現在、この「春風秋霜」を岐阜県経済同友会の会報に、
そしてもう一つ、「素描」を岐阜新聞に書いている。

ハッキリ言ってこっちの「春風秋霜」の方がうんと楽だ。

第一に、こっちは字数制限なしだが、
あっちは、11字×60行の660字と決まっている。

660字と言う短さでモノをまとめて
書くと言うのはなかなか骨が折れる。

それと、こっちは何を書いても自由。
だが、あっちは、公の新聞だけあって注文が入ることもある。

9月14日に載せた素描、
「李登輝学校で学んだこと」では、ちょっともめた。
http://ameblo.jp/central1961/entry-12072922969.html

ただ、私は注文は聞いても、
新聞社が書き直しまでするのは、拒否する。

そんなのなら、書かん。

あくまで、注文を聞いた上で自分で書き直す。

そして10月31日の最後の素描では、
徹底的なマスコミ批判を書く予定にしている。

もう原稿は書いてある。

普段トンチンカンな批判ばかりしているマスコミが
自分が批判されるのに注文を付けることはないとは思うが、

はたして、どうなるか。

その経緯は、結果が出たらまたお知らせする。

では。



春風秋霜 
9月号  デカルト『方法序説』



前回、「性善説が通じる企業づくり」と云うタイトルで書いた。

評論家で作家の日下くさか公人きみんど氏は
「道徳というのは土であり、企業の発展はこの道徳という土の上で初めて成立する」
と言っている。私ごときが生意気言って日下氏には失礼千万だが、私もそう思う。

