臼井レイキと催眠療法 (ヒプノセラピー) を組み合わせて施術している某セラピストさんと、先日メッセージのやり取りがあった。
LINEではなく、まあ秘密チャットみたいなものだ。笑
許可を得て、その一部を紹介したい。
セラピストYさん
「私はヒプノセラピーと合わせて、現実面でも人との関わりを通して自分の見直しをしてきました。
私のやり方を見て、ある同業者さんが、「修行なんかしなくていい。簡単に変えなよ〜。」と言われました」
エンライト@太古の道先案内人
「そういうスピリチュアルや心理セラピーが人気ですね。主流になったと言っても良いでしょう」
セラピストYさん
「その方はブロック解除をメインにしたスピリチュアルカウンセラーさんで、経験もあって先輩にあたるのですが、この言葉に「心のことをそんな簡単に変えられるものなの!?」と、なんとなく違和感を覚えました」
エンライト
「結果が全てを物語っているんじゃないですか? 実行した結果が…」
実際、うまくいかなかった、簡単じゃなかった…という声が多いわけだ。
その一方で、簡単に自分が変わった、という声もある。
人それぞれ背景が異なるからだ。
メソッドとの相性問題もある。
また、取り組む際の 「心の姿勢」 も結果を大きく左右する。 在り方のことである。
セラピストYさん
「簡単にできるという思い込みも確かに大切だと時に思います。
特に私みたいな頭でっかちは…。
ここ最近、色んな気づきを得ましたが、そこだけはやっぱり昇華しきれません。どちらが正しいということはないと思うのですが…」
エンライト
「でも昇華しきれない…と? そこにヒントがあるんじゃないですか? たぶん気付いていると思いますが…」
セラピストYさん
「はい。ここまでの気付きを得るのにそれなりの苦しみがありましたし、だからこそ得られたこの感覚は自分の中でかなり説得力があり、人にも伝えられると思ってます」
エンライト
「でも迷いがあるわけだ…。仕方ないことかと思います。軽くないもんね、背負ってきたものが…」
セラピストYさん
「はい。心のどこか、「上っ面だけの仮面に何ができるんだ?」という批判的な思いも正直あります^_^;
もちろんその人なりに色んな思いをされてきて、やっと体得した「簡単に」という思いと背景は、慮りたい気持ちもあるのです」
エンライト
「私見ですが、例のカウンセラーさんは本質論と現実論を見分けることが出来ていないのかなぁ…。
つまり、私のブログでさんざん指摘してきたタイプかもしれない。笑」
本質的には確かに簡単だと言うこともできる。
だが人間の心や生命は単純じゃないし、様々な歴史を積み重ねてきている。
「簡単」と「軽い」はまったく違う。
最近、人の心や生命を軽く見ているスピ指導者が増えたように感じる。
安易に簡単だと言いたがる。
まあ、伝統的なスピリチュアルが難行苦行の類を押し付けてきたため、それへの反動があるのかもしれない。
しかし、命の歩みは決して軽いものではない。
ひとつひとつが貴方の魂に刻み込まれているのだ。
だが多くの人は、その命の歴史を通じて、簡単なものさえ難しくなってしまった。
自分の手で難しくしてしまった。
そこにも鍵があると思う。
「難しい」という思い込みは確かに必要ない。
だが「簡単だ」という前提も必要ない。
潜在意識の力を使う上では、「簡単だ」という思い込みが効果的なケースはある。
でもそれは前向きな願望達成のイメージを刷り込むときに効果的な方法であって、ブロック解除の場合はまったく別である。
何故ならブロックとは元々 「自覚していない」 「認識していない」 ものが主体だからね…。
認識できていない以上、いくら「簡単だ」という信念を持っても、肝心のブロックにその信念エネルギーが届かない。
素通りしてしまう。
意識したところにエネルギーは流れる。
逆にいえば、意識化できていない部分には、エネルギーが届かないことが多い。
たとえ届いても効果は弱い。
私の体験でもあるが、ブロックにも色々な種類がある。
非常に厄介なのは、「Aのブロックを解除する為には、先にBのブロックを解除する必要がある場合」である。
そこでBのブロックを解除しようとするわけだが…、
今度はなんと 「Bを解除するには、Aを先に解除しなければならない」 という事実に直面してしまう。
つまり、AもBも互いのブロック解除が前提になっているケースである。
意外と多いんだよね。
ブロック解除は簡単だ…と思い込んでいるセラピストは、多分そういうケースに直面したことが無いのかもしれない。
だがいずれは壁にぶち当たるだろう。
現実は甘くないのだ。
まあ、私がこんな厳しい見解を出すのは、私自身の能力やスキルが低いせいもあるかもしれない。
世の中には私など比較にならないぐらい高度で強力なスピリチュアル能力を発揮できる人がいるからね。
だが、スキルだけの問題ではあるまい。
心の世界は広大無辺だし、科学者も心理学者もまだまだ心の世界を十分に解明していない。
その事実を見つめるなら、もっと謙虚になれるはずだ。
一介のセラピストが 「簡単だ」 などと言い切ってしまうところに、その人の傲慢な心根が現れていると思う。
ちなみに先ほどのAとBの話だが、私のブログでは様々な角度から、その解決のヒントを伝えてきたつもりだが、分かりにくい面も多かったと思う。
今までは、あくまで 「心の在り方」 という面からそれを伝えてきたからだ。
これが非常に難しい。
人によって抱えているものが違うし、ブログの読み方・受け止め方もそれぞれだ。
在り方重視のブログがかえって一部の読者の在り方に悪影響を与えてしまう可能性もある。
今後、その弊害をいかに抑えるかが大事だと思っている。
ただし、100%の成果は出せないことをお断わりしておく。
伝え方は今後も工夫するつもりだが、受け止め方の最終的な決定権を握っているのは一人一人の読者である。
さて、セラピストYさんとやり取りしている最中、最新記事のコメント欄に、「あいつ」 が現れやがった。笑
スキンヘッドの求道者さんで、私の記事にクレームをつけてきたのだ。
からかうような口調でね。
それを読んだセラピストYさん
「この記事にコメントされてた失礼な方も、いわゆる思考のショートカットタイプの方だな、と感じます」
エンライト
「まあ、あの人は常連の読者さんで、お互いに軽口を叩き合っている仲ですが、笑」
セラピストYさん
「あ、そうなんですか。安心しました」
エンライト
「常連さんといえども、場所のルールぐらい守ってくれと、絞めておきました。笑
酒に酔っ払うと顔面とつるつる頭が、真っ赤になる人なんだよね。
だから私はいつも 「お前は酢ダコだ」 と、からかってるわけですが。笑」
エンライトの未発表原稿をリリースしました。代理人・美雨
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