山の地形は頂上に向かって収束しているため、登りで道を間違えても、上り詰めていけば頂上に辿り着けます。
しかし、下りでは地形が放射線状に分散していきますので、一つ尾根を間違えただけでも、とんでもない方向に進んでしまいます。
道に迷わないための基本は、常に地図とコンパスで現在位置を確認することです。
もし、道に迷っても、どこで道を間違ったかを思い返すことができるならば、その地点まで辿ってきた道を引き返しましょう。
早いうちに間違いに気付けば大事に至りません。
また、どこで間違ったか分からない、地図上のどの道を下っているのかも分からないときは、とにかく尾根に向かって登り返して下さい。
尾根に出れば見通しが利いて現在位置を確認できたり、登山道が見えることがあります。
道に迷ったときに、そのまま下り続けることだけは絶対にしてはいけません。
下り続けると、谷間に迷い込んだり、沢にぶつかったりなどして、現在位置が分からなくなり、進退極まってしまいます。
道に迷ったら下らないということをしっかりと肝に銘じておきましょう。
また、常日頃、山行中に自分の歩く速度を認識していれば、迷ってからの経過時間によっておおよその位置を知ることも可能です。
さらに、普段の山行でも、地形を読む訓練を積んでおくことも、道迷い防止に欠かせません。
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