グラフティー:Oakland, New Zealand
使役というのは、他の人に何かをしてもらうことです。 人に行ってもらうしても、お願いしてやってもらうものもあれば、強制させることもあります。それぞれの状況によって、使役動詞を使い分ける必要があります。
また、使役動詞の後ろには、原型動詞がきたり、to 不定詞、過去分詞などが来ますので、この違いも意識しておくことが必要です。
主語の人の依頼で、誰かに実行できそうなことをしてもらう場合の表現です。例えば、「会社で担当者にその担当業務をさせるとき」、「知り合い、家族になにかお願いするとき」、そして「お金を払ってサービスを受けるとき」などです。
□ have + 目的語 + 原型
“誰か”にお願いして、何かをしてもらうときの表現です。目的語と原型は能動の関係にあります。
▸ I’ll have Smith make an arrangement of the meeting.
スミスさんに打合せを設定してもらいます
▸ I had my brother fix the PC.
兄にPCを直してもらった
□ have + 目的語 + 過去分詞
行動をしてもらう”誰か”ではなく、してもらう”対象”について話すときの表現です。このとき、してもらったことが完了することを含意していることが多いです。目的語と過去分詞は受動の関係となります。
▸ I had my PC fixed.
PCを修理してもらった(PCは修理できた)
▸ The factory had their system updated last year.
工場は、システムをアップデートした
□ get + 目的語 + 過去分詞
上で説明した<have + 目的語 + 過去分詞>とほぼ同義です。こちらのほうが、くだけた言い方になります。
▸ I got my PC fixed.
PCを修理してもらった
▸ The factory got their system updated last year.
工場は、システムをアップデートした
□ have, get の例文
▸ He had friends come by his home.
彼は友達に家に立ち寄ってもらった
ただ単にお願いをするだけでかく、何かやってもらうために説得などの行動を促すための、なんらかの努力が必要であるときに使います。
□ get + 目的語 + to 不定詞
▸ We couldn’t get him to sign the agreement.
私たちは彼に同意書にサインさせることができなかった
▸ The mother gets her daughter to do his homework.
母親は娘に宿題をさせた
する必要性のないことを無理にさせる場合に使います。嫌なことだけではなく、笑わせるなど、楽しい事柄も含まれます。
□ make + 目的語 + 原型
目的語と原型は能動の関係となります。そのため多くの場合、目的語は人となります。
▸ His jokes made us all laugh.
彼のジョークで我々は皆笑った
▸ My parents always make me do my homework before I go out.
僕の両親はいつも僕が出かける前に宿題をさせる
□ make + 目的語 + 過去分詞
目的語と過去分詞は受動の関係となります。
▸ I failed to make myself understood.
私は自分の言わんとしていることを伝えられなかった
▸ I tried to make myself heard by students.
自分の言うことを聞いてもらえるように努めた
強制する使役動詞には、make の他にも、force や comple があります。
なにかに許可を与える場合の表現です。
□ let + 目的語 + 原型
したいことを自由にさせるときに使います。
▸ My father let me drive his car.
私の父が車を運転させてくれ
□ allow + 目的語 + to 不定詞
許可をしてなにかを可能にしてくれるときに使います。
▸ Allow me to introduce myself.
自己紹介させてください
写真について
ニュージーランドの首都オークランドの街で見かけたグラフティー。カラフルなスプレー画とその上の広告の雰囲気がなんとなくマッチしていました。
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