エンライト氏の実妹・美雨さんが2020年08月18日にGooブログに発表した記事を再掲載いたします。
美雨の料理はダシ味が決め手!!
2020年08月18日 17時28分31秒 | グルメ
美雨がお料理にダシ味を利かせる時は、2種類以上のダシ成分を合わせます。
昆布ダシの旨味はグルタミン酸が主役。
でも、単体じゃ少し弱いので、いつもはかつお節のイノシン酸の旨味と合わせます。
白菜、ねぎ、アスパラなどの野菜類にもグルタミン酸が豊富に含まれています。
赤ちゃんが野菜スープを好むのも、グルタミン酸のお陰だそうです。
中でもトマトは豊富なグルタミン酸が含まれています。
ですが、スーパーで売ってる促成栽培のトマトは味が薄いです。
有機栽培で畑で熟したトマトはうまみが濃くて美味しいです。
イタリア料理ではトマトを好んで使いますね。そのトマト自体の品種も豊富です。
日本ではあまり見かけない楕円形のトマトもあります。
乾燥トマトだったら日本のお店でも手に入ります。輸入食材店などに…。
日本の食文化はお米が主役ですから、その品種改良に余念がありません。いろんな種類のお米が生まれています。
同じように、イタリアではトマトがすごく大事なので、トマトの種類が豊富なのです。
それを乾燥させたものはグルタミン酸の旨味が更に凝縮されて、甘さも強いです。
なので、いろんな料理に応用できます。
最近は一部のラーメン屋さんでも乾燥トマトを隠し味に使ってるそうです。
鶏ガラもグルタミン酸が豊富で、ラーメン屋さんでは最もよく使われています。
これにトンコツのイノシン酸を合わせる方法が関東では最も普及しています。
以前、かつお節が苦手という読者様がいらっしゃいました。
うーん。悩んじゃうな…。干しシイタケの旨味と合わせると、うまみの相乗効果が出ます。
干しシイタケの旨味成分はグアニル酸です。グルタミン酸の旨味との相性が抜群です。
市販の「干しシイタケの粉末」がとても便利です。
これだけでダシ味が出ます。
通常は干しシイタケを、水に長く浸してダシを作りますね。
戻し汁です。
ですが、この作り方だと用途に制限が出てきます。
今まで紹介してきた無限キャベツやキュウリの浅漬けでは水分の多いダシ汁が使えません。
水分が多すぎると調味料の味が薄まって、浅漬けの味がぼやけてしまいます。
美雨がキュウリの浅漬けのレシピで、本だし顆粒と昆布茶のパウダーを使ったのは、そういう理由なのです。
無限キャベツでは鶏がらスープの素を使いましたが、これも顆粒です。
水気が無いので、いろんな食材にダイレクトにダシ味を付けられるのです。
干しシイタケの粉末も、そういう意味でとても便利ですね。他の顆粒ダシとの相性もいいです。
干しシイタケの戻し汁は、煮物やお味噌汁に使ってます。戻し汁はボウルの水に浸すだけなので簡単に作れます。
旨味をとった干しシイタケは、水気で柔らかくなってるので、包丁でスライスすれば、いろんな料理に使うことが出来ます。
食材の破棄がありません。
実はかつお節や昆布のダシガラも、料理に使えるんですよ。
ダシをとった後のかつお節と昆布を混ぜ合わせ、お水、お醤油、お塩、みりん、日本酒で徹底的に煮詰めます。つまり佃煮です。
味が濃いので、ご飯のお供になります。
干しシイタケのグアニル酸の旨味は、単体では弱いのですが、他のダシと組み合わせると相乗効果を発揮します。
グルタミン酸もそれ単体では少し弱いです。
なので美雨は基本的に2種類の旨味成分を組み合わせています。
単体でも強い効果を発揮するのはイノシン酸です。
かつお節に豊富に含まれています。
これだけでも十分に美味しいです。
九州の豚骨ラーメン屋さんは、今は若い店主を中心に発展形・進化系ラーメンのお店が増え、いろんな食材でダシ・スープをとっています。
ですが頑固に伝統を守る老舗店では、豚骨だけでダシをとるお店も多いそうです。博多・長浜・久留米ラーメンの老舗店です。
豚骨の旨味もイノシン酸ですから、力強い味が出ます。
同じ豚骨でも、ゲンコツ、背骨、豚頭骨、脳髄、アバラ骨、豚足など各部位で味が違うので、その組み合わせの工夫で、個性を出すわけです。
ちなみに熊本ラーメンは、豚骨と鶏がらを合わせています。グルタミン酸との相乗効果を狙っているのでしょう。
私は、贅沢なダシ味を楽しみたい日は、グルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸のトリプル作戦を決行しています。笑
食材や調理法によってはコハク酸の旨味も重宝します。
貝類に多い成分です。
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