建物躯体に断熱材をはることは省エネにおいて有効な手段です。
特に冬は室内と屋外に温度差が大きいですから、その効果が大きいです。
屋外と室内の温度差を、一般に空調設備の設計に使用される乾球温度で札幌と福岡の場合を比較しますと、
札幌 冬: 室内 20℃、 外気 -8.4℃、 温度差 28.4℃
夏: 室内 27℃、 外気 30.4℃、 温度差 3.4℃
福岡 冬: 室内 20℃、 外気 2.1℃、 温度差 17.9℃
夏: 室内 27℃、 外気 34.5℃、 温度差 7.5℃
室温は省エネ性を考慮しています。
一般の設計乾球温度は、夏26℃、冬22℃です。
熱は温度差に比例して逃げたり、侵入したりしますから、温度差が大きな冬のほうが断熱の効果がより大きくなるわけです。
特に寒冷地ではその効果はてきめんです。
もう1つ、窓ガラスを2重ガラスにすることは、ガラス面の断熱性を増すには有効です。
ただし、普通ガラスで2重化しても日射の遮蔽にはほとんど効果がありませんので、夏期に日が当たるときはやはり暑いですよ。
それに、既存建物での2重ガラス化はかなりコストがかります。
ですので、温暖地では北面のガラスのみを2重化するなども良いかもしれません。
夜間は目隠しのためにカーテンなどは閉められるでしょうが、これも断熱効果があります。