久遠がキッチンの冷蔵庫を見るとジュースくらいしかなかった


ジュースじゃな・・ 他に何か無いかな・・
しばらく考えていると


あっ トレーニングのとこにあるじゃん!


トレーニングルームの冷蔵庫に

スポーツドリンクがある事を思い出し
それを持ってキョーコの部屋に行く


「ちょっと起こすから待ってね」


キョーコの上半身を起こし背中を押さえて

「どう?キョーコ 飲める?」


「うん。。」


一応タオルを口の下においてあげるが 上手く飲めないらしい


「ちょっとごめんね 嫌でも我慢してね」


スポーツドリンクを受け取ると久遠が口に含み
口移しでキョーコに与える


「どう?飲めた?」


「うん。。もっと。。」

何度か繰り返しあげていた


口の中のドリンクが無くなりまた口に入れようとすると
キョーコが久遠の頬に手をつけ寄り添ってきた


「どうしたの? ドリンク入れられないよ?」と優しく聞くと


「ドリンク無しで欲しい。。」と虚ろな目で言うので

頭を撫で上げ


キョーコの唇にそのまま唇を重ね舌を絡ませた
夕方した時も優しくだったが更に優しく舌を絡ませkissをする


おでこと頬にkissをし髪や頬を撫でながらおでこをつけ

キョーコに尋ねる


「寝てないと治らないよ? もうドリンクはいいの?」


「うん。。ありがとう。。」


「何か食べたいとかある?」


ウウンと首を小さく振る


「じゃ 寝てないと」と微笑む


「うん。。」

まだ熱いというので冷たくしたタオルで顔や首を拭く


しばらくするとキョーコが寝たので自分の部屋に戻って
父親に報告をする


「あ 父さん? 度々ごめんね」


「うん ジュリから聞いたよ 頑張ってくれよな?
養子なんかよりもお前と一緒が一番良い方法なんだ」


「うん そうなんだけど 今さキョーコが熱出して寝てるんだ」


「大丈夫なのか!?」


「先生にも来てもらったし 俺がついてるから大丈夫なんだけど
父さん今日は戻ってくる?」


「まだあと2時間はかかるかもしれないが帰る予定だが?」


「帰りに氷とか買ってきてくれる? キョーコで使うんだ」


「あぁ 他に必要なものは無いのか?

それよりお前夕食はどうしたんだ」


「そういえば食べてないかもしれない」


「それもついでに買っていく

なるべく早くに終わらせるから待っててくれ」


「ありがとう 助かるよ」


そういえばキョーコからkissの催促が・・・

夕方はこれが最後って言ってたのに
もしかすると見込みあるかもしれない!!


いや・・熱で明日には記憶ないかもしれない・・
今喜ぶのは早いけど 今日3回もしたのか...

と思いだして顔を崩す久遠であった


こんなとこで浸ってる場合じゃ!
俺はPCとDVDでも持ってキョーコの部屋に戻るかな
ヘッドフォン持っていこう・・・


キョーコの部屋に戻ると寝ていた

そういえばこの部屋入るのって3年ぶりだなぁ
何か少し増えたな?


そしてPCの電源を入れキョーコが出たドラマのDVDを見始めた


凄いな このキョーコがいじめの主犯格!?
自分では手を下さない絶対的なカリスマリーダー


この顔なんて心から喜んでいそうな笑い方だし
他の子とは比べ物にならない存在感と演技力


キョーコの顔を見つめ

たしかこの作品のこのナツって言うのが女性の間で
人気あったみたいだったな


同姓から見てもこの美しさは憧れるってわけか

あまり遠くに行かないでくれよ?


キョーコのおでこにkissをする
と キョーコの目が少し開いた


「ん? 起きちゃった?

