これまでの道のり7 ECFMG certificate取得へ | ブログ

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渡米目指して準備中の根がグウタラな腎臓内科医です。気づいた点や手続きのやり方などシェアします。

前回までのあらすじ
偉大な先生との出会いをきっかけにUSMLE受験を決めただっさん。Step 1, Step 2CKに合格。最後の関門、Step 2 CSは試験対策の難しさに悪戦苦闘しつつ対策法をつかんできた。

LAに到着して某大手予備校のコースも受け終わりました。(そこに関しては省略)。そこの先生には「あなたこの日に受けなきゃいけないの?(こんな出来で試験やっても受からんよ)」と言われましたが、「実際に試験の採点するわけではなかろう」と開き直っていました。あとはフレーズ練習だけだと思っていたので、鵜呑みにせずそのまま受けることにしました。ある程度情報を取捨選択する能力は大事だと思います。

試験1週間前にDr. Pumaの講座を受け始め、最初は厳しい評価でしたが、システマティックに聞くお作法(Puma曰くprotocol)を習得してfillerが減り、情報量も増えたと思います。試験前日には「このデキなら受かるから大丈夫」と言ってもらえるくらいまでになりました。

試験会場の下見もして前日はひたすらフレーズをブツブツ唱え続けます。頻出と思われる疾患を想定しつつ、試験前はコンディション調整にも注意しました。

夜、ワイシャツにアイロンをかけながら(身だしなみは大事です。試験の採点にも関わりますし、身だしなみをきちんとすると気持ちも引き締まりますよね)、1人で「栄光の架け橋」を聞いていました。

特に「思い出せばこうしてたくさんの支えの中で歩いてきた」のフレーズはまさに今の自分にぴったりで妙に響きました。
先生、先輩、友人、家族…色んな人に応援してもらいながらこの道を進んできたなと、思えば長い道のりだったけど、ひとまずの区切りまでもう少しだと。色んな思いがこみ上げて自然と涙を流していました。側から見たらアイロンかけながらポロポロ泣いてる様は大変シュールだったことでしょう笑

試験当日は落ち着いて試験に臨むことができました。2-3ケース終わったあたりから「多分この調子なら大丈夫そうだ」という感覚もありました。恐れていたリスニングは殆ど問題なく聞き取れ、challenging
questionsにも用意していた回答で対応できました。

余談ですが、休み時間に受験者と会話できますが、試験内容に関しては厳禁です。「会話はモニターされており、英語以外の会話を禁ずる」と最初にクギを刺されます。余計なリスク背負うのも面倒だったので、休み時間も殆ど会話しませんでした。側から見たらコミュニケーション取れない変なやつに見えたかもしれませんね。

無事試験を終え、共に受けた友人(戦友のようなものですね)と勝利の美酒に酔いしれました。あの時のIPAは最高に美味しかったですね。

結果は無事合格でした。ありがたいことにICE, CIS, SEP全て余裕をもって合格できました。

無事ECFMG certificateを取得しました。しかし自分のキャリアにまだ迷いがあったのが事実。その迷いとは何か、そしてどのような決断を下すのか…


つづく