安全に、かつ、バテずに山登りをするには、息が上がらないようにゆったりとしたペースで歩くことが基本です。

特に、中高年の登山者にとっては、ゆっくり歩くことで怪我を未然に防ぐことにもなると思います。

しかしながら、山ではいつもゆっくり歩いていれば良いとも限りません。

危険箇所の通過、天候が崩れそうになった時などには、素早い行動が要求されることもあります。

そんな時に、突然、「急げ!走れ!」と言われても、体は思うように動いてくれません。

そこで、少し山登りに慣れてきたら、比較的標高が低く、行程の短い登山コースで、ガイドブックに記載されているコースタイムの半分~70%位の時間で歩くことを実行してみましょう。

コースタイムの半分を目標に歩くなんてとんでもないと思いますか?

東京近郊の山であれば、高尾山を初めとした低山の日帰り登山であれば十分に可能です。ここで、時間短縮のためにケーブルカーを使うことを考えないでください。

方法としては、上りでは、少し早歩き気味に一定のペースで余り休憩を取らずに歩くことです。仮に休憩を取る場合には、立ったまま水分補給をするだけにする。

そして、下りは、できる限り駆け下りる位のペースで一気に下りる。

これで目標のコースタイムの半分~70%位の時間で歩くことが可能です。

できれば少しずつ距離を伸ばして行き、意識的に数回に一回の割合で、このような登山を行っていけば、標高の高い山へ行っても、余裕ができるはずです。

また、素早い行動ができるということは、それだけ視野が広い(周りの状況がよく見えている)とも言えます。のんびりし過ぎてうっかり事故ということもあるようですので、たまには自らの体に鞭を入れるような山登りをして、対応幅の広い体と頭に鍛えてみてはいかがでしょうか?

それに低山で行うトレーニングですから、必ずしも遠方に出掛ける必要もないので、費用負担も少ないのではないでしょうか?

低い山ならば、まとめて二つ、三つの峰に登るなど、工夫次第でいろいろと楽しめます。

中高年のための登山入門/富士山、北アルプス、南アルプス、八ヶ岳などの3000m級の山に登る!中高年・女性・初心者(これからが、安全かつ快適に登るために必要な知識や技術を身に付けるための入門書(マニュアル)です。登山用語集、深田久弥の日本百名山、岩崎元郎先生の新日本百名山、花の百名山、山に関するリンク集、天気予報、山岳会HPのリンク、登山専門店HPのリンクなども掲載しています。
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通常、登山用具の購入をするならば、専門店に行くことになると思います。

店内に入ると、品揃えの多さにビックリ!初めの頃は、見る物全てが目新しく、時間を忘れてしまいそうな位です。

あまりにも品揃えが多いと、初心者にはどれを購入してよいのか判断ができません。

そこで、当然、店員に相談するわけですが、この店員が意外と曲者が多いのです。

残念なことに、あまり登山経験が無いにもかかわらず、何となく店員をやっているという人が結構多いのです。また、同じ会社でも、ある店舗によってはヒマラヤ8000mをいくつも制覇している人がいて、知識も豊富な人がいるかと思えば、別の店舗では経験も商品知識も乏しく、全くあてにならないことを言う店員がいたりします。

店員に相談しながら時間を掛けて購入しても、実際に使用してみたら自分の思っていたような使い勝手ではなかったなどということがよくあります。

そこで、店員以外にも、専門誌、インターネットなどでも情報を収集するとともに、あなたの周りにいる登山経験者の意見もよく聞いて、参考にするのがよいでしょう。

しかしながら、登山用具も、他のスポーツなどの用具と同様に多少のトライ・アンド・エラーが必要な面もあり、中々自分にあったものを見つけ出すのは難しいです。ましてや、他のスポーツなどと異なり、時には5~10時間、あるいは、それ以上の行動時間を強いられることがあるため、特に、身に付ける用具(ザック、靴、衣類など)については、店舗で試用した場合とは、使用感が全く異なります。

結論としては、専門店といえども店員の言葉を鵜呑みにしない、買い換えが必要な場合があるので高い用具は購入しない、ということです。特に、バーゲンの時期に、安いという理由だけで購入して、後で使えなかったということのないようにしましょう。


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登山に使う食器は、コッフェルと呼ばれる、鍋と皿がセットになったものです。

携帯用コンロの火に直接かけるため、チタンやアルミなどの金属製のものを使用します。チタン製のものは軽量で、悪臭がしないなどの理由で、近年人気です。

携帯用コンロは、ストーブとも呼ばれ、炊事だけでなく、テント内では暖房にも使用します。

携帯用コンロは、ガスストーブとガソリンストーブに大別されます。取り扱い易さ、火力、価格(燃料費)などの点から、現在は、ガスストーブが主流です。

ガスストーブは、ガスボンベにバーナーヘッドを捻じ込むだけで使用できますので、手軽です。バーナーヘッドには、火花を発する着火装置も付いていますが、故障し易いので、必ず100円ライターを携行しましょう。

ガソリンストーブの人気がない理由は、バーナーのプレヒート(予熱)が必要なこと、使用途中で燃料をポンピングして、バーナーに送り込まなければならないことなどです。この燃料のポンピングを誤ると、ガソリンが過剰に気化し、そのガソリンにバーナーの火が移って、テント内が火災になることがあるからです。私も、仲間の不注意で、小さな火災に巻き込まれたことがあります。

また、ガスボンベには、寒冷地用と一般用があり、通常、一般用で十分ですが、気温が低下するとガスが気化しにくくなりますので、私は寒冷地用を使用するようにしています。

ガスボンベは不安定で炊事中に倒れて火傷をするおそれがありますので、ガスボンベの底に鍔状の固定具(樹脂製)を取り付けて安定させるなどの工夫も必要です。

ストーブをテント内で使用する際、必ず、ベンチレーターを開け、換気に注意しましょう。

また、貴方の山行が2人ならば、ストーブと食器は1セットで十分です。食器の本体と蓋がそれぞれ、鍋と皿に分かれますので、1人がどちらかを使用すればよいでしょう。3人ならば、食器をもう1セット、4人ならばストーブをもう1つといった具合に、ストーブと食器は共同装備として、軽量化に努めましょう。

出発前にはガスの残量をチェックして、予備のガスボンベも携行するようにしましょう。あまりにもガスの残量が少ない場合、自宅で使用するなどして、山に持っていくのは控えましょう。

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