米国のガソリンも日本と同じくオクタン価でレギュラー、プレミアムに分かれますが、中西部などでは、とうもろこしから作られたエタノールがブレンドされたE10、E15、E85等と表示されたガソリンが安く売られています。

 

E15ガソリンは約15%のエタノールを含み、気温が高いと揮発量が多くなるので大気汚染の懸念から殆どの州で6月以降の夏場は売られませんでした。

 

EPA、環境保護庁は、2022年にガソリンが1ガロン5ドル(リッター200円)を超えた際、供給を増やす為にE15ガソリンの通年販売を一時的に許可しました。

 

今のレギュラーガソリン価格はガロン3ドル66セント(リッター約150円)と22年より下がっていますが、EPAは人々の移動が多くなる夏場の供給対策としてE15ガソリンの販売規制を再び取り下げました。

 

米国は、とうもろこし生産量の3割、1億トンをエタノール生産に使い、年間155億ガロン(1日当たり約100万バレル)のエタノールを作っています。

これは日本の石油使用量の3割に相当する量です。

 

米国の石油生産量は世界一で、1日の生産量は1290万バレル。

それに加え、1日100万バレルの燃料用エタノールがとうもろこしから作られます。

資源は、在る所にはあるものです。。

 

米国のガソリン価格 

米国の石油生産が世界一と報じる米国エネルギー情報局

 

エタノールを使うスーパーカー

 

長靴下のろっぷ