登山の難易度は標高のみで決まるわけではありません。
低い山の中にも、手強い山はたくさんあります。
登山道は上り下りを繰り返しているのが普通で、ずっと上り、もしくはずっと下りということはありません。
したがって、登山者が実際に登る高さは、いくつもの上り道の合計になります。
これは累積高度と呼ばれます。
この累積高度が大きくなると、そのコースはきつくなります。
一般的に、一日の累積高度が1000メートルを超えると、体力的にかなりきつくなります。
山行前に地図で累積高度を確認しておくこともできますが、正確に計算するのは大変な労力を要します。
そこで、登り始める地点(登山口)と、目的地(頂上)の標高差(登山標高差)から、そのコースの厳しさを類推します。
登山標高差であれば、地図やガイドブックで容易に確認することができます。
また、同じ登山標高差でも、傾斜が急になればきつくなります。
コースの傾斜は、地図の等高線の間隔から判断することができます。
また、登山道の状態も難易度に影響します。
登山道の状態(ガレ場、ザレ場、湿地など)は、ガイドブックなどで確認することができます。
さらに、アップダウンの激しさ、鎖場や梯子の有無、岩稜の有無、山小屋の整備具合、山域特有の気候、季節などの要因も、難易度に影響します。
したがって、どの山を登ろうかと計画するときは、登る季節を考慮しつつ、標高、登山標高差、登山道の状態などを確認し、ガイドブックを参考にしながらコースを選定してください。
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