＜貝殻＞
作詞／ユリア
作曲／セイヤ
24時をまわる頃
今の私が私でいられる時間
月光だけがチラつく海 呼吸がいつになく響いている
ねぇなぜこうなったの
どうして奪おうとするのだろう
波の揺れる音さえも 砂嵐にかき消されてる様で
抱え込みすぎた荷物 下ろす勇気もない
そのくせに平気なフリをしたバツかな
自慢の耳は何もかもを 拒絶しはじめたの
君の声すら まっすぐに聞こえない
本当なら 心まで 癒されるはずなのに
自分の歌すら まっすぐに届けられない
私が私で なくなって行く
君は今なんて言ったの？
そんなことすらもわからないんだ
こんなものならいっそ いっそ 海に溶かしたい
午前9時をまわる頃
今の私が一番嫌いな時間
鳥の声も朝のニュースも 嘲笑っている様に聞こえている
ねぇなぜこうなったの
どうして壊そうとするのだろう
大きな貝殻を拾って押し当てて 耳をすましてみても・・・
重くなりすぎた荷物 中は空っぽだった
わかってて捨てられなかったバツかな
他に守るものはたくさん あったはずなのに
君の声すらまっすぐに聞こえない
本当なら 体まで 軽くなるはずなのに
お願い返してよ ねぇ 返してよ
大好きだった 朝のひかりを
君は今なにか言ったの？
そんなことすらもわからないんだ
こんなものならいっそ いっそ 陰に隠したい
まだ 伝えたいことも 聞きたい声もあるよ
元に戻してよ
君の声すら まっすぐに聞こえない
本当なら 一緒に 笑ってるはずなのに
自分の気持ちすら まっすぐに届けられない
私が私で なくなっていく
君は今なんて言ったの？
大事なことがわからないんだ
こんなものならいっそ いっそ もう・・・