 
新幹線を
7分で掃除する「お掃除の天使たち」や「セントラルパーク」を例にあげ
日本人の道徳心の素晴らしさを前号に記した。

だが、しかし、それでも年を追うごとに日本人の道徳心が薄れてゆくような気がする。

その主因は
GHQが壊した戦後教育にあることに疑いはないが、
そのまたルーツはデカルトの著『方法序説』に
あるのではないかというのが今回のテーマである。


デカルトが生きたのは、中世
16世紀。

全ての価値観、判断基準の中心はキリスト教にあった。
それを支えていたのが「神は絶対に正しい」と言うスコラ哲学であった。

こう書くと私は哲学に詳しい様に読み取れるが、
所詮は耳学問に過ぎない。これを書き終わったころには忘れている。


その時代、キリスト教を批判すれば悪魔とみなされ、当たり前の如く殺された。

同時代のエピソードとして有名なのは、ガリレオのケース。

コペルニクスの地動説を受け継いだガリレオは宗教裁判にかけられ終身刑に処された。

キリスト教が地動説を悪魔の理論とした理由は、
イエス様が生まれた地球こそが宇宙の中心であり、
その地球が他の天体の周りを回る筈がない。

地動説は神を冒涜している、というモノ。

余談だが「それでも地球は回っている」と彼が言ったというのは、
まず間違いなくウソ。彼は裁判で「地動説は間違っていました」と
自己批判し死刑を免れている。

何れにしろ、この出来事からして時代の雰囲気がイメージ出来よう。


こうした時代にデカルトは、「我思う、故に我在り」で著名な
『方法序説』を上梓し「神の教えが正しいのではなく、理に叶うことが正しい」と唱えた。

勿論、誰が書いたか解れば、即刻死刑。故に匿名で。しかもフランス語で出版した。

と言うのは、当時は分野を問わず学術書と言うものは、
必ずラテン語で書かれるものであった。フランス語で記したというのは、
今でいえばマンガで描いたのに等しい。

それは、いくら匿名であっても
正面突破は危険すぎるとの判断と学術書ではないと見せかけるフェイントであった。

デカルトの死後ではあったが、
この本が切っ掛けとなり神の時代から人間の時代へと推移してゆく。

それはやがてルネッサンスへの序曲となり、中世を終わらせるに至った。

そして、デカルトの「理に叶うことが正しく、正しいことは実証出来る」という考え方は、
近代合理主義を確立し今日の人類思考のベースとなっている。

そんな世界観を一変させた一冊。それがこの著である。


さて、私が言いたいのはこれからである。

デカルト主義がもたらした変化は一見素晴らしい。一面正しく前進に違いない。

しかし、神の存在は人間を制御する仕組みでもあった。
デカルトは「正しいことは実証出来る」と説いた。

だが、人はそんなにデジタルな生き物ではない。

人間の精神、情緒、感情、感性と言ったものは理論的に説明できるものではない。

我が国に当てはめるならば「お天道様が見ている」「バチが当たる」「ならぬことはならぬ」と
言った美の制御の薄れと比例して社会秩序が乱れ道徳心も薄れて来た。


そう考えると、今後もデカルト的思考をベースにした日本であって
善いのかと言う疑問が生じて来る。

多分に「風が吹くと桶屋が・・・」的な話になったが、
今こそ、デカルトを超えるデカルトの出現が待たれる。

早いものでもう5周目となった。

今回載せたのは、弊社がモデルとなって今年の3月に出版された、
『マンガで入門!新規事業のはじめ方』 (ダイヤモンド社)のこと。
http://bit.ly/1LpeUKI

著者のことは、本文中にもざっと書いた。
また、素描②「カラーバス効果」の解説で紹介した彼と同一人物である。

「同級生の七光り」って感じだ。

ついでに、彼のホームページをお知らせしよう。
 http://www.iguchi-yoshinori.com/





素描  「弊社をモデルに出版」

  

弊社をモデルにした経営書
『マンガで入門!新規事業のはじめ方』が、
ダイヤモンド社から出版された。

著者の井口嘉則氏と私は高校の同級生。

彼は東京大学から日産自動車へ進み、
シカゴ大学でMBAを取得した後、
三和総研で幾多の企業に経営を指導した経験の持ち主。

現在は、独立しコンサルティング業を
営みながら複数の大学で教鞭を執っている。

そんな秀才の彼と劣等生の私は、
高校時代はおろか昨年まで一度も会話したことがなかった。

それが何故。

その経緯は、彼が本書に記しているので、ここでは省略する。


 
ストーリーは、出来の悪い主人公、
恵那中央建設社長の遠山伸一郎こと阿部伸一郎が数々の
失敗を重ねた後に介護関連事業に活路を見出すと言うもの。

本書は、新規事業の立ち上げから軌道に乗るまでを事例ごとに分け、
それぞれをマンガで解り易く再現した後に
ポイントを詳しく解説して行く構成になっている。

 
この本は、弊社をモデルにしてはいるが、
著者の創作があり、アレンジされた部分もあって、
実際の事業がこの通りに展開して行った訳ではない。

ただ、要所々々で、弊社や私が体験した
エッセンスがうまく織り込まれている。

著者は、弊社固有の経験を普遍化し、新規事業の企画、
立ち上げで起こるいろいろな問題点や課題や解決策のヒントを、
どの業種・業態の企業にも当てはまるように解説している。

著者でもない私が言うべきことではないが、本書が新規事業を
模索する皆さんの会社経営の一助となれば嬉しく思う。



去る26・27日の土日。

責任者を拝命していた「みのじのみのり祭」
が、天気にも恵まれ無事大盛況のうちに終了した。


半年も前から準備に携わってくれた方、
何らかの形で参加して頂いた方、そして他地域から
恵那を訪れていただいた方々に感謝を申し上げたい。

丁度、そのお祭りの当日に紙面に出た素描を載せる。



素描 4回目926日「社団法人化の意義と使命」
 


この春、前号の「建設と介護の複業化」で記した
コンサルティング業務の取り扱いをセントラル建設から社団法人に移管した。

名前は少々長いが一般社団法人「日本建設介護複業企業育成機構」と言う。
ネーミングを得意とする専門家に事業内容を説明したところ、こう命名してくれた。


弊社のビジネスモデルが複数の中央官庁を始め、
野村證券や三菱東京UFJ銀行などの民間シンクタンクからも
評価を受けたのに伴って全国からプレゼンテーションの依頼が急増した。

