言葉ひとつで波動がこんなに変わる | 裏宇宙からの遺言 -悟りと覚醒のプログラム-

裏宇宙からの遺言 -悟りと覚醒のプログラム-

道の道とすべきは常の道にあらず。名の名とすべきは常の名にあらず。無は天地の始に名づけ、有は万物の母に名づく。

スピリチュアル
Spiritual

最初に2つの単語を載せたが、意味は同じである。
Spiritualの発音をカタカナに置き換えれば、スピリチュアルとなる。

だが、波動の質は全く違う。
波動に敏感な人や気功の実践者は何となく違いが分かるかもしれない。

文字の持つ波動を研究しているPさんの技術を紹介しよう。

Windows搭載パソコンでのやり方だが、スマホでもよく似たやり方は出来るだろう。
まずnoteパッド(メモ帳)かワードパッドなどWindows標準のテキストエディタを立ち上げる。
そしてファイルを2つ作る。

一つ目のファイルには、カタカナで「スピリチュアル」と打ち込む。
それも大量に、である。
スピリチュアル スピリチュアル スピリチュアル スピリチュアルル スピリチュアル

数千や数万語も入力すれば、波動エネルギーの量がかなり増幅されるため、感じやすくなるだろう。

しかし、手間のかかる作業なので、とりあえず5行分だけ入力する。
そしたらその5行分を一度にすべてコピー&ペーストすれば、一気に10行になる。
今度はその10行分をまとめてコピペすれば、20行分になる。

この作業を繰り返せば雪ダルマ式に行数が増えるわけだ。
こうして大量に文字を打ち込んだら、そのファイルを保存する。


2枚目のファイルでは英語のspiritualを入力し、同じように文字数・行数を増やし、保存する。

以上の作業で文字の波動エネルギーが強化されたので、その2枚のファイルを開き、波動の質を比べてみる。
モニターに手をかざしても良いし、見た時の印象を判断基準にしても良い。

はっきり感じられなくても、「なんとなく」という感覚はあると思う。
見た感じが何となく明るいとか暗いとかだ。
貴方には違いが感じられただろうか?


私の感覚を言うならば、明らかにSpiritualの方が波動が高いし、良質であった。
逆にスピリチュアルには明確な芯が無く、エネルギーの濁りも強い。

ここで断わっておくが、波動の感じ方には個性がある。
私と真逆な感じ方だったとしても、それはそれで構わない。

ただ、今回の記事でその点を強調すれば、私が感じた波動の質に関する考察が進まない。
故に「Spiritualの方が波動が良い」という前提のもとに説明したいと思う。
ご了承願いたい。


カタカナのスピリチュアルの方が波動が低く、汚れ・濁りが多いのは、様々な原因があると思う。
最も大きいのは日本における「スピリチュアル」という概念の扱われ方ではなかろうか?

スピリチュアル実践者たちの意識の在り方のことだ。
そしてこの言葉の波動が低いという事は、「楽して願望を叶えたい」など他力本願的な姿勢の人が多いのではなかろうか?

英語圏を含む欧米には信仰心が強い人が多い。
伝統的な宗教を信じる人が多いが、そのマインドとハートは現代的なSpiritualにも投入され、影響している。

教えの表面だけを見るなら、アメリカで数十年前に起こったニューエイジ・ムーブメントは、伝統宗教とかなり異なる。
伝統宗教はいろんな面で「観念の縛り」が強いが、ニューエイジ・ムーブメントは人間の自由と解放を高らかに謳う。

その意味では教えの質は大きく異なるが、霊的なもの・精神的なものに取り組む基本姿勢には共通する部分が多いと思う。
信仰心がとにかく強い。
Spiritualにおいても、その世界には神や天使が登場するものが多い。


それに対して日本人はどうだろうか?
神社や仏閣はある。道教、儒教の思想もある。
日本の伝統的な文化には中国発の陰陽五行論を取り入れているものも多い。

たとえば茶道の茶道具には陰陽五行論が取り入れられている。
相撲の土俵や釣り屋根も陰陽五行に基づいている。
伊勢神宮が20年毎に式年遷宮をするのも、陰陽五行論に基づいている。

しかし、これだけ宗教色の強い文化が浸透しているにも関わらず、一般的な日本人は強い信仰心を持たない人が多い。
宗教というより、ひとつの文化としての受け止めている節がある。

正月に初詣に出かける人は多いが、これ基本的に「めでたい日だから神社に参拝する」という感覚である。
あとは苦しいときの神頼みぐらいだろうか…。

つまり毎日信心しているわけではない。
特別な日だけ神社や仏閣に行く人のほうが圧倒的に多いし、全く行かない人も多い。

信心深い欧米人であれば、信仰は日々続けられるものである。
たとえばユダヤ教徒は、聖典タルムードを毎日読む人が多い。

現代日本の場合、ルーツが霊的なものの文化が根付いてはいるが、ストレートな信仰はしていない人が多い。
それがスピリチュアルへの取り組み方にも影響しているのではなかろうか?

