先日、僕の昔の弟子が主催するチェロ・アンサンブルグループで一緒に演奏するため仙台に行ったら、大変嬉しいサプライズがありました。



本番直前のステージ・リハーサルにて、


背後より人の気配で振り返ると、いないはずの僕の東京でのお弟子さん6人が勢揃いしているではないですか!
ええと、なんで??
なんでいるの??
サプライズ慣れしていない僕は、一瞬、あまりの事に、訳が分からずポカーンとしてしまいます。

それは、とうとう人生の節目である還暦を迎える僕のために、わざわざ遠いところを駆け付けてくださった面々だったのです。
この瞬間まで僕と会ってしまわないように、前夜からアクション映画のような隠密行動をとっていたそうですよ。
道理で、前日、僕が神奈川県小田原市辺りでの本番を終えてから仙台入りするまで、主催してくれている弟子から、無事、お弁当買えましたか?無事、新幹線に乗れましたか?無事に仙台に着きましたか?と聞かれていたわけです。
その度に、お弁当買えた!とか、仙台に着いた!と律儀に返事していた僕は、弟子の手のひらの上で踊っていたのですね。周到な準備、感心しましたし、とても嬉しかったです。

そして、ステージ上の皆様からという事で、素敵な高級「赤ネクタイ」を頂いてしまいました!!


ところがサプライズは、これで終わらなかったのです。
サプライズの波状攻撃。

さっそく赤ネクタイを着用しての、直後の本番中の事です。プログラムも中ほどに差し掛かった時、僕の合図で曲が始まったはずだったのに、皆さん全然違う曲を弾くではないですか!僕は毎年、この演奏会で何かしらポカをやるので、ああ、今年もやってしまったかあと焦ったら、なんとそれは、どう聴いても「ハッピーバースデー」!!

うわあ、これが生まれて初めての、してもらう側のハッピーバースデー。
男性団員さんの素晴らしく大きな掛け声で、お客様も手拍子をして下さったので、とても嬉しく想い出に残るサプライズとなりました!


あちゃあ、今年もチョンボしちゃったかと思った瞬間。
隣の弟子が、僕が混乱する様をワクワクした表情で見ています。

立ち上がった男性団員さんの
「藤村先生、お誕生日おめでとうございます!!」で、ようやく事態を理解。喜びがこみ上げてきました。

そして会場中の手拍子へ!


幸せなコンサートで盛り上がった翌日は、相性ピッタリのピアニスト 黒川浩君とのリサイタルでした。
強い信頼関係で、なんの不安もなくリハーサルも楽しく進行。

こんな拍手は仙台では珍しいというほどの大きな拍手を頂いてコンサートは大成功。帰りの新幹線までの明るいうちからの打ち上げは、達成感に満たされ幸せでした。
僕の両隣りは、ピアニスト黒川君と、今回の全ての仕掛け人、中舘真生さん。
仙台のチェロの皆様、東京から駆け付けて下さった皆様、全てをお世話になった中舘さん、最高の達成感を共に作り上げてくれた黒川君、
どうも ありがとうございました!