藤原宣孝 | 文武一道

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 NHKの大河ドラマ『光る君へ』で佐々木蔵之介さん演じる藤原宣孝

 どうやら、まひろ(紫式部)の父である藤原為時とは親しいようです?

 酒を持ってきたり、何かと便宜を図っているようで、親戚関係であり、かつ仲の良い友という印象が❗

 そのどこか調子のよいこの好人物こそ…まひろ(紫式部)の夫!!



 かなり年の差のある二人は、どのようにして結ばれたのでしょうか⁉

 また、ドラマ序盤で三郎(藤原道長)のことを気にかけているまひろ(紫式部)ですが、今後はどうなっていくのでしょう?

 でっ♪、藤原宣孝は…生年が不明❗

 まひろ(紫式部)とは親子のような年齢差があったとされ、ちょうどドラマで描かれるようなイメージ!!



 血筋としては藤原北家の高藤系という系統で、藤原宣孝の父である藤原為輔とまひろ(紫式部)の父・藤原為時がいとこ同士⁉

 貴族の血縁関係は複雑に入り組んでいるため、劇中で触れられていたように彼らは「ちょっと遠めの親戚」ぐらいが適切な表現?

 藤原宣孝は、他の貴族と同じく、様々な官職を経験しながら昇進していきます❗

 結婚前の有名なエピソードとしては、枕草子の「あはれなるもの」という段に登場する話も!!



 藤原宣孝とまひろ(紫式部)の結婚は、998年(長徳四年)~999年(長保元年)の初め頃と考えられています⁉

 なお、まひろ(紫式部)の父・藤原為時は996年(長徳二年) に越前守となっていて、まひろ(紫式部)も現地への赴任に付いていったとされ、その間も藤原宣孝から手紙が送られてきたみたいで、ざっと長徳二年以前に求愛が始まり、藤原宣孝の帰京やまひろ(紫式部)の決心などの条件が揃ってから結婚という運びになったのではないでしょうか?

 二人の間には、長保元年頃に娘の藤原賢子を❗

 『紫式部集』に入っている歌からすると、藤原宣孝の夜離れは早かったようで……結婚して間もなくまひろ(紫式部)が身ごもり、夫婦生活ができなくなって間遠になり、その状態が定着してしまったのかもしれませんね!!



 藤原宣孝には他にも妻がいました⁉

 しかし、まひろ(紫式部)とやり取りした歌からすると、全く愛情が冷めてしまったわけでもないような?

 残念ながら藤原宣孝は、1001年(長保3年)4月25日に流行病で亡くなってしまいます❗

 まひろ(紫式部)は、藤原宣孝を死後も慕っていたみたいで、哀悼の気持ちを示した歌が複数あります!!



 『光る君へ』でもおそらく序盤は、藤原宣孝の出番が多くなることでしょう⁉

 藤原宣孝の存在は、多かれ少なかれ源氏物語に影響を与えたはずです?