ごめんねまだ熱いよね 待っててね」


タオルを氷水で冷やして顔や首を拭いてあげる

「気持ち良い。。」


「熱いからだろうね」と微笑む


「飲み物は?」


「いる。。頂戴」


「自分で飲む?」


ウウンと首を振り

久遠が微笑みさっきと同じように久遠が口移しであげる


キョーコが首に腕を巻きつけて
「もっと。。」


何度か繰り返していると聞く前から久遠がkissを始める
今度は甘噛みもし 頬などにもkissをし舌も何度も絡ませる


「ありがとう。。」


「うん ちゃんと寝てね」

頭を撫でおでこにkissをしキョーコを寝かせる


俺を介して飲み物欲しがるとか嬉しすぎる
また催促来ないかな・・と一人また顔を崩していた


そしてDVDの続きを見ているとクーが帰ってきて
キョーコの部屋に来る


小さな声で2人会話する
「どうだ?」


「あっ おかえり 何度か起きて飲み物だけ飲んだけど」


クーがキョーコの頭を触り

「まだ熱いな 当然か・・・」


久遠がタオルを濡らしまたおでこと首を拭いてあげる


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「キョーコは男に関しては全くの無知よ
付き合いなんて一切した事がない子なの 知ってるわよね?」


「はい」
kissさえまだだったんだ当然だな


「そのキョーコを今年の12月までにどうにか出来る?
18年恋愛経験の無い子よ

あと3ヶ月でどこまで気持ちを動かせるか私たちに見せて頂戴」


「あれだけ人気もあるのに恋愛経験が無いっていうのは
意図的に拒否してるか元々興味が無いかどっちだと思うから
かなり難しいわ」


「はい・・」

そうだよな すっかり妹モードで難しいのは分かる
それと母さんもキョーコの人気は知っていたのか・・


「簡単に言えば
12月のキョーコの誕生日までに

あなたに気のあるそぶりさえ見せたら
それ以上は待ってあげる
けど全く反応が無く興味が出なかったら娘(妹)として迎える
それで良い?」


「はい ありがとうございます」

久遠がジュリに深々と頭を下げる


「久遠

あなたがこんなに頭を下げてまでお願いなんてした事

無かったわね
本当に本気なのね?」


「はい 女性に関してはこれからも一切関係は持ちません
キョーコがそういうのは許さないだろうし

俺もかなり反省してます
そのために 車も変えたし・・」


「そうね 良い機会だから清算することね
車を急いで買ったのってそういうことだったのね。。全く。。」


ジュリが立ち上がり久遠の肩に手を乗せ

「何よりもあなたと一緒になってくれるのが一番嬉しいわ
頑張ってね 応援してるわ」


「一応キョーコには

手続きには時間がかかるとは言ってあるから」


「はい」と微笑む


ジュリが部屋から出て行った


床に座り込み

はぁ・・ どうにか今日中に母さんと話しがついて良かった
俺と結婚すればみんな一緒にずっと暮らす事も出来るし
そりゃその方が良いよな 母さんのためにも頑張らないとな


キョーコの気持ちをどう動かすか・・ な・・
俺の事を好きで居てくれたならまだどうにかなるかもしれない...


でもなぁ・・ キョーコって案外頭固いんだよなぁ
と頭を抱え込む


まぁ 何よりも電話に入れてある女子は全部消さないと

ベンチに座り研究室の女子でさえ消していく
残ったのは母ジュリとキョーコのみだった


消して分かった 女のアドレス多すぎ!!
男の倍以上あるって どんだけだ俺・・
しかも俺からかけることなんて一度も無いのに
何で入ってるのか謎・・


これ消してもかかってきたら意味無いよな
メアドも含めて変えるかなぁ

Natinal Do not Call Registryも

消して番号分からないから使えないし
明日変えてこよう


自分の部屋に戻ろうとトレーニングルームを出ると

荷物の存在を思い出す

あっ 車にそういえばDVD置きっ放しだった


車のハッチを開け借りたDVDを持ち部屋に戻る


キョーコ 部屋に戻ったっきり出て来ないな
いつもなら夕食とかで出てきてるはずなんだけどな
会ってくれないかもしれないけど ちょっと行ってみるか

自分の部屋を出て目の前のキョーコの部屋をノックする


コンコン
「キョーコ?」


まさか寝ちゃった?こんな時間に?