苦しい時の神頼みのように、スピリチュアルにも同じような態度をとる人が目に付くが、実に考えが甘い。
万能の魔法のようなメソッドを求めて、5年も10年もノウハウの収集に明け暮れている人も多い。

その割に、伝統的な宗教や哲学については決定的に勉強不足だから、意味不明な神や天使を「創出」してしまう。
天使を語るなら、せめて旧約聖書ぐらいは勉強してほしいものだ。

天使とは文字通り「神の使い」「主の使い」という事である。
基本的に、神の御教えを人間に伝える伝令役である。

故に天使からの本物のメッセージは、神の御教えを代弁したものと考えて良い。
ところが現代のキラキラふわふわしたチャネラーが口にする天使メッセージは、あまりにも薄っぺらだ。
深みがない。

…とはいえ、それらのメッセージが100%偽物という証拠もない。
チャネラーの知性や精神性に応じて、あえて教えのレベルを低くした可能性もある。

しかし、本物の天使がそんなレベルの人にメッセージを降ろすとは考えにくい。
妖精レベルが関の山だろう。
最悪の場合、邪霊の類に騙されているとか…。

そんなスピラーにとって最も必要な実践は、チャネリングのような神秘的なものではなかろう。
ひたすら地道に自己観察を実践する。
自分の無意識的な思考の癖を見抜くことだ。

マイナス思考・マイナス感情はあっても良い。
心の傷やカルマを大量に積んできた私たちにとって、魂から外れた思考が湧き出るのは当たり前なのだ。

故に大切なのはその後だ。
ただ認めること。
自分を責めるのではなく、自己正当化するのでもない。
「私にはこういう思考や感情があった」という事実を淡々と認める。

そして今までの人生で、そういう思考が予期せぬ失敗を招いたり、ハートを傷付ける原因になっていなかったかどうかを探る。

もしその思考癖を変える必要があるならば、修正すればよい。
心の傷が深くて修正困難なときはヒーリング等を行なうのも良いだろう。

その地味な訓練をひたすら繰り返す。
そこから逃げる限り、貴方にとっての真のスピリチュアルは見えてこない。
深いレベルで役立てることが出来ない。

カタカナのスピリチュアルが低波動なのは、いかにその基本から逃げてる人が多いかを物語っていると思う。


ついでの話だが、英語のspiritualも決して最高の波動とは言えない。
カタカナと比べれば波動が良い…という程度の話であり、何の問題もないわけではない。

前述の波動研究家P氏は、「言葉が有する波動は人類の共通認識が決める」と解説していた。
日本語の文化圏では、ひらがな、漢字、カタカナが主に使われる。
故に日本で生まれ育った人を中心に、多くの人の想念エネルギーが染み込んでいる。

英語はそれ以上の想念量だ。
なにしろ世界で最も使われている言語である。

英語には人を貶し、罵る言葉も数多くあるが、それらの単語・フレーズはやはり波動が良くない。
しかし、Spiritualなどの単語は信心深い人を中心に、よく使われてきたため、波動の質もそれなりにポジティブな要素が多い。

ただひとつ問題は、多少堅苦しさを感じる事。
人の自由に干渉するエネルギーが混入していることである。
それは伝統宗教の影響が強いのかもしれない。

だが教えや信仰の在り方は異なっていても、根っこは共通している。
そしてその共通したものに対する強い希求がある。

結局、特定の言葉に対して、どんな認識を持つか、どんな使い方をするかが重要であり、それが言葉一つ一つの波動の質を決定するのである。

日本のスピラーは、スピリチュアルを現実逃避の場にすることなく、真に自分自身を深めるために使いこなしてほしいと思う。


エンライトの未発表原稿をリリースしました。(代理人・美雨)