主催者が民間であれば何ら問題はない。

しかし、官公庁の場合は、そう簡単ではない。
担当者らは、異口同音の注文を口にした。


それは「この事業には、一企業の枠を超えた公益的な意味合いがあるので依頼した。
しかし、出来れば冠に企業名の付かない工夫をしてもらいたい。
もし、そうなればもっと顕著に堂々と依頼することが可能になる」と言う指摘だった。

こうした忠告をもとに経営アドバイザーに相談し、社団法人化の手続きを進めた。


我が国の高齢化はこれから本格化する。

医療と介護を中心とするヘルスケア・サービスは2030年には
就業者数が900万人を超え売上高も160兆円に達する
我が国最大の産業になると推測されている。

その中には建設の技術を必要とする分野が多く含まれる。


建設と介護。この二つの融合が生み出すイノベーションが、
日本各地の安全安心を守ると共に快適なシルバーライフの提供を可能とする。

この仕組みを全国に届け、地域創生の火付け役となる。

それが、社団法人を設立した意義であり使命である。

昨日。安倍総理がGDPを600兆円に、と発表した。

大変、良い目標だ。
何としてもGDPを上げ、デフレから脱却し
景気を好循環させなければならない。

しかし、問題がない訳ではない。

それは、去年は見送ったが、
消費税を2017年4月に8%から10%に上げるって明言した件。

これをやってしまったら元も子もなくなる。

そもそも、GDPとは、
Y=C+I+G+(Ex-Ix)の公式から算出される。

これについては、過去に何度も書いて来た。もし興味あらば
去年12月のこの「アベノミクスとはなにか?」をお読みいただければ解る。
http://ameblo.jp/central1961/entry-11959326377.html

GDPが伸びれば景気も自然回復し、税収も増えて行く。
わざわざ、それに水を差す消費税増などする必要ない。

否。絶対すべきではない。
アクセルと同時にブレーキを踏むようなものだ。

安倍総理には、是非この辺を理解してもらいたいと思う。


もう一つは、逆に発言しないことが気になる件。


民主党の津田弥太郎とかいう輩が、採決とは全く関係のところで
自民党の大沼と言う女性議員をどさくさにまみれて投げ飛ばした。
http://goo.gl/A4TsU9

最初は、この津田と言う輩
知らぬ存ぜずを通していたそうだが、
YOUTUBEにもアップされて世界中で観られていることから、
観念して、謝罪に出向いたそうだ。
https://www.youtube.com/watch?v=FIN7m27uthE

但し、謝罪に成らんアホな言い訳を言っただけ。
当然の如く、大沼議員は許さんと言っているようだが・・・。
http://goo.gl/6XQWMT


まぁ、それはさて置き、私が気になるのは、
うるさ型の女性議員が貝に成りきっていること。


蓮舫だけは、「泥試合」になると筋違いなことを言っていたが、

何時もこういうことがあったり、
それが他党のことだったら、待ってましたとばかりはしゃり出て
目くじら立てて、猛抗議する福島瑞穂とか辻本清美は
一切発言せずにだんまりを決め込んでいる。

そうそうもう一人、いた。田島陽子も今回はおとなしい。

人に厳しく、身内に甘いことを自ら暴露しているに等しい。

安保法案の時は、ピンクの鉢巻をして
「怒れる女性議員の会」とかをつくっていたようだが、

こんどは、この写真に載っている淑女の皆さまに
https://www.dpj.or.jp/article/107645
「怒らない女性議員の会」をつくってもらうことを是非、提案したい。

今回の3回目から4週に渡っては、弊社が今取り組む
「建設と介護の“複業化”」に関することを記す。

先ずは、先週19日(土)に載せたモノをコピペ。

3回目9月19日

「建設と介護の複業化」ビジネスモデル 

 

