昨日大きな数字をご紹介しましたので、今日は小さな数字です。
1より小さな数字は、分、厘、毛、糸、惚、微、繊、沙、塵、埃、渺(びょう)、漠(ばく)、で、渺は糸偏もあります。
「分」は0.1(10%)ですが、10%というと「割」を思いうかべますが、「割」は江戸時代に使われ始めたそうです。
例えば五分五分(半分ずつ)というように、本来は「分」が10%のようです。
小さな数についても、「漠」以降は仏典からきて、模糊(もこ)、逡巡(しゅんじゅん)、須臾(しゅゆ)、瞬息(しゅんそく)、弾指(だんし)、刹那(せつな)、六徳(りっとく)、虚(きょ)、空(くう)、清(せい)、浄(じょう)と続きます。
「浄」は10の-23乗ですから、もう原子の世界ですね。
因みにウイルスは、10の-8乗程度です。
小さな単位のほうは、一般に分数や小数を使いますのでこれらを数字の単位として使用することは特別な場合、例えば野球の打率など、以外にはあまりないようです。
しかし、逡巡や刹那等のように、数字ではなく、一般に用いられている言葉が幾つかあります。
「塵」と「埃」が合せられた「塵埃」はちりやほこりの意味ですが、それよりずっと小さな単位、「清」と「浄」が合わさった「清浄」になると、清くて穢れのないようす意味し、工業的にはちりやほこりがないきれいな状態を表す言葉として使われています。
小さな原子レベルでは、「清浄」であるものが、分子となり、さらに物体となっていくと「濁」にもなっていくのはなぜなのでしょうかね。