私はベートーベンの交響曲の中で、3番の「英雄」が一番好きです。
ピアノ協奏曲は「皇帝」がすき。ピアノ三重奏曲は「大公」がすき・・・題名が偉そうなのが好きなのか・・・。
ズービン・メータとベルリンフィルハーモーニーオーケストラの2019年の日本公演、Aプログラムが、ベートーベンの「英雄」とリヒャルト・シュトラウスの「ドン・キホーテ」でした。
どちらかといえば、ブルックナーより「英雄」が聞きたかった私は、無謀にも、東京公演のAプロのチケットも買ってしまいました。ベルリンフィルの梯子?追っかけ?一生に一度の贅沢です。
S席とA席、値段が違うっていえばちがうが・・・よく考えればケチってもしかたが無いような金額差なんですよね。
なのに、私はケチって(主人と二人分ということもあり)東京はA席を買いました。
激しく後悔しました。
初めてサントリーホールへ行きましたが、東京まで出かけるならS席買うべきでした。愛知県芸術劇場と迫力がまったく違いました。オケの人数もちがったのもありますが。ベートーベンのほうがブルックナーより人数が少ないんです。
ブルックナー以上の感動を求めたのも無理があったかな。
今、思い返してみると、とても安定したいい演奏でした。メータとベルリンフィルの「英雄」。もう二度とその演奏を生で聞くことは出来ないだろうから、やっぱり無理して行って正解でした。
この公演は、上皇様と美智子様がご臨席されました。これも得がたい体験でした。
2019年はひたすらコンサートへ通い詰めた年でした。