地域の山や川や道路。或いは、
住宅や学校や病院を現場とする我々建設業は、
製造業と違い海外移転も輸入も輸出も出来ない、
完全な地域密着型産業である。


また、台風や交通事故のあと始末から
動物の死骸処理に至るまでを手掛ける、
地域になくてはならない「縁の下の力持ち」でもある。

しかし、全国的に仕事量が激減。
倒産や廃業が相次ぎ、除雪が出来ないなど市民生活に
混乱を来すことが多くなってきた。

この様な状況下、多くの同業者は異業種への
挑戦を試みているが、成功例を聞くことは滅多にない。

弊社も数々の失敗を繰り返した。
その失敗から、新規事業成功のカギは、
新たに加わる事業との間にシナジー効果が生じ、
本業を伸ばせるか否かにあると学んだ。

それが「副業」でなく「複業」と記す由縁である。

こうした観点から在宅介護者に
車イスやベッドをレンタルする事業に進出した。

シナジー効果は期待した以上。
事業開始と同時に、リフォーム受注が激増した。

他にも建設と介護の知識と技術の融合から化学反応が起き
遊休地活用から空き家やお墓の管理など、建設オンリーの時代には、
想像すらしなかった、多種多様な需要が生まれた。

この「複業化」の仕組みをマニュアル化し
全国の「縁の下の力持ち」に伝授すれば、
地域の深刻な諸問題の解決に直結すると確信した。

幸い当ビジネスモデルは経済産業大臣賞を始め
国土交通省、厚生労働省ほかから数々の賞を授かった。    

今日までに全国15県の20社が導入し、経営を改善し雇用を増大させ、
それぞれの地域になくてはならない存在となって事業を展開している。


冒頭に記した様に4週に渡って、
このビジネスモデルに関連したことを書く。

しかし、所詮一回が660文字。
4週でも2.640文字にしかならない。

現在、このビジネスモデルを全国に広める活動を
おこなっているが、その時は90分を頂戴する。

しかも、早口で。

玄奘三蔵は、600巻、5百万文字もある『大般若経』を
僅か、262文字とし『般若心境』にした。

こんな例え話は、

仏教界に失礼千万で畏れ多いにも程があると承知しているが、

1時間半のプレゼンを4回の「素描」で書き表すのは、
三蔵法師でもない限り、不可能なことである。

特にビジネスモデルと言う類のモノは、
口に入れて味わったり、手に持って肌触りを感じてもらうとかが出来ない。

データを示しながらプレゼンを
じっくり聞いて頂くしか本当の意味で理解して頂く方法がない。


で、ここからは仕事のPRになるが、
10月と11月に、札幌から博多までの9都市で
プレゼンテーションを開催する運びと成った。

(※9都市と順番。
福岡・広島・大阪・高松・名古屋・富山・札幌・東京・仙台)

時間や会場等々は、
弊社のホームページで、ご覧いただける。
http://www.central1961.com/


お知り合いの建設業関係者にお伝え頂ければ恐悦至極である。



昨年から、恵那市最大のお祭りである
「みのじのみのり祭」の会長職を拝命している。
http://www.city.ena.lg.jp/news/201509/02minoji_pr/
http://www.kankou-ena.jp/index.php?cID=394

