無料公開という戦略について | Nobody Is Right. Nobody's Perfect.

Nobody Is Right. Nobody's Perfect.

中島みゆきの曲と吉川晃司の曲の名前から。

キングコング西野氏の『えんとつ町のプペル』が無料公
開になった件について。


最初に知った時は、思い切ったことをするな、と感じま
した。


しかし、シンカプロジェクトの沖縄セミナーで、金山慶

さんが、無料で受け取ると価値が伝わらない、という
話をされていますので、どうなんだろう? とも。


~以下転載~


マネタイズマインドって言う所にちょっと繋がるんです
けれども、そこでお金もらうのに抵抗があるって言う所
から、そこでお金をもらわないと価値を届ける事ができ
ないんだ。


って言うマインドに変わる事がすごく大事なんですよ。

それを無料でやる場合と、お金を払ってもらってやる場
合で相手が受け取る価値が変わっちゃうんですよ。


セミナーとかも同じで、例えば僕がやるセミナーとかも
無料でやると人は集まるかもしれないけども、多分居眠
りする人とか出てくると思うんですよ。


で、講師研修とか教育の仕事やってた時に塾で授業やっ
てたりとかする時も、やっぱり聞いてない人がいたりと
かして、僕はその時と今とそんなにその、伝えるって言
うことに関してのその意識って違わないんですよね。


同じくらい何かその相手の人生に良いものを届けたいっ
て思って話してるんですけれども、でも相手がやっぱり
その、お金を払う事によって本気になってるから、すご
く、それを受け取ってくれるって言う形になるので。


だから相手にお金を払ってもらわないと価値は届ける事
ができないって言うマインドですね。だから全て教育に
繋がってくるんですよ。


~転載ここまで~


ただし、金山さんも無料のメールレクチャーで有料級の
内容を配信していたりもします。


その後、キングコング西野氏のブログで、批判に対する
内容のものを読みました。


絵本とフリーミアムの相性


フリーミアム戦略という言葉は初めて知りました。


これを読んで、ビジネスとかマーケティングということ
に関して、しっかり戦略を立てた上で行動しているな、
と感じました。


そして、連想したのが、ハフーブックストアで連載され

ている「キン肉マン」のことでした。


http://bookstore.yahoo.co.jp/free_magazine-136077/


最新話だけ、次の更新まで無料で読むことができます。
僕がこの連載を知ったのはだいぶ話が進んでいた頃で、
単行本化されてから、最初の方を買いつつ、最新の話
も読んでました。


今シリーズはこれまでの集大成的な内容で、これまでの
設定を拾いながら、うまくつなぎ合わせ、壮大なストー
リーが展開しています。


もちろん、「ゆで理論」や「トンデモ起源説」も健在で
す(笑)。


それでも、これまで投げっ放しだった設定が、神話や歴
史がまとめられて、ここまでつながるというのは驚きで
す。


影の薄かった超人たちも活躍の場を与えられて、輝いて
います。


僕は「7人の悪魔超人」編だけ単行本を買っていました
が(笑)、今回悪魔超人たちが活躍していて、それだけ
でも興奮します(笑)。


主人公のキン肉マンを差し置いて、悪魔将軍がラスボス
に挑むことになり、試合が始まったところです。


つい、キン肉マンについて熱く語りすぎましたが(笑)、
無料で公開しても、再度読み返したい場合は単行本を買
わないといけませんし、これだけ面白ければ、紙の本を
手元に置いておきたいと思います。


無料で注目や関心を集め、商品を買ってもらう。特に問
題もなく、むしろ戦略的に当然ありえる方法だと思いま
す。


批判は「お金の奴隷解放宣言」という言葉が誤解され、
独り歩きしているように見受けられます。