山の地形は頂上に向かって収束しているため、登りで道を間違えても、上り詰めていけば頂上に辿り着けます。
しかし、下りでは地形が放射線状に分散していきますので、一つ尾根を間違えただけでも、とんでもない方向に進んでしまいます。
道に迷わないための基本は、常に地図とコンパスで現在位置を確認することです。
もし、道に迷っても、どこで道を間違ったかを思い返すことができるならば、その地点まで辿ってきた道を引き返しましょう。
早いうちに間違いに気付けば大事に至りません。
また、どこで間違ったか分からない、地図上のどの道を下っているのかも分からないときは、とにかく尾根に向かって登り返して下さい。
尾根に出れば見通しが利いて現在位置を確認できたり、登山道が見えることがあります。
道に迷ったときに、そのまま下り続けることだけは絶対にしてはいけません。
下り続けると、谷間に迷い込んだり、沢にぶつかったりなどして、現在位置が分からなくなり、進退極まってしまいます。
道に迷ったら下らないということをしっかりと肝に銘じておきましょう。
また、常日頃、山行中に自分の歩く速度を認識していれば、迷ってからの経過時間によっておおよその位置を知ることも可能です。
さらに、普段の山行でも、地形を読む訓練を積んでおくことも、道迷い防止に欠かせません。
中高年のための登山入門/富士山、北アルプス、南アルプス、八ヶ岳などの3000m級の山に登る!中高年・女性・初心者(これからが、安全かつ快適に登るために必要な知識や技術を身に付けるための入門書(マニュアル)です。登山用語集、深田久弥の日本百名山、岩崎元郎先生の新日本百名山、花の百名山、山に関するリンク集、天気予報、山岳会HPのリンク、登山専門店HPのリンクなども掲載しています。
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山での遭難は、標高に関わらず、低い山でも発生します。
遭難は危険個所に限らず、危険個所を通過した後、気が緩んでホッとしたときに発生しやすいようです。
ホッとしたときこそ要注意です。
緊張がほぐれたときこそ、新たな気持ちで集中できるようにしましょう。
緊張感を持続できれば、遭難する可能性は減ります。
逆に、緊張感がないことを自覚できないと、周囲の変化に鈍感になり、事故に逢う可能性が高くなります。
また、体力的に無理がある山では、疲労困憊して緊張を保てなくなりますので、そういう山に登るのは避けるべきです。
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登山計画の基本は、ステップ・バイ・ステップです。

特に中高年になってから登山を始めた人は、このことを留意すべきです。

安全に登山を楽しむには、自分の実力に合った山に登り、少しずつ経験を積み重ねていくしかありません。

体力があっても登山経験が乏しければ、難易度の高い山には登れません。

登山には、特有の技術や、さまざまな状況に対応できる経験、山の事情に通じている知識が求められます。

登山では、いったん登り始めたら、途中でやめることができないという特殊な事情があります。

いったん山に入ってしまったら、自力で下山するしかありません。

いざとなったら、山岳警備隊に救助要請をすればよいという考えは通用しません。

登山は他のスポーツのように、途中で簡単に中断できないだけに、慎重な判断が求められます。

やさしい山から始めて、さまざまな知識や技術を身に付け、登山とはいかなるものかを実感できるようになってから、難しい山に挑んでいきましょう。

また、歩行時間を2時間、4~5時間、6~8時間と少しずつ延ばしていくのも一つの目安です。

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