半年前から、準備の会議を重ねてきたが、
いよいよ、一週間後の9月26、27日(土・日)に開催が迫った。

昨年は、両日とも快晴に恵まれかつてない人でを見た。

記者発表は、両日で10万人。

過去最高の人出だった。

恵那にこれだけ人が集まったのは、恐らく、皇女和宮が
大井宿本陣にお立ち寄りになられた時以来ではないかと言うほどだった。

まぁ、誰もその時生きていないので、何とも言えないが・・・。

26日土曜日は、15時から21時。

17時からは、お神輿競演もあり
セントラルグループも出場するが、
残念ながら私は、本部に詰めきりで神輿を担ぐことは出来ない。

27日日曜日は、10時から16時。

故郷味自慢やマツタケ焼き、
マツタケごはん販売などなど秋の味覚が楽しめる。

会場は、両日とも恵那駅前通りを中心にした商店街。

是非、お越しあれ。






素描の二回目を載せる。

偉そうなことを書いたが、
今回のソースは、ここ数年で聴いた二つの講演のメモを併せたモノ。

パクリと言えば、パクリだ。

先ずは、読んでいただき、そのあと情報の出所を明かす。



第二回目9月12日

 「カラーバス(color bath)効果」


カラーバス効果とは、心理学用語で「色を浴びる」の意。
意識の持ち方次第で、目に映る景色が変化することを指す。


企業とは「環境適応業」に他ならない。
故に時代環境に合わせて事業内容や商品、サービスを変えて行く必要がある。

その為、企業は、例外なく新たな事業領域を模索し続けている。
だが、それを見つけ出し成功に導くことは容易なことではない。

そんな折、京セラの創業者、稲盛和夫氏に関する興味深い話を聞いた。
氏は27歳で独立。その後、セラミックの技術をもとに数限りない
新規事業に挑み事業領域を広げ、我が国有数の企業を築き上げた。

その氏の事業への着眼方法が面白い。

氏は、途方もない夢を次々と思い描く
癖をもつ「夢見る夢男」と、自らを表現する。

そして、昼夜を問わず夢の事業化を想像していると、
ふとした瞬間に夢のヒントが突然目に飛び込んで来る。

こうして夢は事業へと進展する。
もし、強い願望を抱いていなければ、それらは、目の前をただ通り過ぎて行く。

チャンスは、強烈な目的意識を持った者の目にしか映らない、と言う。


稲盛氏が言わんとする同意の文面が、
徳川将軍家の剣の指南役であった柳生家の家訓にある。

「小才は縁に出会いて縁に気付かず、
中才は縁に出会うも縁を活かせず。大才は袖振り合う縁をも活かす」がそれだ。


夢を思い描き、他生の縁をも活かし、新たな事業領域を切り開く。
烈々たる目的意識を持つことが、それに通じる。正に、カラーバス効果だ。

稲盛氏に柳生家。その名を出すのもおこがましいが、私も斯くありたいと、夢見る。


先ずは、稲盛和夫氏の「夢見る夢男」の話しから。

これは、私の高校時代の同級生で、弊社をモデルに
『マンガで入門!新規事業のはじめ方』(ダイヤモンド社)
http://goo.gl/B0hoht
を記した井口嘉則氏が母校恵那高校で数か月前に
講演した際に話したことを失敬した。

