山口良忠 | 文武一道

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主に『映画』『音楽』『芸能』『文化』『経済』『歴史』等、つまり雑学?(あと、『カンフー映画』にはかなりDEEPにハマッてます!)

 伊藤沙莉さんが主演を務めるNHNの連続テレビ小説『虎に翼』の第4週「屈み女に反り男?」⁉


 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE 及び EXILEのメンバーの岩田剛典さんが法学部生・花岡悟役で登場❗


 猪爪寅子(伊藤沙莉)たち女子学生との対面シーンが描かれると、彼の言動をめぐってネット上には正反対の声が飛び交っていました?


 本科と呼ばれる明律大学法学部に進学した寅子たち…‼



 法改正が行われ、女子も正式に弁護士になるための試験を受けられるようになったことで、いよいよ男子学生には負けられないと一段と気合いが入っていました❗


 男子学生と一緒に学ぶことになる教室に足を踏み入れた寅子たち‼


 緊張の面持ちの女子学生を迎えたのは、男子学生の花岡悟⁉


 花岡は寅子たちを見ると立ち上がり、穏やかな声色で「やあ。ご機嫌よう」と挨拶?



 続けて花岡は、「皆さん、お待ちしていました」と優しい笑顔を見せます❗


 その後、他の男子学生も集まり寅子たちとの顔合わせが始まります‼


 花岡は「では、自己紹介から始めよう」と切り出すと「では“レディーファースト”ということでお願いできますか?」と寅子たちに自己紹介を促します⁉


 ひとしきり自己紹介が終わると、花岡は女子学生たちに「本当に尊敬しているんだ。あなたたちのこと」と語りかけ「だってあなた方は、いわば開拓者。法曹界をいや、男女平等の世を切り開いている」と称賛?



 女子学生を大歓迎する様子の花岡に対して、ネット上には「王子様きたぁぁ」「見た目と同じく爽やかでいい人」「イケメンすぎる」などの声が続出する一方「花岡、素敵な笑みが逆に怖いよな…」「その人きっと悪いやつよーー!」「今後の豹変が怖い…」といったコメントが相次いでいました❗


 さて、この花岡悟のモデルとみられる人物は、最期は飢餓が原因で亡くなったとされる実在の裁判官・山口良忠


 山口良忠さんは1913年に生まれですが、寅子のモデル・三淵嘉子さんは1914年生まれ‼


 小学校教師の長男として、佐賀県に生まれ、京都帝国大学を卒業?



 その後、山口良忠さんは大学院に進み、高等文官試験司法試験に合格し、判事になります❗


 1942年に東京民事地方裁判所に転任し、1946年に東京区裁判所の経済事犯専任判事となり、主に食料管理法違反の事案を担当し、闇米の所持に関わる被告人を担当していました‼


 配給された食べ物は、ほとんどを2人の子供に与え、山口良忠さんと奥様は、ほぼ汁だけの粥をすすっていたといいます⁉


 見かねた親戚や友人などが、食料を送ったり、食事に招いたりもしたそうですが、それも拒否したという山口良忠さん?



 でも、生き延びるため、自ら畑を耕し、野菜を栽培するなで努力をされていたといいます⁉

 だんだん栄養失調に伴う病気が襲い始めますが、自分がいなくなったら担当している100人が未決のままになる、という思いから、療養すらも拒否❗

 1947年8月に、地裁の階段で倒れ、最後の判決を書いたのち、故郷の佐賀県白石町で療養を始めます?

 しかし、その年の10月、栄養失調に伴う肺浸潤のため、33歳で亡くなられました…‼