「キョーコ?」


何だか気になる

「キョーコ? 開けるよ?」


ドアーを開けると

キョーコがベッドに頭をつけて体は床の状態で倒れこんでた


「キョーコ!! どうしたの?」


抱きかかえキョーコに尋ねる


「久遠? 何かだるくて。。めまいがして。。」


そしておでこなどを触ると熱く

「着替えできる?なるべく薄着で」


「うん。。多分そのくらいは出来ると思う。。」


「俺 後ろ向いてるから着替えちゃって」


「う。。うん。。」


かなり時間はかかったがどうにか着替えたのを確認して
キョーコを抱き上げベッドに寝かせた


「寒いとか熱いとかどう?」


「熱い。。」


「分かった 寝ててね また戻ってくるから」


久遠は慌ててジュリにキョーコが倒れた事を伝えると

「久遠 まず先生のところに電話してちょうだい!」


「わかった」


数十分で知り合いの医者がやってきた
キョーコの部屋を案内すると診察を始め数分で出てくると


「風邪かと思ったけど ストレスの熱かもしれないね
一応解熱剤は置いておくから下がらなかったら飲ませてあげて
あと熱いらしいから布団は薄めのにしてあげて

冷たいタオルで首とか冷やしてあげてね」


「はい」


先生の応対はジュリに任せ
久遠は薄手の掛け布団とタオルなどの用意をして

キョーコの部屋に行く


「久遠 先生が帰ったわ」


「あっ 俺ついてるから大丈夫だよ」


「そう? 任せて大丈夫?」


「うん しかも俺 部屋が目の前だし」と笑う


「酷くなったりしたら またすぐ教えてね?」


「うん 母さん明日も仕事でしょ? 寝てていいからね」


「ありがとう じゃ よろしくね?」


久遠はキッチンに行き氷を持ってキョーコの部屋に行き
タオルを氷水で冷やし顔や首を拭いてあげる


「く。。おん。。?」


「うん 大丈夫? 俺がついてるから何か欲しいとか
他に体調悪くなったら言ってね? 喉渇いたりとかしてない?」


「何か飲みたいかも。。」


「うん 今持ってくるね」



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キョーコが知恵熱!(ノ´▽`)ノ




「俺はお前の気持ちを知っているから
いずれ一緒になってくれるのを待っていたかったんだが
ジュリがお前の気持ち知らないからな・・」


「お前彼女とか何人か居ただろう そんな姿を見て
1人と付き合うとか結婚なんてキョーコじゃなくても無いと思って
養女の話を持ち出してきたんだ」


ここでもやはり女か・・ そうだよな とっかえひっかえだったし
そう思われて当然だ 


「どうにかなりませんか 妹なんて俺 絶対に嫌です!
キョーコにも伝えたけど 妹になる気になってるし
俺・・ どうすれば・・ 本気なのに.. 」


泣いてはいないが久遠の悲痛な叫びがクーには聞こえていた


「キョーコが返事した時にジュリが早速書類を頼みだした
出来上がるまでどのくらいかかるか分からない
すぐかもしれないし 数ヶ月かかるかもしれない
どうする? ジュリを説得できるか?」