生徒への講演だったが、私も特別に頼んで聴講させてもらった。

ついでに言うと、カラーバス効果もその本で初めて知ったことである。


そして、柳生家の家訓。

小才、中才、大才と縁の格言。

こっちは、三年ほど前の話し。

小惑星イトカワへ「はやぶさ」を飛ばした
プロジェクトマネジャー川口淳一郎博士が、お隣の
中津川商工会議所で講演したときに聴いた言葉だ。

実は、この時会場は超満員。

本当なら精々立ち見のとことを
丸山輝城会頭に無理を言って最前列で聴かせてもらった。

講演前後には、控室にも入れてもらい
ツーショットの写メを撮って話しもさせてもらった。

何せ、三年経つ。

この格言は、うっすらと記憶にあったが、
その時やたらめったらメモしたのがノートに残っていて
今回、引用することが出来た。

本当は、素描の中で井口、丸山両氏に
お礼を言わなければならないと思ったが、何せ、660文字しかない。

お許しあれ。

「デモすべきは、中華人民共和国大使館前」。


その通りだ。

英国のジャーナリストが述べた、ご最もな意見だ。

昨日も、「素描」を紹介したなかで記したが、
日本のマスコミは、どこもかしこも本当に勉強不足も甚だしい。

相変わらず、大衆迎合政治の片棒を担ぐことに専念している。


自己中で傍若無人で危険きまわりないこの国の大使館前でデモすべき。


私が、どうこういうより、
この極めて当たり前のH・Sストーク氏の訴えをお読みあれ。

これが、それ。
http://9oo.jp/cAERW9

岐阜新聞に「素描」と言うコラム欄がある。

此度、私に三度目の指名があり、
9月と10月の毎土曜日、9回の寄稿をすることになった。

当然、新聞のコラム欄ゆえに、きちっとした字数制限がある。
「素描」は、一行が11文字で全60行の660字。

現在、毎月書いている、岐阜県経済同友会のコラムは、
字数制限なしなので、言いたいことがフルに書けるが、
新聞の場合はそうはいかない。

端折らざるにはを得ない。

これから、二か月。

既に新聞に出たモノを順に、
書きたかったけど字数の関係で
書けなかったプラスアルファ付け加えて、
ブログにしたためてみることにする。


素描① 「李登輝学校で学んだこと」9月5日(土)



現在、
日本李登輝友の会岐阜県支部副会長
及び東濃分会の会長職を拝命している。


その縁がもとで、これまでに三度訪台し李登輝元総統を始め
元駐日大使や大学教授等が講師を務める李登輝学校で学んだ。

台湾は先の震災の際にどの国よりも多くの義援金を寄せてくれた。

前述の講師陣は
、その理由を熱弁した。

「台湾は大の親日国である。それは、日本の大方の
マスコミの論調とは違い日本統治時代に起因する。」

日本の統治手法は、
統治国を自国と同様に扱う『内地延長型』であった。

これは欧米列強の
『採取型植民地支配』とは真逆で、
日本のお陰で台湾は近代的国家と成り得た」。


1895年。
台湾は清国から日本に割譲された。

当時の台湾はマラリアなどの風土病や原住民の反乱が
多発しており、清国は文化や文明の及ばない
化外けがいの地として放置していた。

加えてアヘン中毒者があふれ人心も土地も荒廃していた。

そこにやって来た日本は、
台湾中に学校を建て優秀な教育者を派遣した。

同様に各地に病院も建設し解決不能と言われた
台湾の衛生状況を一変させ、アヘン吸引の根絶にも成功した。

また、ダムや灌漑用水路を建設し、台湾中に電気を供給。
不毛の地をアジア有数の穀倉地帯に変えた。

台北に水道が完成したのは、東京よりも早かったと言う。  


日本の統治を全肯定する気は毛頭ない。
しかし「日本が行ったことは、全て間違っていた」と言う、
今日我が国に蔓延する価値観も、正しくないことを、
日本の統治下にあった台湾で学んだ。


学校教育
しか、マスコミ報道然り
伝える側の省察が求められる。

以上である。

本文中にも書いたが、日本のマスメディアは、
正しいことを、伝えたくないのか、
勉強してないのかは、知らないが、ホントいい加減なことを書く。

日本の教科書には出て来ないが、
台湾で八田与一
http://9oo.jp/sCPZ19の名を知らない人はいない。

大英雄である。

本文中の不毛の地をアジア有数の穀倉地帯に変えたのは、
正しく八田与一の尽力があったからである。

他にも、後に東京市長となり
確か関東大震災後の東京のグランドデザインを描いた
後藤新平は、台湾復興の大恩人と現地では言われている。

また、日本では『武士道』の著者としての方が有名な、
新渡戸稲造は、台湾にサトウキビ栽培を指導し、
それは、今に至る台湾の大きな産業となっている。

日本は、化外の地と清国が放棄していた台湾を復興した。

そして、1945年に日本が去った後に台湾を支配した
国民党が二・二八事件をhttp://9oo.jp/nprC14おこし
台湾に昔から住んでいた本省人を虐殺した。

