26日目 意識不明の時の記憶 | 焦らず、諦めず *くも膜下出血・高次脳機能障害の夫との記録*

焦らず、諦めず *くも膜下出血・高次脳機能障害の夫との記録*

夫がくも膜下出血で倒れました。
まだ40代。私は30代。
子どもは高校受験、中学進学間近。
グレード5でしたが、意識レベル300でしたが、
生きてます。
高次脳機能障害、右同名半盲という大きな障害が残りました。
焦らず、けれど諦めず。
ゆっくりと、少しずつ。

26日目。
今日は日曜日なので、面会時間が長めです。
10時から面会開始ですが、途中謎の渋滞に捕まったため、10時過ぎに到着💦
到着早々救急車が2台も入ってきて、連休でも慌ただしい急性期病院です。

今日は言語聴覚のリハビリはなく、作業療法と理学療法のリハビリがありました。
朝、私が病室に入るや否や「トイレ行きたい」と言い出した主人。早速トイレに連れて行くと「なんか太ももが痛いんだよね、今日」とボヤきます。
昨日、理学療法のリハビリでスクワットするマシーンが入ったからだと思うんですが、主人はその記憶がない。
なので、絶対に違う、他の人の話じゃないの?と私を疑う始末💦
今日のリハビリでもそのマシーンを使ったのですが、2回とも「初めてです!」と言い切る主人💦💦
もう3回目なんですけどね滝汗
40キロの負荷をかけてスクワットをしましたが、かなりキツイみたいです。
主人の年齢と体重だと、平均は80キロ。
まだ半分!
随分筋力落ちたんだなぁ。
しりとりをしながらの風船バレーもやりました。
み→ミケランジェロ
は→ハハハ、ハローデイ口笛(cmソング)
予想外の回答だったらしく、理学療法士さん大爆笑。
最後に大きく「あめ」と書かれた紙を見せられました。
「これは何と読みますか?」
「わからない…」
その紙を裏返すと「雨」と書かれています。
「ではこれは何と読みますか?」
「雨です」
再度裏返して「あめ」の方に戻すと、
「あ、あめって書いてある」と答える主人。
これは…失語というのかな?なんと言うのかな…。
取っ掛かりがあると言葉が出てくる状態ですが、取っ掛かりがないといつまでも出てこないみたいです。


リハビリが終わって夕食までゆっくりしている時に、「今日は何日?クイズ」をひたすらやりました。
会話の途中に前触れもなく今日は何日?と聞くのですが、結局答えられずショボーン
難しいみたいです。
ただ、その中でやたらとこだわった日付がありました。
4月4日。何度聞いても4月4日が数回続きました。
主人が倒れた日です。
今のところ話を聞いていても、倒れた前後の記憶はほとんどないみたいです。ICUにいたことも知らないし、何の病気で入院しているのかも何度も説明していますが、すぐに記憶が飛んでしまいます。
でも4日という日付は覚えていたので、ほかに覚えていることはないのかな?と色々と尋ねてみました。
すると、意識不明の間の記憶を話してくれました。
「ちぇろが手を握っていてくれた記憶はある」
「ちぇろが『頑張って』って言ってた記憶もある」
「頬を触られた記憶もある」
「右足をマッサージされた記憶はない(腰を痛めてマッサージしたのにえー)」
「夢は見なかったけど、意識が戻った瞬間が途切れ途切れである」
「声は聞こえていた。音も聞こえていた。息子の声がした(ボイスレコーダーで録音した息子の声を聞かせていました)」
「水曜どうでしょうの音楽が聞こえていた」
意識不明の時に肌を触られる感覚はあるというのをどなたかのブログで読んだので、意識して触ったりさすったりしていたのですが、本当ですね!
すごく励まされたし起きなくちゃ!と思ったそうです。
今、同じ病室に時々意識が回復する方が1名いらっしゃるのだけど、主人と私の話を聞いていたみたいで、ずっと手を握られていました。
早くあの方の意識が回復しますように。