ガイドブックや登山地図に記されているコースタイムは、ガイドブックによって異なります。
一般的に、コースタイムは成人の登山熟練者を想定して設定されています。
したがって、中高年者や初心者がガイドブックのコースタイムを基準に計画を立てる場合、経験にもよりますが、コースタイムよりも何割増しかの余裕ある計画を立てましょう。
安全な登山をするには、絶対に無理をしない、自分の実力や体力に見合った計画を立てなければなりません。
そのためには、目的とするルートについて、あなた自身が実際に要するコースタイムを把握しておく必要があります。
初心者ならば、何回か近郊の山を歩いて、所要時間を確認します。
そこで、ガイドブックのコースタイムと比較して、コースタイムに対して自分の所要時間がどのくらいかかっているかを把握し、次の山行の計画時の参考にします。
自分はガイドブックのコースタイムよりも速いのか、遅いのかによって、計画が変わってきます。
また、コースタイムは、同じ区間でも登りと下りでは全く異なります。ガイドブックや登山地図にコースタイムが記されていない場合、標高差を目安にします。
一般的に、1時間で登れる標高差は300メートル位と言われていますが、山に慣れていない人は1時間に200~250メートル位に見積もっておいた方がよいでしょう。
ガイドブックなどでコースタイムを知ることができない場合は、これを目安にするとよいでしょう。
この目安を参考にして、標高差1000メートルのコースを日帰りで歩くとすると、下りも考慮して、1日の行程は7~8時間位の計算になります。
このことから、日帰り登山の上限は標高差千メートルというのが一つの目安になります。
ただし、これは一定の調子で登り下りできる人の場合ですから、初心者であれば、その半分の標高差400~500メートルを日帰りの上限にすればよいでしょう。
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