとめられない
絆を
トレメッツォさんが
心で買ったからなのだと思うのです

話はそれたが
今回のこのブランドとの出会いは
弊社にとって
財産になると思っている

「もし君に日本の代理店がつくと
我々のビジネスは終わりなのかい?」と
尋ねる

「僕はそれが嫌で
代理店をつけない」と即答してくれた

「直接工場に来てもらえば
僕らのことをもっと理解してもらえるだろう」
と言ってくれるので

次回訪ねてみようと思う


SNSを、通してこういう出会いもあるのだ
と チョッピリInstagramに感謝して

このブランドとともに成長してゆきたいと
思うのです。

弊社のネクタイもそうだ
「次回行くときこういう生地を用意しておいてくれ」と言う
「そんな生地ない」と言うが
来た時キッチリ用意してくれていた

「あなたとビジネスしていても
儲からない、でも付き合い長いからね」と
そこの社長も悪戯に微笑む


そう言ってもらえる事が
海外に行く本当の
「意味」なのかもしれない。
今日も彼からメッセージが届く
なあ、マウリッツォ
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絵文字多くね?笑