こうしたことから、日本による統治は、
今尚、概ね感謝されている。

これが、事実だ。

だから、大の親日国なのである。

最後に、マスメディアに
軟らかい表現で「省察が求められる」と記した。

もし、彼らも実際に台湾に行って学べば
自らの勉強不足は甚だしいと、痛感するに違いなかろう。

経済同友会への寄稿もこれで5回目。
次月分も既に送ったので半分が終わった。

光陰矢のごとしである。

では。

春風秋霜 8月号(第五回)

「性善説が通じる企業づくり」

 

昨年で東海道新幹線が開通して満50年を迎えた。

今日、東京新大阪間を2時間半で結ぶこの路線は、
一日当たり三百数十本の列車が往来し、40万人もの乗客を運ぶ。

一口に
40万人と言うが500人乗りのジャンボ機800便に相当する。

また、その正確さは群を抜き台風や大雪でダイヤが大混乱した日も含め、
50年間の平均の遅れは一日たったの
50秒だそうだ。

しかも、人身事故ゼロ。

どれもこれも奇跡と言っても過言ではない数値だ。


これらの数字を実現させているのは、
我が国の技術力が生み出す高品質なハードであることは言うまでもない。

しかし、ハードだけではこの奇跡を達成することは到底出来ない。

その側面には無数の小さなソフトが点在する。

その中の代表的なモノに7分間で車両をピカピカにする
「おそうじの天使たち」と呼ばれる清掃作業員の存在がある。



一日三百本以上の列車を走らせるために、
新幹線が東京などの折り返し駅で停車出来るのは僅か12分と限られる。

乗客の乗り降りに5分掛かるため、残るのは7分しかない。

この間に天使たちは完璧なまでに車両の掃除を行う。

この手法を学ぼうと各国から大勢の大臣クラスや鉄道関係者が視察に訪れるが、
異口同音に「我が国には真似できない」と舌を巻くと言う。



何故ならば、この「奇跡の7分間」はノウハウだけでなく、
日本人の道徳心に支えられているからである。

どこの国であっても、乗客は文字通りお客さんであり車内で発生した
ゴミは運行会社が片付けるべきものとの認識が当たり前である。

だが一方、日本の新幹線乗客は、自分のゴミは自分で片付ける。

トイレも綺麗に使う。倒したシートももとに戻してから降りる。

人によっては、戻されていないシートがあるとわざわざ直して行く人も見かける程だ。

こうした乗客の思いやりの姿勢があって、
奇跡の7分間は可能となり、冒頭に記した様な数字が実現可能となる。


諸外国から我が国を訪れた人々は、
新幹線でのマナーのみならず日本人の道徳心に驚かされると言う。

財布を無くしても戻って来る様な国は、日本以外には考えられない。
ダマした者よりもダマされた者が悪いと言う風潮の国々は少なくない。


自社の話で恐縮だが、昨年より恵那駅近くで
「セントラルパーク」と言う駐車場経営を展開している。

ここは一般的な駐車場と違ってゲートもタイヤをロックするモノも料金所もない。

ただ、オープンな駐車スペースと特注の発券機が一台あるだけで、
24時間自由に出入り出来る。料金は一日500円。システムは極めて簡単。

駐車した際に
500円を投入すると24時間後の時刻を記した領収書が出て来る。

それをダッシュボードの外から見える位置に置いておくだけ。

市民を信頼することによって電気代以外の経費は一切掛からない。
よって、ほぼ売り上げイコール利益と成る。

つまり、セントラルパークは市民の道徳心に支えられながら存続している訳だ。

他国では考えられない、
道徳心に富んだ日本だからこそ成り立つ、性善説を基礎にしたビジネスモデルである。


新幹線乗客や恵那市民の例が示すように、人と人が信頼し、
互いの立場を尊重し合えるモラルある土壌こそが最大限の付加価値を創出する土壌となる。

これが企業経営に当てはまらない筈がない。


性善説が通じる企業。
セントラルグループは、かくありたい。