「やります」


「あと少しでジュリが帰って来ると思う
頑固なとこがあるが

息子のお前が頼めば折れるかもしれない頑張れ
お前に加担出来なくてすまんな」


「いえ 分かってますよ ありがとうございます」


父さんごめん・・
一番辛い位置だもんな 母さん側に就くのが当然だよ


まずは宣戦布告で電話でもしておくか
って戦うわけじゃないけどなと苦笑いをしジュリに電話をした


「もしもし 久遠です」


「まぁ 珍しい どうしたの? もう家に着くわよ?」


「大事な話があるんで」


久遠が真剣な声だったのでジュリも状況を読み

「分かったわ あと数分で着くから」


「すいません それじゃ」


ジュリが帰宅した
リビングで待つ久遠が早速出迎える


「母さん おかえり 早速話しがしたいんですけど」


「分かったわ まずどんな用件なのか知りたいんだけど」


「キョーコの事で」


「分かったわ。。 どこで話すの?リビング?」


「いえ 2人だけで話がしたいので・・」


「じゃ トレーニングルーム行ってて頂戴着替えたら行くから」


「はい」


久遠がトレーニングルームに行きジュリが来るのを待っていた
数分経つとジュリが入ってきた


ベンチにジュリが座り 久遠は立ったまま会話が始まる


「キョーコの事って もしかすると養子の話?」


「ええ」


「久遠はキョーコが家族になるの 反対なの?」


「家族になる事は反対しませんが 妹になるのは反対です」


「どうして?」仲が良いと思っていたのでジュリが驚く


久遠が今まで隠していたキョーコに対する思いを
ジュリに説明する


「ぇ? 今までそんな態度とか一切出した事も
話もしたことなかったじゃない どうして今まで黙ってたの」


「すいません・・」


「でも久遠? あなた複数の女性居たわよね?」


「数年前には居たけど 今は全て断っているので居ませんよ
キョーコが今回来る事になって断ってます」


「そうなの?
でも 娘の母親として言うとあなたに娘は託せないわ
言ってる意味分かるわよね?」


「はい・・」


今は居なくても長い間そんな女性関係があれば
いずれはと思われ もう無いと言っても信用はない


しかしジュリも考える
久遠がこうなったら良い方向に向かうかもしれない


「でも娘だといずれ いえ年齢で言うと数年先には嫁いで
私たちの前から居なくなっちゃうわね。。10年も一緒に居れるかしら。。」


「っ.. 他の男のもとにとかそんな話しないでください!
絶対 そんな事はさせない・・」


ウィリアムを筆頭に色んな男の顔が脳裏をよぎる

他の男に彼女を触らせるわけがない
18年間守られてきた唇を俺が貰ったんだ
それ以上も全て俺ものにする そして一生離さない


久遠は今まで

1人の女性に執着した事が無いため気づいてないが
キョーコに対しての束縛・嫉妬心は計り知れない


この子が執着とか嫉妬なんて今まであったかしら?
多分始めて見せるんじゃないかしら。。
しかも昔のようなそんなに目で見えない相手に血走って
本当に本気のようね


「久遠はどうしたいの?
今は妹にしないでただ好きで付き合いたいだけなの?」


「付き合うとかそんな事は考えてませんよ」


「どういう事? 好きなんでしょ?」


「一生 俺だけの人にするんです」


「呆れたわ。。いきなりそっちに行くのね
何でそこまで本気で思ってて

今まで何のアクションも無かったの?」


「3年前はまだ彼女も俺も若くて
将来的な事まで考えてなかったのは事実です
今が楽しければ良いとか・・」


そうね。。久遠でさえ当時はまだ10代だもの当然よね


「でも 大学に行くようになって思ったんです

彼女に会いたいって
旅行で会いに行くんじゃなくてもっと長い時間一緒に居たいって
それで今の学科を選んでいずれ日本に行きたいと」


ジュリがため息をついて
「そこまで考えていたの?

ほんとに聞けば聞くほど呆れるわね。。
でもまぁ あなたもまだ22歳で学生だし結婚とか将来的な事を
考えられないのは分かるわ 男だし遊ぶのも分かる」


ジュリが考える

もしキョーコが嫁いでしまったらと考えると
一緒に居られるのは約10年くらいだろうか下手すれば5年以内
久遠は実の息子だから一緒になってくれれば一生居られる
しかしまだ22歳 男の22歳なんて遊びたい盛りだ


「久遠 あなたも私にとっては大事な息子」


「はい」


「キョーコと一緒になってくれれば それが一番嬉しいわ」

久遠が少しホッとする


「でも ちょっと女性に関していうと遊びすぎたようね」


「はい・・」
やっぱりダメなのか・・



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